検索順位
を上げる、知っておくべき7つのポイントを説明します。読者対象は、自サイトの検索順位を少しでも上げたい方です。検索順位に最も関係する、ユーザーの検索意図を理解する方法について詳しく説明しています。
なぜ、検索順位を上げることが重要なのか?
多くの方が、自社サイトの検索順位を上げることに躍起になっています。おそらく、あなたもそうだと思いますが、なぜ検索順位を上げたいのでしょうか? それは、検索順位が上がればアクセス数の増加が見込めるからではないでしょうか。
アクセス数が増加すれば、それだけ問い合わせが増える可能性も高くなります。すると、多くの方がSEO対策を行いますが、やみ雲にいろいろな手法を実施してもうまくいかない可能性があります。実は、最もすべきことは検索ワードからユーザーの検索意図を理解することです。
つまり、検索意図に見合った内容のホームページが作れれば、検索順位を上げることが高い確率で可能です。そこで、どうすれば検索ユーザーの意図に沿ったホームページが作れるのか、詳しくお話ししましょう。
検索順位を上げる時に知っておくべき、7つのポイント。
それでは、検索順位を上げる時に知っておくべき、7つのポイントを説明します。しっかりと目を通して頭に入れましょう。
検索エンジンごとの特徴とは?
最初に、検索エンジンごとの特徴について知っておきましょう。現在の検索エンジンは、ザックリと3つあります(昔はもっとたくさんありましたが、実質この3つに集約されました)。
- Google(グーグル)
- Yahoo!(ヤフー)
- Bing(ビング)
上記検索エンジンのうち、 Google と Yahoo! でほとんどのシェアを占めています。したがって、この2つの検索エンジンを押さえればよいのですが、実際は Google だけをターゲットに対策すれば問題ないでしょう。なぜなら、 Yahoo! は Google のエンジンを採用しているからです。
では、検索結果にはどのような特徴があるのでしょうか? 現在のところ、 Google 系は内容が非常に重視されていて、Bingはタイトルの影響が強いようです。したがって、しっかりとした内容と分かりやすいタイトルがあれば、すべてを網羅できると言えるのではないでしょうか。
つまり、「基本的にはGoogle対策で、しっかりとした内容のページを作ることができればよい」ということが言えますので、まずはこれを頭に入れておいてください。
同じエンジンの Google と Yahoo! ですが、検索結果が微妙に違う場合があります。
検索順位の調べ方とは?
続いて、具体的な作業をやってみましょう。まず何と言っても、自サイトの検索順位を調べなくてはいけません。上位表示していれば、無理に何かする必要なんてありませんからね。やり方はとても簡単で、実際に各検索エンジンでキーワードを入れて検索するだけです。
そして、結果が表示されたら自社サイトが何番目にあるのか、ご自分で上から順番にリンクの数を数えてください。ただ注意点があって、検索結果に広告が表示された場合は、それは数えないでください。広告の下のリンクが1位ですので、そこから数えます。
これで、何位に表示されているのかが調べられると思います。
SEO関連のツールを見かけますが、順位を調べることには有効かもしれません。しかし、順位を上げるための対策としては、テクニカルなことしか教えてくれませんので、鵜呑みにはしないほうが良いかもしれませんね。
検索順位が決まる仕組みとは?
各検索エンジンで、検索順位が決まる仕組みについて考えてみましょう。先ほど特徴のところで少し触れましたが、基本的には「ホームページの内容が検索意図に合致している度合い」で、検索順位が決まります。つまり、意図に対する合致度が高ければ上位に表示するのです。
ただ、傾向として Google系は内容を重視し、Bingはタイトルを重視するようです。もちろん、タイトルに見合った内容になっていることは必須です。それでは、もう少し具体的に考えてみましょう。
例えば、「金沢 寿司」という検索ワードだと、2通りの検索結果が予想されます。
- 金沢市にあるお寿司屋さん。
- 金沢市ならでは(金沢名物)のお寿司。
実際に検索すると、お寿司屋さんが表示されます。すると「金沢 寿司」の検索意図は、「金沢のお寿司屋さんが知りたい」ということだと分かります。逆に言えば、多くの方は金沢市のお寿司屋さんが知りたいから「金沢 寿司」という検索ワードを使ったんですね。
もちろん、人間の心は見えませんので、本当はどうなのかわかりません。ただ、検索エンジンではそのように判断しているので、それに合わせたホームページ作りが必要になるんです。
検索順位を上げる方法とは?
