ホームページとランディングページ、違いはどこにある?

ホームページとランディングページの違いは?

ホームページとランディングページ違いを説明します。読者対象は、それぞれの特徴について詳しく知りたい方です。違いを説明しただけでなく、集客に対してどのような役割を持っているのかも、分かりやすく解説しています。

ホームページとランディングページ、違いを知る意味とは?

あなたは、「ホームページとランディングページは、何が違うんだろうか?」と疑問を持って、このページをご覧になっていると思います。確かに、ランディングページと言う言葉を聞くことはありますが、具体的にホームページと何が違うかと言うと、よく分からないですよね。

ところで、なぜホームページとランディングページの違いを知りたいんでしょうか? たぶん、ランディングページを導入すれば、集客できるという話しを耳にしたからではないでしょうか。しかし、非常に高額だから、高いお金を支払うだけの価値があるのか気になりますよね。

ランディングページは簡単にいうと、集客に特化したページです。したがって、集客上の目的が普通のホームページとは、明らかに違うんです。そこで、ランディングページとホームページの違いを、目的という観点で、詳しく説明していきましょう。

ホームページとランディングページ、違いを説明します。

それでは、ホームページとランディングページの違いを説明します。なお、誤解のないようにあらかじめ説明しておくと、ホームページもランディングページも、どちらも同じホームページです。あくまでも、役割の違いで呼び方が変わっているだけです。

アクセス解析では、ユーザーが着地したページをすべてランディングページと表現しますが、ここで紹介しているものとは、呼び方や考え方が違います。

ホームページとは?

ホームページについて、役割・構成・特徴を説明します。

ホームページの役割

ホームページの役割は、情報の公開が目的です。会社情報や商品説明、技術の紹介やブログなど、さまざまな情報が見られます。そのため、数百ページにもわたるサイトもたくさんありますが、それらはすべて、情報提供のためです。

ユーザーにしてみれば、ホームページを読むことでいろいろな知識を身に付けたり、有益な情報を得ることができます。別の見方をすれば、情報を提供することで、アクセスを増やそうとしているわけですね。そして、できれば商品を購入してもらいたいという、意図もあります。

したがってホームページの役割は、ユーザーに有益な情報を発信することで、サイトや会社の知名度を高めたり、何らかの商品を購入してもらうことであると言えます。

ホームページの構成

ホームページの構成を確認しておきましょう。ホームページは、まずトップページがあり、そこから枝分かれして複数のページへつながります。例えば、商品ページ・会社概要ページ・情報ページ・ブログ・お問い合わせページなど、複数のページで構成されます。

また、検索エンジンでできるだけ上位に表示されるように、SEO対策を施したページもあります。なぜSEO対策をするのかと言えば、良いページを作ってもアクセスしてもらえなければ、そもそも読んでもらえないからです。

このように、さまざまな情報を整理した上でSEO対策と組み合わせて、多くの方に読んでいただけるような構成をとるのが、ホームページです。

ホームページならではの特徴は?

ホームページならではの特徴は、あらゆる目的を持つことでしょう。SEO対策ページがあったり、会社説明のページがあったり、はたまたブログがあったりと、目的を限定していません。だから、汎用的でこれといった特徴がないのがホームページの特徴かもしれませんね。

ランディングページとは?

ランディングページについて、役割・構成・特徴を説明します。

ランディングページの役割

ランディングページの役割は、『お客様を着地させる』ことです。名前をそのまま理解すると、「検索でたどり着いたユーザーが、着地したページ。」のように感じると思います。しかし、この場合は「意図してアクセスさせるページ」と解釈してください。

では、なぜユーザーを意図してこのページに着地させるのかというと、コンバージョン(お問い合わせ)を得るためです。ランディングページの使命はただ一つ、コンバージョンを得ることです。つまり、個人情報を取得したり、商品を購入してもらったりするわけです。

このように、ランディングページは、コンバージョンを得ることに特化したホームページのことであると、考えてください。

ランディングページの構成とは?

