SEOで集客、知っておくべき5つの問題点とは?

SEOで集客、知っておくべき5つの問題点とは?

SEO集客するときに、知っておくべき5つの問題点を説明します。読者対象は、SEOでアクセスを増やし集客を行いたい方です。SEOと集客の本質を説明していますので、本来行うべき対策の重要なポイントがわかります。

なぜSEOでの集客に、問題点があるのか?

集客のためにSEOを行う方は、多いと思います。なぜなら、SEOがうまくいけば検索で上位に表示されるからです。上位表示されれば、アクセスを稼ぐことができるわけですが、そこには大きな問題点があります。それは、「本当に、SEOが集客になるのか?」という点です。

確かに、SEOがうまくいけばアクセスが増える可能性は高いですが、果たしてアクセスが増えただけで集客ができると言えるのでしょうか。つまり、SEOは問題点を認識して正しく行わないと、集客にならない可能性が高いのです。

そこで、SEOで集客を行う際に知っておくべき問題点と、その解決策を説明しましょう。

SEOで集客する時に、知っておくべき5つの問題点。

それでは、SEOで集客する時に知っておくべき5つの問題点と、その解決策を説明します。

問題点1:SEO=集客ではない。

まず知っておくべきなのが、「SEO=集客ではない」という点です。すると、「SEOはアクセスが増えるのだから集客でしょ」と思われる方は多いと思います。確かに、集客を「める」と解釈すればその通りで、アクセスが増えれば集客と言えます。

しかし、集客の解釈は「中する、特定のに」と考えてほしいんです。つまり、お客を集めることを集客と考えてしまうと、必ずしもうまくいかないのです。なぜなら、全く購入や問い合わせをする気のない人が集まったのでは、ほとんど意味がないからです。

したがって、多少なりとも「購入や問い合わせをする意思がある人」を集めることを、集客と呼びます。ここの解釈を間違えてしまうと、SEOでアクセスが増えただけで集客に成功したと、勘違いしてしまうのです。SEOが、直接的な集客ではないことを理解してください。

問題点2:SEOだけではアクセスが増えない。

実は、SEOだけではアクセスが増えません。アクセスを増やすためには、別の仕掛けが必要です。なぜなら、SEOは検索で上位に表示されるだけだからです。よく考えてください、検索結果の上位にあるからと言って、何の躊躇もなくリンクをクリックするでしょうか?

1位に表示されたサイトよりも、2位や3位のサイトの方が魅力的に感じたら、そちらをクリックするのではないでしょうか。つまり、SEOで上位に表示されたからと言って、確実にアクセスが増えるとは言い切れないということです。

では、具体的に何をするのかというと、検索結果に表示されるリンクとその下にある説明文を、魅力的な内容に変えます。これは、ホームページの titleと description の2つのタグに設定された文字列を修正することで可能です。(検索結果には、これらの内容が表示されます。)

もちろん、良質なページが少なければ、上位表示だけでアクセスが増えるでしょう。しかし、ライバルが多い場合は差別化が必要なので、コンテンツと併せて、title と description を魅力のある内容に変えてください。つまり、積極的に選ばれるように、仕掛けるということです。

このように、SEOだけではアクセスが増えない可能性がありますので、ページを閲覧してもらえるように仕掛ける必要があります。もちろん、アクセスが増えるだけでは集客になりませんが、アクセスが無いのでは集客以前の話ですから、とても重要ですよ。

問題点3:SEOは検索エンジンを意識することではない。

SEOは、検索エンジンを意識することではありません。意識すべきはユーザーです。確かに、SEOは日本語訳すると「検索エンジン最適化」となりますが、現在はそのまま解釈すると問題があります。なぜなら、最新のSEOではやり方が変わってしまったからです。

以前のSEOは、明らかに検索で上位表示することだけが目当てでした。そしてその結果、大して中身が無いサイトでも、上位表示する例が多くなりました。つまり、役に立たないコンテンツが上位にのさばるという非常に問題のある状況に、陥ったわけです。

