SEO対策
の基本で、これだけは知っておくべきという知識を説明します。読者対象は、SEO対策をこれから始める初心者ですが、すでに行っている方にも役立つでしょう。SEOに効果がある対策を詳しく説明しているからです。
なぜSEO対策は、基本の理解が重要なのか?
SEO対策をこれから始める初心者であれば、「具体的なやり方が知りたい」と思うでしょうし、すでに取り組んでいる方であれば、「この方法って本当に効果が出るの?」とか、「どうもこのやり方は意味がなさそうだ」と思われている方もいるのではないでしょうか。
何をやったらSEO対策になるのかよくわからないと、疑問や不安を抱えてしまいますよね。確かに、SEOに関係のある対策とそうでない対策があるのは間違いありません。関係のある対策を実施すれば効果が望めますが、関係のない対策をしてしまうと、当然ですが何の効果も望めません。
間違った対策をやり続けて徒労に終わったのでは、心が折れてしまうでしょう。そのようなことを防ぐためにも、SEO対策の基本をしっかりと理解してほしいんです。そこで、SEOの考え方や効果のある対策、実は効果のない対策など詳しく説明していきますよ。
SEO対策の基本は6つある!
それでは、SEO対策の基本を説明します。ポイントは6つありますので、しっかりと目に焼き付けてください。(なお、細分化して説明が長くなっていますので、ブックマークして時間があるときに読むか、数回に分けて読むことをオススメします。)
目次
- Google の考え方を理解しましょう。
- SEO対策に影響するのは、「テキスト」です。
- SEO対策で最初にすべきは、「キーワードの選定」です。
- ページの「タイトル」は、SEO対策において極めて重要です。
- SEO対策の肝はコンテンツ!
- コンテンツ以外でSEOに影響することは?
Google の考え方を理解しましょう。
最初に、Google の考え方を理解するところから始めましょう。というのも、検索エンジンのシェアはGoogleとYahoo!でほとんどを占めるからです。なお、Yahoo!はGoogle のシステムを採用しているので、実質的にGoogleなんですよ。なので、Googleを理解することが重要なんです。
まず、Google がやろうとしていることは、検索ユーザーに対して最適な検索結果を提供することです。ユーザーはキーワードを入力して検索するわけですが、その時の検索意図に完全に一致させたいんですね。そうすれば Google に対して信頼感が生まれます。
信頼してくれるユーザーが増えれば利用が促進されるので、広告収入が増えるわけです。 Google は広告が収入源ですから、「検索意図に完全一致」というのは至上命題なんです。すると検索結果の順位は、検索意図への合致度合いで決まることがわかりますね。
したがって、検索で上位表示させるためには、いかにして検索意図を読み取り、それに見合ったページを作るかが非常に重要なポイントになるんです。すべてはココが出発点になるので、絶対に忘れないでください。
SEO対策に影響するのは、「テキスト」です。
続いて理解していただきたいのが、SEO対策に影響するのは「テキスト」である点です。 Google は検索ワードによってサイトを選別しています。単純に考えれば、そのキーワードが入っているサイトを選びます。つまり、検索はテキスト(文字)が主役なんですね。
また、検索エンジンは画像があることは認識できても、その内容がどのようなものかまでは認識できません。つまり、文字を画像化しても、検索には影響しないんです(alt属性も影響しません)。したがって、テキスト以外の要素で検索されるということは考えにくいと言えます。
もちろん、検索エンジンは常に進化していますので、「このような説明には画像が必要なはずだ」というような判定はしています。しかし、繰り返しますが画像の内容までは判別できません。(AI技術が加速すれば、将来的に認識できるようになるかもしれませんが。)
このような理由から、SEO対策に影響するのはテキストであることを理解しておきましょう。
SEO対策で最初にすべきは、「キーワードの選定」です。
