サイトのページ構成、知っておくべき7点!

サイトのページ構成、知っておくべき7点!

サイトページ構成、知っておくべき7点を説明します。対象者は、これからサイトを作成する初心者ですが、詳しい方でも参考になると思います。単なる構成だけでなく、問い合わせを増やすポイントも解説しているからです。

※HTML、WordPress、どちらでも対応できる内容です。

サイトのページ構成とは?

最初に、サイトのページ構成を説明します。サイトは一般的に複数のページで構成されますが、中には1ページだけで構成されたサイトも存在します。しかし、1ページというのはやや特殊な例ですので、ここでは典型的な例として7種類のページによる構成をご紹介しましょう。

サイトのページ構成は、以下の通りです。

  1. 一般ページ(会社紹介など一般的な内容のページ。)
  2. SEO対策ページ(検索で上位表示し、ユーザーを自社サイトへ誘導するページ。)
  3. トップページ(サイトのトップに来る顔的なページ。)
  4. 商品ページ(商品やサービスの魅力を伝えるページ。)
  5. 集客ページ(申し込みを受け付けるページ。)
  6. 問い合わせページ(相談窓口としての役割を果たすページ。)
  7. カテゴリー・タグ・サイトマップページ(ページ案内を行うページ。)

続いて、サイトを構成する各ページについて詳しく説明しましょう。

サイトのページ構成、各ページの超重要ポイント!

それでは、サイトのページ構成について、各ページのポイントを説明します。7つのページとそれぞれの連携について説明していますので、しっかりと頭に入れてください。

1.一般ページ

一般ページは、会社案内やプライバシーポリシーなど、ごく一般的な内容のページを指します。もちろん、会社名での検索があった場合は会社案内でも上位表示すると思いますが、特別にSEOを意識していないページのことを、一般ページと考えてもらえばよいと思います。

ですが、SEO対策と関係ないからと言って手は抜けません。なぜなら、検索ユーザーに信用してもらうための情報を提供する役割があるからです。一般ページにはサイトの信頼にかかわるページが含まれるわけなので、これらをいい加減に作ると怪しいと思われてしまいますからね。

また、意外なほどよく読まれるのが会社案内で、とりわけ代表者のページはアクセスが多いです。そのため代表者のページをしっかり作り込むと、サイト全体の信頼性に貢献することができます。ちなみに何を書くかというと、きれいごとではなく熱量が伝わる熱い気持ちが良いと思います。

このように一般ページは、SEO対策ページほど直接的には貢献しないものの、信頼を得るためには手を抜くことができないページだということを覚えておいてください。

2.SEO対策ページ

SEO対策ページは、検索結果で上位表示させることを強く意識したページです。別の見方をすると、ある特定の事柄について非常に詳しく説明したページでもあります。役割としては、検索ユーザーを自社サイトへ誘導することになります。

検索ユーザーの目に最初に触れるページになる可能性が高いので、内容の出来が非常に重要になります。簡単にいうと、検索ユーザーは問題の解決策を探しているので、それを正確に提供していることがポイントです。当然、問題の解決ができれば検索ユーザーの興味を引くことができます。

ただし、気を付けないといけないのが、解決策が見つかるとたいていの人がそれでページの閲覧を終了してしまう点です。2ページ、3ページと続けて読んでもらうのは難しいでしょう。なので、続けて読みたくなるような、巧みなライティングテクニックが必要です。

このように、検索ユーザーをサイトへ引っ張ってくるという、極めて重要な役割を担っているのが、SEO対策ページなんですね。

3.トップページ

トップページは、その名前の通りサイトトップにある、顔的な役割のページです。トップページはかなり気合を入れて作ることが多いと思いますが、実はSEO対策ページよりもむしろ重要度は低いのではないでしょうか。というのも、トップページへのアクセスは意外と少ないからです。

多くの場合、トップページは会社名でたどり着くことになるので、有名企業でない限り直接アクセスされることは思ったほどには多くないのです。つまり、SEO対策ページにたどり着いたユーザーが内容に興味を持った後、トップページに流れると考えたほうがいいと思います。

したがって、トップページは内容うんぬんよりも、各ページへのリンクが正確に作られているかどうかが重要です。あと、ポイントがあるとしたら、キャッチコピーでしょうか。当然、トップページにはキャッチコピーを入れますが、どれだけお客様の心をつかめるかが大事なポイントです。

このように、トップページは各ページのハブ的な役割を持つと考えてください。

豆知識:ホームページとは、本来トップページのことを指します。

4.商品ページ

商品ページは、その名の通り商品(またはサービス)を紹介しているページです。おそらく、一般的にはこのページが最も力が入ると思います。したがって、商品の魅力を伝える重要な役割を持つページです。当然のことながら、多くの方が、積極的に商品の特徴や強みを説明します。

しかし、ぜひやっていただきたいのがベネフィットによる説明です。これは、明らかに通常の商品説明とは違います。なぜなら、ベネフィットは商品やサービスから得られる利益のことなので、説明を読んだ瞬間に、自分にとっての解決策であることが理解しやすいからです。

ホームページは、カタログや店舗と違ってじっくり見るものではなく、ほぼ瞬間的に決めるような極めて流れの速い媒体です。そのような状況では、考えなくてもすぐに理解できないと、魅力を感じられません。だからこそ、ベネフィットによる説明で魅力を伝わりやすくするのです。