そこで、検索エンジンは改良を続けて、良質な役に立つコンテンツを上位表示するように、大きく変貌を遂げました。つまり、検索エンジンに向けられた視線を、ユーザーへ向けるようにしたのです。実際に、ユーザーの方を向いているコンテンツは、確実に上位表示されています。

したがって最新のSEOは、ユーザーのためにコンテンツを作ることであると理解してください。すると、副産物として検索で上位表示されます。

決して、検索エンジンを甘く見ないでください。ある種のAI技術が働いているようで、極めて正確に良質なコンテンツを見極めていますよ。

問題点4:単なるSEOコンテンツでは、コンバージョンが増えない。

単なるSEOコンテンツでは、コンバージョンは増えません。コンバージョンとは、購入や問い合わせといった実際の行動に移ることですが、コンバージョンを増やすには、気づきのあるコンテンツが必要です。なぜなら、心が動かないとコンバージョンに移らないからです。

これも多くの方が勘違いしていますが、SEOでアクセスを増やせば、コンバージョンが増えるだろうと考えていることです。それは、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」という考え方でしかありません。コンバージョンを増やすには、ユーザーに感動を与えるコンテンツが必要です。

SEOだけを意識したコンテンツでは、「解決策がわかった」という程度の印象しかユーザーに与えられません。しかし、そこに『気づき』を追加することで、「なるほど、そうだったのか!」と感動を与えられます。感動があると、確実にコンバージョンに近づきます。

ユーザーの心が動かないと、コンバージョンは獲得できません。単なるSEOコンテンツを作るのではなく、気付きがあるコンテンツを作ることで、コンバージョンが得られるようにできます。

問題点5:SEOで集客するには、ユーザー中心のコンテンツが必要。

結局、SEOで集客するためには、ユーザー中心のコンテンツを作る必要があります。ここまでいろいろと説明してきましたが、単に検索で上位表示されるだけでは不十分で、アクセスを増やせばよいわけでもありませんでした。必要なことは、ユーザーの心を動かすことです。

なぜなら、ホームページは本来、ユーザーのために作るものだからです。先ほどもお話しした通り、検索エンジンを相手にしたSEOを行っている方が、非常に多いです。しかし、それでは本末転倒なのは間違いありません。あなたは、誰に商品を買ってほしいのでしょうか?

検索エンジンに買ってほしいわけではありませんよね。買ってほしいのは人間、つまり検索ユーザーのはずです。だとしたらSEOで集客するためには、必然的に、ユーザーを中心としたコンテンツを作ることになるのではないでしょうか。

幸い、現在の検索エンジン(特に Google )は、ユーザーのために作られたホームページを優先的に上位表示します。したがって、「SEO=ユーザーのためのコンテンツ作り」と言えます。そして、本当にユーザーのためになっていれば、自然と集客になるのです。

SEOで集客したいなら、ぜひユーザー中心のコンテンツを作ってください。

まとめ:主役は役立つコンテンツで、SEOはその副産物です。

いかがでしたか?

SEOで集客、知っておくべき5つの問題点を説明しました。SEO=集客ではない、SEOだけではアクセスが増えない、SEOは検索エンジンを意識することではない、単なるSEOコンテンツではコンバージョンが増えない、SEOで集客するにはユーザー中心のコンテンツが必要、などがありました。

お話しした問題点は、多くの方が勘違いされていることでした。ご理解いただきたいのは、SEOはそれだけで集客できるような、万能薬ではないということです。SEOは、あくまでも集客力アップの一端を担うものであって、主役ではなくむしろ脇役です。

主役はユーザーの役に立つコンテンツであって、その副産物が検索での上位表示です。つまり、現在のSEOは積極的に行うものではなく、「結果的にSEOになった」という程度のものであると認識すべきでしょう。したがって、「役に立つコンテンツは、SEO効果がある」と考えるべきです。

集客力のある役に立つコンテンツを作ると、自然にSEO効果が表れるものであって、SEOで集客できるものではないことを、ご理解いただければ幸いです。

以上、「SEOで集客、知っておくべき5つの問題点とは?」と題して解説しました。