SEO対策では、最初にキーワードの選定を行います。なぜなら、先ほど説明したように、検索はキーワードによって行われるからです。検索されていないキーワードを選んでしまうと、そもそもサイトを見つけてもらえません。つまり、需要のあるキーワードを選ぶ必要があるわけですね。
例えば、「おいしいラーメン」というキーワードがあっても、「うまい中華そば」というキーワードが無ければ、前者を選ばないと検索されないことがわかります。両キーワードとも、意味はほぼ同じだと思いますが、あくまでも検索実績があるキーワードを選ばなくてはいけません。
また、検索回数の多いキーワード(ビッグキーワードと言います)ならアクセスが増えそうですが、ライバルも同じことを考えるので、激戦区になっていることがほとんどです。したがって、競争が少ないキーワードを選ぶことも必要になります。
例えば、「ラーメン」はビッグキーワードですが、「しょうゆラーメン」とか「みそラーメン」とすれば細分化されます。この、細分化された状態を「ロングテール」といって、より競争が少ないキーワードを狙うのも重要であると言えます。
このように、アクセスはあるけれども競争が少ないキーワードを見つけるのが、SEO対策では最初の一歩として非常に重要なんですね。
参考 キーワードの調査については、こちらをご覧ください。
https://hprs1.com/web-marketing-service/
ページの「タイトル」は、SEO対策において極めて重要です。
ページの「タイトル」は、SEO対策において極めて重要ですので、慎重に検討してください。ここで言うタイトルとは、 <title></title> タグで囲まれた部分のことで、ページ上部の<head>内で記述されているものを指します。
このタイトルは、各ページの記述内容を示す重要な意味があります。したがって、ルールで決まっているからという理由で、形式的に入れている程度のものではないんですね。むしろ、SEO対策のテクニック的な部分で最も影響力が大きいものであると、理解してください。
また、検索の一覧に表示されますので、事実上のキャッチコピーです。クリックしたくなるような、うまい表現の仕方も重要であることを覚えておきましょう。
タイトルは、ページ固有のものを考える。
まず、ページ固有のタイトルを付けるようにしましょう。例えば、「ここにタイトルを入れる」のような文字列が設定されたページが、複数あるような状態は絶対避けてください。必ず、各ページに固有のタイトルを付けるようにします。
具体的には、ページの内容を示すようにしましょう。ラーメンの記事を書いたのに、「うどん」というタイトルを付けたのでは、内容とタイトルが一致していません。これでは信用にかかわる問題になりますから、タイトルと内容の不一致は、そもそもSEO以前の話なんですね。
タイトルには、キーワードを1個(1組)含める。
タイトルには、検索上位を狙っているキーワードを1個(または1組)含めます。単純に言うと、例えば「しょうゆラーメン」で上位を狙うのであれば、タイトルは『しょうゆラーメン』ということになるでしょう。ただし、これではしょうゆラーメンの何を説明しているのかが読み取れません。
そこで、より詳しくなるように自然な文章に仕上げます。『しょうゆラーメンが、おいしいお店のご紹介。』といった感じです。こうすれば、おいしいラーメンが食べられるお店を知りたい方に向けた内容であることがわかります。しょうゆラーメンの説明や作り方ではないことが明確ですね。
なお、たくさんキーワードが入ると詰め込んだようになり不自然です。検索エンジンも何らかの罰則を科すかもしれませんので、注意しましょう。
キーワードを入れるのは、なるべくタイトルの先頭に。
また、キーワードはなるべくタイトルの先頭(左側)に入れるようにするとより効果的です。なぜなら、 Google は英語の考え方だからです。英語は結論を最初に言ってから説明するので、最初にキーワードがあったほうが、検索プログラムに伝わりやすいんですね。
ただし、不自然な文章になると誰もクリックしてくれませんので、迷った時は人間が読んでわかる文章を優先しましょう。検索プログラムはかなり高度ですので、キーワードの位置について、「何としてでも先頭に!」というほど神経質になる必要はないと思いますよ。
SEO対策の肝はコンテンツ!
