ホームページの原稿作りで、知っておきたい7点。

ホームページの原稿作りで、知っておきたい7点。

ホームページ原稿作りで、知っておきたい7点を説明しました。ホームページ集客に役立つ、原稿の作り方を知りたい方に適した内容です。単なるテクニックだけでなく、伝えることの本質についても説明しているからです。

なぜホームページの原稿作りは、文章が重要なのか?

あなたは、「ホームページの原稿は、どのように作ったらよいのだろうか?」と疑問を持たれたために、このページをご覧になっていると思います。確かにホームページを作るにあたって、原稿作りは内容に直接影響するので、気になるところではないでしょうか。

ところで、ホームページの原稿作りでは、文章が非常に重要です。なぜなら、メインは文章であり、画像は文章を補うものでしかないからです。したがって、いかに伝えたいことが伝わる文章を書くかが、原稿作りでは極めて重要なポイントです。

ここで写真をご覧ください。この文章は伝わりにくいのですが、それはなぜでしょうか?

看板

書いてある内容を書き起こしてみると、次の通りです。

  • タイトル:お知らせ
  • 容:
    来る8月28日(日)午前7時30分から○○小学校、□□公民館、△△体育館において市民防災訓練を行います。

この看板は近々防災訓練があることを知らせています。一見すると問題なさそうですが、実は問題だらけなんです。そこで、この文章を例文としてどこに問題点があるのかを指摘しながら、ホームページの原稿作りに必要な文章を説明していきます。

ホームページの原稿作り、この7点を押さえよう!

それでは、ホームページの原稿作りついて、押さえておきたい7点を説明します。

ホームページの原稿に必要な、文章の要素とは?

まず前提知識として、ホームページの原稿に必要な、文章の要素をお話しします。細かく挙げるときりがないので、以下の5つの要素にまとめました。この5つの要素をうまく盛り込むことで、非常に伝わりやすい文章を書くことができます。

  1. 対象者が明確であるか?
  2. 伝えたいことが明確であるか?
  3. 前提となる知識が不要か?
  4. 読み手の状況に合わせているか?
  5. 読み手の心理を理解しているか?

一見すると、ごく当たり前のことのように感じるでしょう。しかし、いざ文章を書くと、これらの要素がうまく盛り込まれていないことが多いんです。では、先ほどの看板はどうでしょうか? ホームページの原稿に必要な文章の要素が、盛り込まれているのか確認しましょう。

1.対象者は明確であるか?

看板の対象者は明確でしょうか? 基本的には問題は感じません。なぜなら、この看板は道路わきに置いてありましたので、通行人や自動車のドライバーが、対象であることが明確だからです。内容的に見て、その地域の住人すべてに向けた看板だから、対象を絞る必要もありません。

ちなみに具体的な対象者は、明らかに大人でしょう。なぜなら、漢字が多く、ふりがなもありませんので、子ども向けの書き方をしていないからです。内容的に見ても、子どもが読むようなものではありませんので、やはり対象者は明確に大人だということがわかりますね。

もし、文章で対象者を明確化するならば、「○○町会のみなさまへ」というようにすればよいと思いますが、今回は必ずしも必要ではないでしょう。

2.伝えたいことが明確であるか?

伝えたいことが明確でしょうか? こちらも問題はないでしょう。なぜなら、防災訓練があるということをしっかり伝えているからです。看板にはちゃんと『市民防災訓練を行います。』と書いてありますから、何が行われるのかは誰でもわかります。

ただし、この文章からは、市民防災訓練がどんな内容なのかはわかりません。しかし、この看板で伝えるべきは、訓練があることの一点だけです。余計なものをそぎ落として、伝えたいことを絞っている点で、むしろ評価しても良いのではないでしょうか。

したがって、伝えたいことが明確であると言えます。

3.前提となる知識が不要か?

前提となる知識が不要でしょうか? 前提となる知識が不要というのは、特別な知識がなくても読める文章であることを指します。こちらも特に問題はないと思われます。なぜなら、知識が必要となる言葉が含まれていないからです。

小学校、公民館、体育館の名前が挙がっていますが、「どこにあるんだ?」と場所がわからない方もいらっしゃるかもしれませんね。すると、土地勘という前提知識が必要に感じますが、地域住民に対するお知らせですから、建物の名前さえわかれば問題ないと思われます。

つまり、場所の説明までは必要ないと言えるでしょう。なお、その地域に引っ越してきて間もない方にはわからない可能性がありますが、そこまで考えるときりがないと思われます。したがって、前提となる知識は不要であると考えられますね。

4.読み手の状況に合わせているか?