では、どのようにすれば検索順位を上げられるのでしょうか? 先ほど説明した通り、検索意図に正確に答えているページが上位にきますので、それに合わせる必要があります。具体的には、検索ワードからユーザーの検索意図を正確に読み取ることが第一歩です。
先ほどの例で考えると、「金沢 寿司」という検索ワードは金沢市のお寿司屋さんが知りたいという意図でしたので、「お寿司屋さん」か「お寿司屋さん紹介」のホームページを作成すればよいことがわかります。作成済みなら、意図に合致するように内容の見直しが必要でしょう。
具体的には、お寿司の特性を考えます。例えば、新鮮なネタを取り揃えているとか、とてもリーズナブルだとか、よそで提供していないようなネタがあるとか、検索ユーザーが求めていると考えられる情報を盛り込みます。できれば、他のサイトでは提供していない要素もほしいところです。
もっと平易な言い方をすると、「これは役に立つぞ!」と誰もが思うような内容です。このように検索意図に対して正確に答えつつ、オリジナリティがあるホームページに仕上げることが、検索順位を上げる方法だと言えます。
検索順位が上がらない理由とは?
ところで、検索順位が上がらずお困りの方は多いと思います。検索順位が上がらない理由は、一体どこにあるんでしょうか? 簡単に言えば、検索エンジンが「このページは検索意図からずれている」と判断していると考えられます。
やはり、先ほどの「金沢 寿司」で考えてみると、「金沢市ならではのお寿司」を紹介したページを作った場合が該当するでしょう。この検索ワードの意図は「お寿司屋さん探し」ですから、お寿司そのものを紹介しても明らかに意図からずれています。
たとえどんなに優れたページ内容であったとしても、意図からずれているのであれば、検索エンジンとしては紹介できませんよね。では、どのようにすればよいのかというと、答えは2つあるのでそのどちらかになります。
- 内容をお寿司屋さんの紹介に変える。
- 狙う検索ワードを変える。(例:「金沢 寿司ネタ おすすめ」など)
ただし、検索ワードを変えた場合は注意が必要です。それは、検索ワードが存在しなければ、1位表示されてもほとんどアクセスが無い点です。そこで、「金沢でしか食べられない寿司を提供しているお店」を紹介する内容にすれば、検索意図にかなり近くなるのではないでしょうか。
つまり、自分が表現したいものを、いかに検索意図に近づけるかという視点が重要なんですね。
検索ワードの選び方とは?
ところで、肝心の検索ワードはどのように選べばよいのでしょうか? これは、予想される検索ワードを考えて、実際に検索してみることで選択の指標にできます。例えば、 Google の検索ボックスにキーワードを入れると、さらにキーワードが表示されますよね。
これをサジェストと言いますが、このサジェストが出るかどうかで判断ができます。つまり、考えた検索ワードを検索ボックスに入力して、サジェストが出れば有効なキーワードだし、そうでなければ有効ではないことがわかります。
検索がどれくらいの件数あるのか、ボリュームまでは分かりませんが、少なくとも検索ワードとして存在していることは分かります。そして、検索ワードとして存在が確認できたら、後は実際に検索してどのような意図なのかを探りましょう。これで検索ワードが選べますね。
検索順位が変動する?
検索順位で、「先日まで1位だったのに、気付いたら3位になっていた」ということがあるのではないでしょうか。検索順位は不動の場合もあれば、頻繁に変動する場合もあります。これはいくつかの理由が考えられますが、一番は検索意図に対してわずかに外している可能性です。
検索意図に沿っていると上位表示するのが前提と考えれば、うなずけると思います。ページの内容をよく確認してズレを修正するしかないでしょう。他に考えられるのは、検索エンジンのアップデートにより、検索意図に対する判断基準が変わった場合です。
検索エンジンは頻繁にアップデートされるので、判断基準が変わることは十分考えられます。ただ、検索意図に対する基準が大きく変わることは考えにくいので、順位を安定させるためには意図を正確に理解して、ページを作ることが唯一の方法ではないでしょうか。
まとめ
いかがでしたか? 検索順位を上げる、知っておくべき7つのポイントを説明しました。
今回ご説明したのは、検索エンジンごとの特徴とは?、検索順位の調べ方とは?、検索順位が決まる仕組みとは?、検索順位を上げる方法とは?、検索順位が上がらない理由とは?、検索ワードの選び方とは?、検索順位が変動する?、など7つのポイントでした。
検索意図に沿った内容にすることで、検索順位は確実に上がるでしょう。ただし注意していただきたいのは、検索順位が上がっても、アクセス数が思ったほど増えない場合がある点です。それは、検索意図はあくまでも Google の判断であって、ユーザーの想いではないからです。
また、実際にユーザーの検索意図とマッチした内容でも、タイトルやディスクリプションでそれを説明していなければ伝わりません。したがって、検索意図を読み取ると同時に、それをしっかり伝えることも忘れないでいただきたいと思います。
以上、「検索順位を上げる、知っておくべき7つのポイント!」と題して説明しました。