WordPress
のカテゴリーの使い方を説明しました。カテゴリー作り方や使い方を知りたい方にご覧いただきたい内容です。単なる作り方や使い方の説明だけでなく、カテゴリーとタグの違いと使い分けについても解説しているからです。
WordPress のカテゴリーの意味とは?
まず、カテゴリーを使う意味について説明します。
簡単にいうと、投稿をグループ分けできます。これはカテゴリーでもタグでもどちらでも可能で、同じ系統の投稿をまとめるときに使うのが一般的です。なぜまとめる必要があるのかというと、投稿は必ず何かのカテゴリーに属さないといけないルールになっているからです。
また、カテゴリーには実用面でも意味があります。各投稿にアクセスしようとした場合、例えば100件の投稿を作ったとすると、100個のリンクを手作業で作ることになります。これは、すべての投稿がバラバラになっていて、リンク集にできないからです。
しかし、投稿をカテゴリーでまとめると、リンクを1つ作るだけでよくなります。なぜなら、カテゴリー内で自動的にリンク集を作ってくれるからです。初期設定では、1ページ10リンクで自動的に複数のページにまとめるようになっています。
このように、カテゴリーには投稿を『まとめる』という機能があるんですね。
WordPress のカテゴリー、使い方のポイント。
それでは、WordPress のカテゴリーについて、使い方のポイントを説明します。ポイントは、全部で7つありますので、しっかりと頭に入れてください。
カテゴリーの作り方。
それでは、カテゴリーの作り方をご紹介しましょう。具体的には次の通りです。
- [投稿]をポイントし[カテゴリー]をクリック。
- カテゴリーの画面が表示される。
- 「名前」にカテゴリーとして付けたい名前を入力。
※ 実際に表示されるので、わかりやすいものにしましょう。 - 「スラッグ」にカテゴリー名をローマ字や英単語で入力。
※ スラッグは URL なので、半角英数とハイフンを使うほうが無難でしょう。 - 「親」にするカテゴリーを選ぶ。(特に必要なければ[なし]で構いません。)
※ 今作っているカテゴリーをほかのカテゴリーの子にすることができます。 - 「説明」にカテゴリーの簡単な説明を入力する。
※ 投稿の抜粋のように、カテゴリーの内容をなるべく詳しく説明してください。 - [新規カテゴリーを追加]をクリックする。
これでカテゴリーが作成できました。なお、カテゴリーの説明はほとんどの場合、ホームページでカテゴリーを開いたときに表示されます。また、descriptionタグに利用される場合もあります。つまり、検索の一覧でも表示されるので、詳しくてわかりやすい説明が重要になりますよ。
カテゴリーを更新(修正)する
カテゴリーを更新(修正)するには、カテゴリーの一覧を表示して、目的のカテゴリーをクリックすれば簡単に行えますよ。作成時と同じ項目が表示されるので、内容を書き換えてください。最後に、左下にある[更新]をクリックすれば完了です。
カテゴリーの使い方
カテゴリーは投稿の作成画面で設定します。具体的には、右側にある「カテゴリー」というボックスで、設定したいものにチェックを付けます。(カテゴリーを無しにすることはできないので、何もしないときは[未分類]が強制的に設定されます。)
[下書きとして保存]・[公開]・[更新]などを行うと状態が保存されて、ホームページで確認するとカテゴリーに属していることがわかります。なお、カテゴリーのボックスに[+新規カテゴリーを追加]というリンクがありますが、これを使ってもカテゴリーを作成できます。
また、カテゴリーはメニューとして利用することができます。独自のメニューを作るときに、カテゴリーを項目として含めれば、投稿へのリンクを簡単に公開できますよ。
カテゴリーを削除する。
カテゴリーを削除するには、カテゴリーを一覧表示して目的のカテゴリーをポイントすると[削除]が表示されるので、それをクリックするだけです。なお、ゴミ箱機能はないので注意してください。つまり、ちょっと消して後から復活させるようなことはできません。
なお、カテゴリーは削除すると、投稿や固定ページのように、検索エンジンでリンク切れを起こしてしまいます。リダイレクトなどの設定を行って、ユーザーが困らないようにしておきましょう。
カテゴリーで親子関係が作れる。
カテゴリーは作り方で説明した通り、親子関係を作ることもできます。HTMLで作ったサイトであれば、フォルダで別けることで、それぞれのページに対して親子関係ができます。固定ページなら親子関係が作れますが、投稿にはその機能がないんですね。
ところが、カテゴリーを使うと疑似的に親子関係が作れます。例えば、カテゴリーAの下にB・Cというカテゴリーがあるようなイメージです。カテゴリーの下にサブカテゴリーを作ることで、関連性を細かく調節することが可能なんです。
このように、グループ分け以外にも親子関係を作ることができるのが、カテゴリーです。
カテゴリーとタグの使い分けの方法。
カテゴリーとタグはどちらもグループ化するために使いますが、どのように使い分けるか、今一つわかりにくいんじゃないでしょうか? そこで、簡単な使い分け方を具体的な例で説明します。
カテゴリーは大きな分類で、例えば『麺類』というカテゴリーを作ったとしたら、『ラーメン・うどん・そば』というサブカテゴリーを作るようなイメージです。こんな感じで、カテゴリーに親子関係を付けてさらに細かく分類することもできます。
一方、タグは小さな分類と考えられます。『麺・スープ・具材・冷・温』というタグを作れば、ラーメン・うどん・そばに共通しているので、カテゴリーを横断することになりますね。このようにしてカテゴリーで大分類、タグで小分類を作って別けるのが、基本的な使い分け方になります。
SEO 上の効果はある?
カテゴリーには、SEO上の効果がある程度あります。ただし、関係性の高いページをできるだけたくさんまとめないと、効果は薄そうです。具体的にどれくらいかは難しいところですが、最低でも10記事以上はまとめないと、効果が出ないように感じます。
つまり、細かい記事をたくさんまとめることで、大きな力になるということなんですね。実際に、内容の濃いページを多数集めたカテゴリーは、上位表示していますからね。したがって、カテゴリーを作ったからといってSEO効果があるわけではありません。
あくまでも、「関連性の強い良質な記事」をまとめたから、結果としてSEO効果が出るんですね。
まとめ:関係性の深い記事を、集めてください。
いかがでしたか?
WordPress のカテゴリーについて、使い方を説明しました。作り方から始まり、更新、使い方、削除、親子関係、タグとの使い分け、SEO効果などを詳しく説明しました。カテゴリーについて、なんとなくおわかりいただけたのではないでしょうか。
カテゴリーで重要なのは、単なるグループ分けではないという点です。製作者側にはリンク作りが簡単になるというメリットが、閲覧者側には情報がまとまっているのでわかりやすいというメリットがあります。そして、SEOを狙うなら、関係の深い記事をたくさん集めてください。
カテゴリーをうまく使って、情報が整理されたわかりやすいホームページに、仕上げていただければ幸いです。
以上、「WordPress のカテゴリー、使い方とは?」と題して説明しました。