母の日
のキャッチコピー、販促に使える7つのパターンです。母の日を商機として、売り上げを伸ばしたい方に最適です。販促に使えるキャッチコピーだけでなく、お客様がどんな商品に興味を持っているのかも説明しているからです。
なぜ母の日キャッチコピーが、重要なのか?
母の日と言えば、年に数回訪れる書き入れ時の一つですよね。「よしっ、ガンガン売るぞ!」とスーバーやデパート、ネット販売などでキャンペーンを繰り広げます。そして、ライバル店舗に少しでも差をつけてたくさん売りたいでしょう。そんな時重要なのがキャッチコピーです。
良いものが作れれば、売り上げに対して確実に貢献するでしょう。そこで、販促のためのキャッチコピーをご紹介しますが、紹介前にそもそもキャッチコピーとは何か、簡単に触れておきます。一言でいえば、キャッチコピーとは、お客様の心を掴むためのものです。
もう少し具体的にお話しすると、お客様の抱える問題が解決するとか、欲求が満たされることが伝わるということです。つまり、何の興味もない人を引き付けることは極めて難しいので、問題を抱えている、特定の人に絞るということなんです。
このようにしてターゲットを絞れば、中途半端な表現が無くなるので、非常に強いメッセージを発信できます。多くの方が『カッコいい一言』みたいなものを想像するようですが、決してそうではありません。『問題の解決策がある』ことを伝えるのがキャッチコピーですよ。
母の日キャッチコピー、7つの具体例。
キャッチコピーの概念が分かっても、実際に作ってみなければ結局はよく分からないと思います。そこで、母の日を題材にして7パターンご紹介しますので、参考にしてみてください。基本はネット用ですが、店舗でも十分使えるものになっています。
母の日は、○○がやっぱり一番喜ばれます。
「母の日は、○○がやっぱり一番喜ばれます。」このキャッチコピーは、○○にお花が入ることを想定しています。母の日にお花を贈るのは定番ですが、「だからこそこれが一番確実ですよ」と暗に伝えています。中途半端に冒険したくない人には、響くと思います。
なお、母の日の花と言えばカーネーションですが、最近は紫陽花(あじさい)を贈る方も多いようですね。花を贈るという定番は外さずに、種類を変えることで少し冒険するようです。少しだけ変えることで、マンネリ化を防ぐことができると、サブコピーで伝えるのも良いでしょう。
当店人気ランキング第○位、母の日プレゼントはこれで決まり!
「当店人気ランキング第○位、母の日プレゼントはこれで決まり!」このキャッチコピーは、大勢の方が選んでいるということで、安心感を持ってもらうということです。多数派が好きという、日本人の心理を突いたものですね。また、迷っている方の指針にもなるでしょう。
ちなみに、具体的な商品としては、装飾品なら『バッグ、腕時計』、飲食なら『食事のメニュー、ワイン、和菓子』などのランキングが気になるようです。逆に、ランキングに入っていないものを紹介すれば、個性的なプレゼントができることを伝えられるので、良いかもしれませんね。
女子は○○が大好き、母の日プレゼントに最適です!
「女子は○○が大好き、母の日プレゼントに最適です!」このキャッチコピーは、お菓子(ケーキやチョコレートなど)が○○に入ることを想定しています。本人が大好きなものを贈ることが、プレゼントとして最適であると伝えています。主体は、あくまでも母親であると考えられますね。
ちなみに、ケーキが圧倒的に人気があるようです。しかし、チョコレートもメーカーがキャンペーンを展開するので、それに乗っかる形で話題に上っているようですね。和菓子についても、少数派ですが需要があります。また、花とセットにすることも考えられますよ。
忙しいお母さん、○○でたまには□□を休んでね。
「忙しいお母さん、○○でたまには□□を休んでね。」このキャッチコピーは、○○には外食が□□には食事の準備が入ることを想定しています。代わりのものを用意することで、いつもやっていることをやらなくても良いということを表しています。
なお、外食だけでなく、お弁当を用意するとか、家族が料理を作る場合もあります。したがって、料理の献立を紹介するのも、必要ではないでしょうか。例えば、スーパーで食材とともに、メニューやレシピを掲示すると効果が高いでしょう。
母の日プレゼント、○○年のトレンドは□□です!
