ランディングページの効果を改善する、5つのポイント。

ランディングページの効果を改善する、5つのポイント。

ランディングページ効果を改善する、5つのポイントを説明します。読者対象は、ランディングページが効果を発揮していないとお感じの方です。効果の改善に大きな影響がある、オファーの選び方を詳しく解説しています。

なぜランディングページ(LP)の改善は、オファーが重要なのか?

あなたは、「ランディングページ(LP)が、いまいち効果を発揮していない」と感じて、このページをご覧になっていると思います。おそらく、それなりの費用をかけて業者に制作してもらったのだと思いますが、大して効果を発揮しない場合は、無駄な投資だったと思われるでしょう。

しかし、プロに作ってもらったものですから、そのページはかなり良くできていると思います。ではなぜ効果が薄いのでしょうか? それは、オファー(商品やサービス)の選択が良くないからではないでしょうか。つまり、効果が出にくいオファーを選んでしまっているということです。

これでは、どんなに素晴らしいランディングページを作成しても、効果が出るはずがありません。そこで、どのようにオファーを選べば改善できるのか、わかりやすく説明します。

オファーの正しい選び方、5つのポイント。

それでは、オファーの正しい選び方について、5つのポイントをご紹介します。

1.需要(ニーズ)があるオファーか?

そもそも、選んだオファーに需要(ニーズ)があるでしょうか? 誤って、需要が無い商品やサービスをオファーに選んでしまうと、ランディングページは効果を発揮しません。なぜなら、その商品を誰もほしいとは思わないからです。

当然、オファー選択の際に、会議を開いて真剣に検討されたと思います。オファーを選ぶ時に、「この商品なら申し込みが来るぞ!」とお考えのことでしょう。確かに、本来有料のものを無償で提供するような、お得感が高いものであれば、申し込みがたくさん来そうな気がします。

しかし、企業側の論理で選んだものだと、誰も食いつかない可能性があります。なぜなら、多くの方がほしいと思えるような、需要のあるものではないからです。あなたも、無料だからと言って、いらないものを申し込むことはありませんよね。

したがって、ランディングページのオファーは、必ず需要があるものを選ぶ必要があります。過去のデータでもいいし、Webマーケティングでも構いませんので、必ずニーズを調べましょう。

2.みんなが知っているオファーか?

選んだオファーは、世の中のみんなが知っている商品でしょうか? 新製品や非常にマイナーな商品をオファーにしてしまうと、ランディングページがうまく機能しない可能性が高いです。なぜなら、そのオファーを検索すること自体が、無いからです。

よく考えればわかると思いますが、知らないものを検索することなどあり得ませんよね。特に、現代のインターネットは、検索でホームページにたどり着くことが非常に多いです。つまり、意図しないで偶然出会うということが、極めて少ないのです。

もちろん、テクニック的には誰も知らないものをオファーにして成果を上げることは、不可能ではありません。しかし、圧倒的に難しいことをしなくてはいけませんので、費用や労力を掛けた割には成果が上がらないでしょう。

したがって、ランディングページのオファーは、みなさんがよく知っているものを選びましょう。どうしても知らないものをオファーにしたい場合は、ホームページ以外の媒体など、別の方法も検討する必要があるでしょう。

3.期限があるオファーか?

選んだオファーには、期限があるでしょうか? 期限とは「○○までに必要」というように、ある特定の日までに手に入れなくてはいけない、というものです。なぜ期限なのかというと、人間は期限があると心理的に追い込まれて、何らかの行動に移るからです。

例えば、夏休みの宿題を8月下旬になってから慌てて手を付けるというのが、まさにそれです。もちろん、計画的に夏休みの宿題を終わらせる人もいますが、かなり少数派でしょう。また、限定○名様なども思わず買ってしまうでしょ? 多くの人は、差し迫らないと行動に移さないからです。

そしてその期限は、できる限り急ぐものの方が良いです。つまり、期限が1年後に来るよりは、半年後の方が行動に移るでしょう。これがもっと短くて、明日期限が来るのであれば、はるかに行動に移りやすくなります。期限は、短いほど効果が高いことを覚えておいてください。

したがって、ランディングページのオファーは、期限があるものを選ぶと行動に移りやすいと言えるでしょう。

4.負担感が小さいオファーか?

負担感が小さいオファーを選んでいるでしょうか? 負担感とは、実際にどこかへ出かけないといけないとか、非常に複雑な手順があるものとか、あるいは心理的な不安が大きいものです。このようなオファーは、受け手の負担感が大きいと考えられます。

では、なぜ負担感が小さいオファーの方が良いのかと言えば、負担感が大きいと面倒くさいと感じてしまうからです。当然、面倒くさいものは興味を示す人が少ないですし、申し込み途中であきらめて投げ出してしまう可能性も高くなります。

例えば、体験会だとわざわざ現地に足を運ぶ必要がありますが、資料請求ならフォームに必要事項を入力するだけで済みます。さらに、資料請求は多くの個人情報を入力しなくてはいけませんが、メールマガジンの登録ならメールアドレスの入力だけで済みます。

つまり、行動が面倒くさいという負担感だけでなく、個人情報をさらすという心理的負担の場合もあるわけです。したがって、できる限り負担感の小さいオファーを選ばないと、お問い合わせやお申し込みといった行動に、移りにくいと言えるでしょう。

5.メリットが多いオファーか?

メリットが多いオファーを選んでいるでしょうか? 実は、最も重要なのがメリットの多さです。なぜなら、ランディングページの効果を最大限に引き出せるのは、メリットだからです。つまり、ランディングページの効果が感じられない場合は、メリットが少ないと言えます。

先ほど負担感のお話をしましたが、負担感が阻害要因であるのに対して、メリットは推進要因です。ようするに、負担感に勝るだけのメリットが必要だということです。ところで、キーボード入力がある限り、負担感をゼロにすることはできませんが、メリットはいくらでも増やせます。

したがって、負担感を減らすには限界がありますので、メリットを増やすということで対応するわけです。つまり、ランディングページにアクセスした人が、問い合わせや申し込みといった行動に移るのは、オファーに対して「負担感よりもメリットが上回っている」と感じたからです。

例えば、税金の還付を受けるために、面倒くさい手続きをするのはなぜでしょうか? それは、お金がもらえることにメリットを感じているからです。だから、負担感がどこかへ吹き飛んでしまうように、強力なメリットをできるだけ多く用意できるオファーを、選ばなくてはいけないんです。

メリットが2~3つしかない状態では全く足りません。最低でも5つは必要ですよ。

まとめ:ユーザーの立場で、オファーを選んでください。

いかがでしたか?

ランディングページの効果を改善する、5つのポイントについて説明しました。需要(ニーズ)があるオファー、みんなが知っているオファー、期限があるオファー、負担感が小さいオファー、メリットが多いオファー、などのポイントがありました。

繰り返しになりますが、ランディングページの効果を改善するためには、オファーの選び方が非常に重要です。ポイントは、いかにユーザーの立場でオファーを選べるかです。多くの方が短期間のうちに必要としている、メリットが多い商品やサービスこそが、成果を出せるオファーです。

ランディングページは作り方も重要ですが、オファーの選び方が、実は成否を大きく左右することをご理解いただければ幸いです。

以上、「ランディングページの効果を改善する、5つのポイント。」と題して説明しました。