ホームページ作成
の前に、知っておきたいポイントを説明します。ホームページ作成前の方だけでなく、既に作成した方でも役立つと思います。初めての方が見落としがちな、アクセス施策について分かりやすく解説しているからです。
なぜホームページ作成は、アクセス施策が重要なのか?
最近は社会情勢の影響もあって、「集客のためにホームページを作成したい」と思われる方がとても多いです。しかし、ホームページを作ったはいいけれど、思うように集客できないという方も少なくありません。もちろん、うまくいっている方もいらっしゃいますね。
つまり、ホームページを作成しただけでは集客に役立たないということなんですね。では、何が問題なのかと言えば、ホームページはデザインや技術的な部分が先行してしまって、アクセス施策という重要なポイントが抜け落ちてしまうことが非常に多い点です。
見た目に優れたホームページが多いですので、無理もないのかもしれませんが…。ホームページ作成そのものは、各種ツールのおかげでとても簡単ですからご安心を。大事なのは、「最も難しいアクセス施策にどれだけ力を注げるか」なんです。
そこで、ホームページ作成の前にぜひ知っておいてほしい、アクセス施策という視点についてしっかりご紹介しようと思います。
ホームページ作成の前に、アクセス施策を理解しておこう!
それでは、ホームページ作成の前に、知っておくべきポイントとして、アクセス施策を中心にお話ししていきましょう。多くの方が見落としがちですので、しっかりと目を通してください。
ホームページを作成しても、誰も見に来ないんです。
「ホームページを作成しても、だれも見に来ませんよ」というと、きっとあなたは「そんな馬鹿な、一生懸命作ったのだから、誰かが見てくれる!」と反論されると思います。怒らないでいただきたいのですが、ゼロではないにしろ、ほとんど見てもらえないのは間違いないでしょう。
なぜなら、ホームページを作成しただけではアクセスを集められないからです。実はここが知っていただきたい重要なポイントで、ホームページを作ったらアクセスが来るわけではないのです。アクセスを集めるための施策を行わないと、だれも見てくれないことに気付いてください。
どういうことかというと、例えばあなたが街を歩いていて、ちょっと1本裏道に入ったとします。すると「あれ、こんなところにお店がある!」と新しい発見をすることがあるでしょう。ところが、これをインターネットに置き換えると、そのようなことは皆無なのです。
インターネットをふらふらと彷徨って、偶然ホームページにたどり着くということが果たしてあるでしょうか? 答えはノーです。
まずは、この実店舗とインターネットの違いに気付いていただければと思います。
考えるべきは、どうやって存在を知ってもらうかです!
ホームページ作成で考えるべきは、どうやってそのホームページの存在を知ってもらうかです。もちろん、デザインや決済システムなど重要なポイントは多々ありますが、それはツールやテンプレートが多数用意されていますので、比較的簡単に作れます。
ところが、新規作成したホームページの存在を知ってもらうのは、一筋縄ではいきません。どんなに素晴らしいホームページを作っても、だれもその存在を知らないのでは、ユーザーのアクセスは望めないからです。ですので、存在を知らしめる方法を考えることが重要なんですね。
では、どうやってホームページの存在を知らせるのでしょうか? 先ほどお話しした通り、偶然の出会いはほぼありません。そこで考えていただきたいのですが、最も簡単な思考方法として自分ならどうやってホームページにたどり着くのかをイメージしてみてください。
あなたはどのようにして、1回もアクセスしたことのないホームページにたどり着くのか、さらに深堀してみましょう。
ユーザーはどうやってホームページにたどり着くのか?
ネットユーザーは、どのようにしてホームページにたどり着くのでしょうか? 真っ先に思いつくのはテレビ CM や新聞広告を見た人が、気になってネット検索するというパターンでしょう。この場合だと、店舗名や会社名を検索してトップページにたどり着くということになりますね。
一方で、何か解決したい問題があるとか購入したいものがあるなどの理由で検索してたどり着くというパターンもあります。例えば、排水溝が詰まったために、メンテナンスしてくれる業者を探しているような場合です。やはり、トップページにたどり着くと思います。
また別のパターンとして、DIY の情報(外壁塗装を自分でやってみるなど)を探している人がたどり着くという場合もあります。これは、お店のブログで発信されている情報にたどり着いた結果、結局DIY をあきらめてお店に依頼するというパターンです。
他には、SNSで何らかの情報を発信していると、そこを経由してホームページにたどり着くという場合も十分に考えられます。どうですか、アクセスルートについて脳内の整理ができましたか?
検索のパターンと、たどり着くページの関係性にも注目しましょう。
ユーザーが使う検索ワードの重要性とは?
アクセスルートが分かったところでお気付きいただきたいのが、検索ワードの重要性です。というのも、検索ワードによってユーザーがたどり着く(着地する)ページや行動、あるいはニーズなど様々な情報が把握できるからです。なので、検索ワードを重要視するのです。
それでは、先ほど具体例として説明した、いくつかのパターンについて考えてみましょう。
お店の名前を検索する人は、ネット以外の媒体で名前を知ったということです。したがって、厳密にはネットを使った集客ではなく、新聞やテレビ CM による集客だといえます。つまり、入り口は従来メディアで、行き着く先がホームページであることが分かります。
一方で、自分のやりたいことや困りごとを検索ワードに使った人は、検索でホームページを発見していますので、これは紛れもなくネット集客です。したがって、ネットを使って集客したいときは、この「やりたいこと」「困りごと」を狙う必要があるわけです。
また、SNSからアクセスした人の場合も同様で、ハッシュタグに「やりたいこと」「困りごと」を設定していると、それを検索してたどり着くことになります。(SNS上の会話の中で「○○という店が良いよ」と紹介されてたどり着く場合もありますね。)
つまり、ホームページ作成では「自分の店(会社)にはどんな人がどのようなキーワードで検索してたどり着くのだろうか?」というポイントを押さえる必要があるんですね。
検索ワードをテーマにして、ホームページを作成しよう!
では、具体的に何をすべきなのでしょうか? 基本的には、検索ワードに対応したページを作ることに尽きます。ただし、考えられる検索ワードをただ並べても何のことだか分かりませんし、検索エンジンも変なページとして取り合ってくれない可能性があります。
例えば、「排水溝 詰まり 直す」のような検索ワードが考えられるとしたら、排水溝のつまりを直す方法を伝えるか、当店が直しますよということを伝えるわけです。ようするに、この3つのワードをテーマとして捉えて、それに見合った内容のホームページを作るのです。
こうすれば、困りごとを抱えたユーザーがホームページにたどり着いてくれることになります。もちろん、ライバルが多ければ簡単にはいかないと思いますが、基本的な考え方だとご理解ください。なお、これを突き詰めると「SEO対策」と呼ばれるものになります。
まとめ
ここまでホームページ作成の前に、知っておきたいポイントを説明してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ホームページ作成に取り組まれる方が最近急増していますが、デザインや仕組みをつくることばかりに気を取られて、どうやってユーザーを呼び込むかというアクセス施策を忘れている方が大変多いように感じます(全く気付いていない方も少なくないです)。
繰り返しになりますが、ホームページを作成しただけでは集客になりません。作ったホームページにユーザーを呼び込む方法を考えて、初めて集客ができるのです。この観点が抜け落ちていると、いつまでたってもアクセスがないホームページになり、集客に失敗してしまいます。
できるだけ多くの方にホームページ集客を成功させていただきたく、今回このページを作成いたしました。ホームページ作成に、少しでもお役立ていただければ幸いです。
以上、ホームページ作成の前に、知っておきたいポイントについてお話ししました。