読み手の状況に合わせているでしょうか? これには問題があると思われます。なぜなら、一部の対象者は文章を読めないからです。もう一度確認しておくと、看板が設置してあるのは道路わきですから、自動車のドライバーも対象者です。

看板を目の前でじっくり見ると、問題を感じないでしょう。しかし、通過する自動車から見ると、何のことかさっぱりわからないんです。なぜなら、日曜の朝に何をするのか、内容を読み切る前に看板の前を通過してしまうんですよ。なぜ、このような問題が起こってしまうのでしょうか?

答えは非常に単純で、運転者からどう見えるのかを考慮していないからです。看板の担当者は、車を運転しないのか、あるいはそんなことを一切考慮せずに作ったと思われます。では、どのように書けば問題がないのかというと、結論を最初に書くんです。

この看板であれば、『市民防災訓練を行います。』を頭に持って来ればよいわけです。そうすれば、何があるのかわかりやすくなるので、ドライバーからも読みやすくなるでしょう。このように、文章の組み立て方を変えれば、読み手の状況に合わせられます。

5.読み手の心理を理解しているか?

読み手の心理を理解しているでしょうか? これも問題があると言えるでしょう。なぜなら、タイトルの付け方に問題があるからです。タイトルの付け方はとても重要で、注目を集めることと、文章を読んでもらえるように、興味をそそるための役割があります。

例に挙げている看板は、タイトルが『お知らせ』となっているので、注目を集めづらいんです。つまり、根本的にタイトルがまずいでしょう。本来なら、『お知らせ』ではなく『防災訓練』とすべきです。タイトルや冒頭で注目してもらわないと、誰も読んでくれません。

なぜなら、読むという行為は頭を使うので、興味がない限りできるだけ読まないようにするのが、人間の習性だからです。頭を使うとエネルギー消費が大きく、疲れるからそうなるのでしょうね。だから、注目してもらえるように、タイトルや書き出しを大事にしないといけないんです。

このように、タイトルの付け方を工夫することで、読み手の心理を理解した書き方にできます。

慣れないうちは、結論を冒頭に持ってくる。

上記5つを意識して文章を書けば、非常にうまく伝わるようになるでしょう。しかし、慣れないうちは文章の組み立てが難しいと思いますので、結論を冒頭に持ってくるようにしてください。なぜなら結論が冒頭にあると、自然な形で5つのポイントを守れるからです。

しかし、多くの日本人は冒頭に結論がある文章は、なかなかうまく作れないでしょう。なぜなら、日本語の文法はほとんどの場合、結論を最後にするからです。したがって、日常会話から意識して文法を変えると、慣れるのではないでしょうか。

それで、5つの要素を入れると、先ほどの文章は次のように書き換えられます。

看板 改良後

  • タイトル:市民防災訓練を行います
  • 容:
    日時 8月28日(日)午前7時30分
    場所 ○○小学校、□□公民館、△△体育館

どうですか? かなり分かりやすくなったのではないでしょうか。文言はほとんど変えずに、箇条書きのような形になりましたが、これくらいにしないと伝わらないと思います。なぜなら、短時間のうちに、いくつもの情報を頭に入れる必要があるからです。

この例文が「正解の文章です」とは言いませんが、このような、読み手のことを考えた工夫が必要であることを、ご理解いただきたいと思います。

まとめ:受け手が主人公の文章を考えてください。

いかがでしたか?

ホームページの原稿作りで、知っておきたい7点を説明しました。ホームページの原稿に必要な文章の要素、対象者は明確であるか、伝えたいことが明確であるか、前提となる知識が不要か、読み手の状況に合わせる、読み手の心理を理解する、結論を冒頭に、などがありました。

繰り返しになりますが、説明した5つのポイントを押さえるのが、伝え方の基本です。そして、最も理解していただきたいのは、受け手が理解しやすい文章を書くための手段である点です。決して型にはめれば、良い文章が書けるという意味ではありません。

ホームページの原稿作りに必要な文章とは、「受け手が主人公の文章」であると言い切れます。そして、それを具体的にすると、5つのポイントとして表すことができるわけです。ぜひ、文章を書くときの参考にしていただき、ホームページの原稿作りにお役立ていただければ幸いです。

以上、「ホームページの原稿作りで、知っておきたい7点。」と題して説明しました。