このように商品ページは、商品やサービスの魅力を伝える重要な役割があります。

商品の特徴や強みは、ベネフィットの証拠として示すようにしてください。また、プロやマニアのような方が相手であれば、一般的な商品説明でも十分伝わりますよ。

5.集客ページ

集客ページは、一般的にランディングページ( LP )と呼ばれるページです。例えば、商品のサンプルを紹介したり、無料体験講座の説明をしたりするページです。つまり最終的には、サンプルの取り寄せや参加予約などの、申し込みを受け付けるという役割があります。

また、商品を販売している場合は商品の販売ページが、事実上の集客用ページです。ところで集客用ページは、ある意味で集客の生命線であると言えます。なぜなら、出来が悪いと全く問い合わせ(申し込み等含めて)をもらうことができないからです。

では、どのような内容が良いのかというと、やはりここでもベネフィットの説明です。申し込むことで、どれだけのベネフィットが得られるのかをたっぷり説明しましょう。したがって、フォームがあるだけのページでは役に立ちませんので、ご注意ください。

このように集客ページの役割は、問い合わせを受け付ける、つまり個人情報を入手することです。集客ページの完成度が集客の成否を決めるといっても過言ではないくらい、最も重要なページであるといえるでしょう。

6.問い合わせページ

ここで言う問い合わせページとは、集客ページとは別に用意された、質問や相談受付用のページのことを指します。当然ですが、相談窓口としての役割を果たすのが問い合わせページです。電話による問い合わせの受け付けをしている場合でも、必ず用意してください。

なぜなら、電話による問い合わせを嫌う方がいるからです。特に、若い人ほど電話に馴染みがありませんので嫌う傾向があります。電話とメールの2通りで、問い合わせしやすくするのです。ただし、フォームがあるだけのページを作ったのでは、気軽に問い合わせることができません。

多くの方が、「どうやって説明すればいいだろうか?」と問い合わせ内容の書き方に困っているのです。したがって、問い合わせをしやすいように例示をしてください。こうすれば、どんな質問に答えてくれるのか、どんな書き方をすればいいのかがわかりやすくなります。

このように積極的に例示を行うことで、問い合わせページは相談窓口として働き、閲覧者とコミュニケーションを取るという重要な役割を果たします。

7.カテゴリー・タグ・サイトマップページ

カテゴリータグ・サイトマップの各ページは、ある種のリンク集として働きます。つまり、サイトに存在する各ページを案内する役割があります。なぜこのページが必要なのかというと、多数のページがあっても、紹介しなければ存在を知ってもらえないからです。

ただし、漠然と紹介しても分かりにくいので、カテゴリーごとに分けるなどして、何らかの関係性でページをまとめると分かりやすくなります。例えば、「商品」とか「使い方のコツ」などの分け方があるでしょう。WordPressでは、設定するだけで自動的に作られますね。

また、いわゆるサイトマップも用意したほうが良いでしょう。そんなに閲覧数は多くないかもしれませんが、ページ数がそれなりにある(100ページ以上)場合は、一覧することで利便性が増すでしょう。まさに、サイト内のリンク集として働くわけですね。

このように、カテゴリー・タグ・サイトマップの各ページは、リンク集として働くことで各ページを案内する役割を発揮します。閲覧者の利便性を、大きく向上することになるでしょう。

各ページはどのように連携するのか?

各ページが、どのように連携するのか説明しましょう。基本的な流れとしては、SEO対策ページから集客ページ(ランディングページ)へと導く、以下のようなパターンです。

  1. ユーザーが検索。
  2. SEO対策ページに着地。
  3. 集客ページに誘導。
  4. 問い合わせ・申し込みで個人情報を入手。

ただ、現実的には会社概要などいろいろなページを経て信頼できると感じた後、ようやく集客ページへと流れる場合も少なくないと思います。

しかし、最初の着地ページが、SEO対策ページであろうがトップページであろうが、いかにして集客ページへ誘導するかが重要です。なぜなら、集客ページに誘導しなければ反応を得ることは不可能だからです。つまり、常に集客ページがゴールになるよう閲覧者を誘導します。

具体的には、リンクやバナーをクリック率の高い、本文の初めと終わりどちらかまたは両方に配置して、積極的に誘導してください。目に入りやすく、興味を持ちやすいタイミングに合わせるのです。必ずどのページからも、集客ページへ1クリックで移動できるようにしておきます。

このように、全体的なつながりや流れも意識して各ページを連携させてください。決して、それぞれのページを個別に考えるようなことはせず、どのページからも集客ページへ誘導するよう連携することで、問い合わせを増やすことができるのです。

参考 各ページ間のリンクの張り方は、こちらで詳しく説明しています。

https://hprs1.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8-%E5%86%85%E9%83%A8%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF/

まとめ:最も重要なのは、集客ページへの誘導です。

いかがでしたか? サイトのページ構成、知っておくべき7点を説明しました。

今回説明したのは、一般ページ、SEO対策ページ、トップページ、商品ページ、集客用ページ、問い合わせページ、カテゴリー・タグ・サイトマップページ、各ページはどのように連携するのか?、などのポイントでした。

ここまでサイトのページ構成として、7つのページとその役割を説明したわけですが、重要なのは最終的に集客ページに誘導することです。着地はすべてのページに可能性がありますが、ゴールはいずれの場合であっても、集客ページ( LP )であることを忘れないでください。

また、閲覧者を集客ページへ向かわせるには、閲覧者の心理をいかにうまく捉えるかが重要です。したがって、サイトを構成する各ホームページの内容は、何を発信したいかではなく、何を必要とされているのかというユーザー視点で考えるべきものであると理解してください。

これらの点を守れば、成果のあがるサイトを作ることができますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

以上、「サイトのページ構成、知っておくべき7点!」と題して説明しました。