ランディングページの、構成について説明します。ほとんどのランディングページは、縦に長いページで、最下部に個人情報を入力するフォームがあります。また、左右どちらにもカラムがないのも特徴的で、場合によってはヘッダーもありません。

内容的には、とにかくひたすら商品の特徴を説明し続けます。画像を多用して、非常に派手に説明するのも特徴です。したがって、ほとんどのランディングページは、文章よりも画像の方が多い構成になっています。

ところで、なぜこのような構成になるのでしょうか? それは、ユーザーを情報や商品の説明に集中させたいからです。他に目が行かなければ、余計なことを考えませんよね。なので、理解しやすい画像を多用して、ひたすら説明を続けるわけです。

このように、説明内容以外のことを視界に入れないようにし、ユーザーを説明に集中させることができる構成をとるのが、ランディングページです。

ランディングページならではの特徴は?

ランディングページならではの特徴は、目的がコンバージョンを得ることに特化していることです。コンバージョンの取得のためにあらゆることをやりますが、特に画像の使い方が非常にうまいページでもあります。画像の使い方を学びたいなら、ランディングページを参考にすると良いですよ。

また、アクセス経路が、PPC広告の場合が多いというのも特徴です。ホームページは、SEO対策による検索上位表示によってアクセスを集めますが、ランディングページはPPC広告が入口なんですね。とにかく着地させることが目的だから、最も効率の良い方法を採るわけです。

広告を使って一発で着地させるから、一般的な複数のホームページからなるサイトと違い、ランディングページの1ページしか存在しないサイトもあるくらいです。

このように、すべてをコンバージョンのために特化しているのが、ランディングページの特徴です。

ホームページとランディングページの、違いを整理すると?

ここで、ホームページとランディングページの、違いを整理してみましょう。

ホームページ

  1. あらゆるページが存在する。
  2. ランディングページは、ホームページの一部。
  3. SEO対策によって、検索エンジンで上位表示を意識。
  4. さまざまな情報を整理して、有益な情報を発信する。
  5. サイトや会社の知名度を上げることが目的。

ランディングページ

  1. コンバージョンを得ることに特化している。
  2. ホームページのうち、コンバージョン取得に特化したもの。
  3. PPC広告でアクセスを集める。
  4. 左右カラムがなく、個人情報入力用のフォームがある。やたらと画像が多い。
  5. 個人情報の取得が目的。

細かいことを挙げるときりがなくなるので、5つのポイントにまとめてみました。このように、ホームページの中でもコンバージョン取得に特化したページを、ランディングページと言うことを、理解しておけば良いと思います。

なぜ、ランディングページが必要なのか?

ところで、なぜランディングページが必要なのでしょうか? それは、コンバージョンを得るためには、何らかの仕掛けが必要だからです。先ほども説明しましたが、ユーザーに対して説明内容を読むことに集中してもらいたいので、特別な構成を採っています。

したがって、集客という視点で見た場合は、どうしても外せないページです。ランディングページはコンバージョンを得るための専用ページだから、問い合わせがほしいなら、やはり必ず必要になるでしょう。だから、多くの企業がランディングページを持つんですね。

しかし、現在主流のランディングページには大きな問題があります。それは、売り込み方があまりにも強引な点です。多くのユーザーは、押せば押すほど気持ちが引いてしまうものです。すると、場合によっては逆効果にさえなっている可能性があるんです。

もし、あなたがランディングページの導入を考えているなら、決して押し売りのようなページにはせず、ユーザーの気持ちをうまく掴めるようなページに仕上げてください。ランディングページは、問い合わせを得るためには必要ですから、慎重に導入してほしいと思います。

※ 実際のランディングページは、こちらのサイトが参考になります。

http://lp-web.com/

まとめ:役割の違いを理解しましょう。

いかがでしたか?

ホームページとランディングページの違いについて説明しました。ホームページとランディングページそれぞれの、役割、構成、特徴を解説したうえで違いを整理したので、なんとなくイメージができたのではないでしょうか。

繰り返しになりますが、ランディングページは、コンバージョンを得ることに特化したホームページです。したがって、ホームページとまったく同じではあるけれど、役割や目的の違いで呼び方が異なるということをご理解いただければ幸いです。

なお、ランディングページはホームページ集客にとって、必ずと言っていいほど必要です。ただし、現在主流のやり方ではあまりにも強引過ぎて、逆効果になる可能性があることも忘れないでいただきたいと思います。

以上、「ホームページとランディングページの違いとは?」と題して説明しました。