続いて、コンテンツ(内容)に関して説明します。というのも、 Google がSEO対策で最も重視するのが、コンテンツだからです。冒頭でお話ししたように Google の使命は、検索ユーザーの意図に一致したホームページを示すことです。
つまり、検索意図に最も近い内容を提供しているホームページが、上位に表示されるわけです。極端な言い方をすると、優れた内容のホームページであれば、細かいところが多少おかしくても一位表示するのが Google の考え方です。『ユーザーに役立つこと』この一点が重要なんですね。
文章の書き方とは?
SEO対策を意識して文章を書くときは、検索ユーザーが知りたいことを中心に説明することを、心掛けてください。繰り返しますが、検索は問題を抱えたユーザーが行うので、その解決策をコンテンツとして書かないと、検索意図に合致しません。すべきことは、解決策の記述です。
しかし、単なる解決策だけでは内容が薄いので、専門家ならではのアドバイスや注意点も説明するようにしてください。つまり、何らかの気付きがほしいんですね。 Google の方針で専門性が求められているのもありますが、ビジネスに結びつくような信頼を得たいからです。
見出しの付け方は?
見出しの付け方のポイントは、問題文にすることです。なぜなら、ホームページは問題解決のためにあるので、「この問題に対する答えはこれですよ」という感じで話を進めると自然だからです。したがって、見出しを問題文にし、本文を答えにすればいいんですね。
こうすれば、自然と見出しにキーワードが含まれますし、話が展開しやすいので読みやすい整理された文章が書けます。なお、見出しそのものにSEOの力があるかと言われれば、そんなに強くはありませんので、過度に気にする必要はないと思います。あくまでも自然に書きましょう。
注目! このページの見出しも、疑問形が多いでしょ?
文字数は関係があるのか?
文字数がSEO対策に影響すると考えている方が、少なくないようです。簡単に言うと、文字数が多い方が検索で上位表示されるという論理らしいです。しかし、1位のページの方が、2位のページよりも文字数が少ないことはよくあります。
検索意図にマッチした内容であれば、少ない文字数でも上位表示します。なお、多くの場合は結果的に3,000文字ぐらいのボリュームにはなります。詳しく説明すると、だいたいそれくらいの文字数になるんですね。なので、文字数は必ずしも重要ではないとご理解ください。
コンテンツ以外でSEOに影響することは?
ところで、コンテンツ以外の点でSEOに影響することはあるんでしょうか? 実はいくつかありますので、知っておくべきポイントをご紹介しましょう。
Google に見つけてもらえるようになっていますか?
そもそも、 Google にホームページを見つけてもらわなければ、検索の対象になりませんよね(これをインデックスと言います)。したがって、見つけてもらうための対策が必要になります。具体的には、「Google Search Console」へサイトを登録しましょう。
また、公開する全ページがリンクでつながるようにしましょう。こうすれば、1ページ見つけてもらうだけで、全てのページが芋づる式に発見されます。また、全てのページからトップページへ移動できるようにしておくことで、ページ全体の構造も分析されやすくなります。
このように、検索プログラム(クローラーと言います)から見て、見つけやすく分析しやすい状態にしておくことは非常に重要ですよ。
description はSEOに影響があるの?
Google の説明によれば、description(要約文)タグは順位決めに影響しないそうです。「それなら不要ですね。」と思われたら、それは違います。なぜなら、検索の一覧に表示される(スニペットと言います)のが、description だからです。
検索ユーザーは、スニペットを見てクリックするかどうかの判断材料にしていますので、SEOに影響しないものの、重要なポイントなんです。検索で1位表示されても、リンクがクリックされなければ意味がありませんので、しっかりと要約文を書くようにしましょう。
参考 要約文の書き方は、こちらの抜粋に関するページが参考になりますよ。
https://hprs1.com/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9-%e6%8a%9c%e7%b2%8b/
ページ数(記事数)はどれくらい必要なのか?