「母の日プレゼント、○○年のトレンドは□□です!」このキャッチコピーは、○○に西暦を□□には商品を入れることで、最新のプレゼントを紹介しています。つまり、流行ものが好きな方を対象にしたものです。定番ではない、毎年違うものをプレゼントする人に訴求できるでしょう。
もちろん、どんなギフトがその年の流行なのか、しっかりとアピールしてください。具体的には、お花の流行を知りたい方が多いようです。最近の母の日は、カーネーションだけではないようですね。
お母さんには、手作りの○○をプレゼントしよう!
「お母さんには、手作りの○○をプレゼントしよう!」このキャッチコピーは、○○に手作りの何かを入れることを想定しています。具体的には、メッセージカード・折り紙・絵、などになると思います。なぜなら、対象者が園児だからです。
したがって、年齢としては5歳以下ということになりますので、対象年齢が低いプレゼントの手作りキットなどが用意できればいいと思います。ただし、この場合は園児を対象としておきながらも、お父さんなど大人への訴求が基本になるでしょう。お金を払うのは、大人ですからね。
中学生も手作りプレゼントの需要があるので、年齢層の高いところを狙うのも一つの方法ですよ。
○○円以下で買えるのに喜ばれる、母の日プレゼント特集!
「○○円以下で買えるのに喜ばれる、母の日プレゼント特集!」このキャッチコピーは、金額を基準として、プレゼントを選んでもらうことを想定しています。具体的には、3,000円以下が最も多いようですが、1,000円という予算も見受けられます。
金額で選ぶということは、予算的に厳しいということですから、中高生がプレゼントを買おうとしているとも考えられるでしょう。また、5,000円以内という予算の方もいます。そのような点も考慮して、3,000円以下なら中高生、5,000円以内なら社会人といった説明の工夫も必要でしょう。
番外:○○代に喜ばれる、母の日プレゼントはこれ!
番外として、「○○代に喜ばれる、母の日プレゼントはこれ!」というキャッチコピーをご紹介します。こちらは、年代ごとにプレゼントを紹介するものです。年代としては、圧倒的に60代・70代が多いです。母親の年齢によって、何を贈ればよいのか悩む方は多いようです。
ちなみに、60代では洋服、70代ではバッグを選ぶ方が多いようです。なお、このキャッチコピーを番外としたのは、女性は年齢を気にするからです。商業的には確実に需要があるんですが、心情的にそぐわない可能性がありますので、ご注意いただきたいと思います。
まとめ:ニーズを織り込むのがポイントです。
いかがでしたか?
母の日の販促をテーマにキャッチコピーの例を挙げてみました。決して派手でもインパクトが強いわけでもありませんが、お客様のニーズはきっちりと織り込んでいます。絶対的な正解がないので、作るのは難しいとは思いますが、考え方の参考にはしていただけるんじゃないかと思います。
ここに挙げたキャッチコピーはあくまでもヒントなので、もし利用されるのであれば、適宜書き換えてください。なお書き換えるときのポイントは、お客様の抱える問題点を外さないことです。なんとなく真似するだけだと、本質を見失う可能性があるので気を付けてくださいね。
なお、店舗の売り場で使うにしろ、ホームページのバナーで使うにしろ、キャッチコピーだけでは当然のことながら機能しません。繰り返しますが、お客様のニーズに沿って商品企画を練り、それに基づいてキャッチコピーを使うことで、初めて効力を発揮します。
中途半端に、キャッチコピーだけをまねしてもうまくいかないので、そこはぜひ理解してください。
以上、「母の日キャッチコピー、7つのパターンとは?」と題して説明しました。