ページ数(記事数)はSEO対策に影響するんでしょうか? おそらく、最低でも50ページ、できれば100ページ以上は必要だと思います。では、100ページ以上あれば、後は適当なページを作っても上位表示するのかと言えば、それは違います。
SEOにおいてページ数が力を発揮するのは、上位表示されるページが複数ある場合です。ロングテールキーワードで上位表示するページが多数あると、それらの力が結集されて、ビッグワードのページが上位表示されます。なので、努力は続けなくてはいけないんです。
またページ数の多さは、恒久的に存在する正当なサイトの証明になると考えられます。なぜなら、一過性の怪しいサイトでは、そこまでの苦労はしないからです。つまり、まともなサイトであると認められて、ライバルたちと同じ土俵に立たせてもらえるという側面もあるわけです。
更新頻度は関係があるのか?
ズバリ言って、更新頻度はSEO対策と直接的な関係がありません。ただし、間接的には関係があってクロール頻度( Google による更新のチェック)が高くなるようです。つまり、ページを新規追加したり更新したときに、発見されやすくなるということですね。
なお、その時々の統計(例えば、人口や景気の指数など)を示したようなページであれば、話は別です。なぜなら、数値はその都度変化するからです。変化に合わせて内容を追加更新しないと、役に立たない記事になりますよね。なので、記事内容によっては、更新頻度は影響します。
ページの滞在時間が、SEO対策に影響する?
ページの滞在時間が、SEO対策に影響する可能性は高いようです。つまり、検索ユーザーがページにアクセスしてからどれくらいの時間、そのページを開き続けたかが影響するんですね。「良質なコンテンツは読むのに時間がかかる」という指標が Google にはあるみたいなんです。
そのため、先ほどの文字数の話が出てきたようです。文字がたくさんあれば読むのに時間がかかるという発想ですね。しかし、重要なのはじっくり読みたくなるような内容であることです。少ない文字数でも、考えたり深く理解しようとすれば、自然と滞在時間は長くなります。
このように、滞在時間の意味を正しく理解しておきましょう。
アクセス数とSEO対策の関連は?
アクセス数とSEO対策に関連はあるんでしょうか? 要するに、アクセスが多いと検索順位が上がるのではないかという話しですが、ほとんど関係ありません。よく考えればわかりますが、もし本当にアクセス数が関係するのなら、後から公開されたサイトが上位表示することはあり得ません。
ところが、実際には新しいサイトやページでも、1位になることは可能です。やはり重要なのは、検索意図と内容の合致率なんです。もちろん、アクセス状況は Google がチェックしているとは思いますが、順位に影響を与えるものではないんですね。
まとめ:コンテンツの充実が基本です。
いかがでしたか? SEO対策の基本について、知っておいていただきたいことを説明しました。
今回ご説明したのは、Google の考え方を理解しましょう、SEO対策に影響するのは「テキスト」です、SEO対策で最初にすべきは「キーワードの選定」です、ページの「タイトル」はSEO対策において極めて重要です、SEO対策の肝はコンテンツ!、内容以外でSEOに影響することは?、などのポイントでした。
SEO対策を行うにあたって、最低限知っておくべき基本を説明しましたが、細かく見ると15個ほどありました。「最初からこれだけあると大変だなあ」と思われるとは思いますが、基本ですので、何とかそこは乗り切っていただきたいと思います。
中でも重要なのは、コンテンツです。なぜなら、検索ユーザーがほしいのは、問題に対する答えだからです。そして、その答えがあることを伝えているのがタイトルです。「すべては検索ユーザーのため」ということを忘れなければ、理解はできると思います。
SEO対策は、「検索ユーザーに解決策を提供するもの」という考え方を基本にして行うものであることを忘れないでください。そうすれば、きっとうまくいきますよ。
以上、「SEO対策の基本、これだけは知っておこう!」と題して説明しました。