美容院のサイト、集客できる作り方とは?

美容院のサイト、集客できる作り方とは?

美容院サイトについて、集客できる作り方を説明します。読者対象は、ホームページからの集客を強化したい美容院の方です。美容院のサイトには何が必要なのか、閲覧者の視点から発信すべき情報を詳しく説明しています。

美容院サイトの集客に、必要なこととは?

美容院のサイトで集客を行うときに、必要なこととは何でしょうか? おそらく多くの方は、「もちろん、おしゃれなデザインですよ!」と答えると思います。しかし、おしゃれなデザインに仕上がっても集客への影響は少ないと言えます。

なぜなら、お客さんはおしゃれなサイトを探しているわけではないからです。お客さんが知りたいのは、気軽に来店できて自分の希望に合うお店かどうかです。そして、それを実現していることを裏付ける情報を、ホームページで見たいんですね。

そこで、どのような情報が美容院のサイトに求められているのか、詳しくお話ししましょう。

美容院サイトの集客できる作り方、13のポイント!

それでは、美容院サイトの集客できる作り方を説明します。ポイントは13個ありますので、しっかり目を通してください。(かなり長いですので、すべて読むにはお時間が必要です。)

予約や営業日に関連したこと

予約が簡単にできるか?

美容院といえば、やはり予約です。予約について、しっかり説明する必要があります。なぜなら、ほとんどの美容院は予約が必要でしょうし、お客さんも予約が必要であることを知っているからです。なので、予約に関する説明は必ず必要です。

また、できることならサイト上で簡単に予約できるように、システムを組んでおく必要があるでしょう。やり方が面倒だと、それだけでお客さんを逃がしてしまいかねません。予約の方法については、アプリやラインという方法もあるし、電話予約もまだまだ対応の必要アリですよ。

予約が必要な理由や重要性をしっかり説明しておくと、予約なしで来る飛び込みのお客さんを減らすことができますよ。

美容院は何分前に入ればいいのか?

意外と見落としがちなのが、美容院は何分前に入ればいいのかという点です。実は、かなりの人が悩んでいるんです。遅れるのはまずいということは分かりますが、逆に早く到着するのは何分まで大丈夫なのか、判断に困るんですね。

なので、「10分前にお越しください」とか「30分前から入店いただけます」など、具体的に時間を示しておきましょう。「早く着いても大丈夫ですよ」のようにぼんやりさせると、結局何時に入ればいいのか分かりませんので、注意してくださいね。

定休日は、当たり前だけれど明確にする。

定休日は明確にしておきましょう。定休日は統一されているので、多くの方はご存じだと思います。ところが、統一の仕方が地域によって違います。全国的には月曜定休ですが、関東は火曜定休ですので、定休日が場所によって違うんですね。

もちろん、美容院はローカルなものだから問題ないと思いますが、定休日をネットで調べる方は意外と多いんです。また、第2週や第3週が連休になっていると思いますので、それもややこしく感じます。なので「それくらい分かるでしょ」と思わずに、ちゃんと掲載してくださいね。

連休中の営業状況や、臨時休業などもしっかり掲載しましょう。また、関連して営業時間も明示してください。何時に開店で、何時に閉店するのかもお忘れなく。

サービス内容に関連したこと

ヘアカラーについてしっかり説明する。

現代の美容院で重要なのは、ヘアカラーではないでしょうか。昔なら白髪染めがほとんどでしたが、今やファッションとしてヘアカラーを楽しむ方が多いですからね。どんな色にできるのか、最近は何色が流行っているのかなど、自分好みのカラーが選べることを示しましょう。

具体的に、「アッシュ・グレイ・グレージュ・バイオレット・黒」など、色を明示します。さまざまな色を示したり、技術的な面について説明するのも重要ですが、パッチテストについても説明が必要でしょう。誠実にやっていることをアピールして、お客さんに安心してもらうんですね。

毛染めとは逆の、ブリーチについてもしっかりと説明してくださいね。

シャンプーについて説明する。

美容院では、シャンプーについて気にする方は多いようです。具体的には2通りあって、シャンプーだけを希望する方と、シャンプーなしを希望する方です。つまり、美容院のシャンプーが非常に好きな方と、否定的な方がいるということなんですね。

信頼している方は、自宅でも美容院用のシャンプーを購入したいと考えているくらいです。しかし、否定的な方はシャンプーしないでほしいと思っています。くすぐったい、気持ち悪い、合わない、と感じる方がいらっしゃるようです。苦しい、苦手、嫌い、怖いと感じる方もいます。

したがって、シャンプーは良いところを説明するだけでなく、シャンプーなしという選択もできることを伝えるべきではないでしょうか。

トリートメントについて説明する。

美容院で行われるトリートメントについても、気になる方は多いです。トリートメントは、どのような効果や意味があるか、分かりやすく説明するのがポイントになります。なぜなら、トリートメントの効果を疑っている方が少なくないからです。

「本当に効果があるのか?」とか「どれくらい持つのか?」といった疑いもあるし、トリートメントをした後は、どのように髪を扱えばよいのかといった不安もあります。そのため、科学的な証明やお客様の声などで、安心できる要素をしっかりと示す必要がありますよ。

「○○だけ」というサービスも検討する。

ここまででお気づきの方もいらっしゃると思いますが、「○○だけ(○○のみ)」ということを希望されるお客さんが少なくありません。具体的には、「ブリーチだけ」「シャンプーだけ」「トリートメントだけ」「カットのみ」「パーマだけ」「ブローのみ」などです。

全部セットとしてコースにするのではなく、場合によっては単体で提供するということが、必要であることが分かります。もちろん、経営方針の関係がありますので、簡単に実現できないかもしれませんが、このようなニーズに沿ったサービスの掲載は重要ですよ。

お店の基本情報に関連したこと

料金は明確に掲載しているか?

美容院の料金は明確にしておきましょう。おそらく相場はほぼ統一されているとは思いますが、お店によっては 1,000円カットをやっている場合もあるし、7,000円を超える場合もあるでしょう。したがって、必ず料金表を掲載してください。

ただし、基本的にお客さんは、美容院の料金は高いと思っています。したがって、お得なコースや割引、ポイントカード(やっていれば)などの情報も併せて発信してください。ホットペッパーへの掲載など、安いと思ってもらう様々な工夫が必要ですよ。

支払方法に関しても、「現金のみ」だけでなく、「クレジットカード・ペイペイ・電子マネー」などの対応が必要になっていることも知っておいてください。

場所はしっかり説明しているか?

美容院は、直接来店のあるビジネスです。したがって、非常に狭い範囲を対象とする場合がほとんどです。基本的には、「○○市」や「○○区」が単位になります。逆言えば、全国を相手にする必要はありませんので、ローカルな内容に徹するべきでしょう。

なぜなら、お客さんに身近に感じてもらうことと、検索エンジン対策になるからです。例えば、検索の際に「美容院 ○○市」といったキーワードになるでしょうから、○○市の情報が多数載っていれば親近感がわきますし、検索エンジンも○○市の美容院だと認識します。

このように、対象範囲を明確にすることを忘れないでください。

お店の特徴に関連したこと

メンズの対応はどうなっている?

美容院というと女性のイメージがやや強いですので、メンズつまり男性の対応がどうなっているか掲載しておく必要があるでしょう。もちろん、女性のみならその旨を明確にする必要があるし、そうでなければ男性一人でも気軽に来店できるように、工夫する必要があるでしょう。

「男性もお気軽にご来店ください」だけでは弱いと思いますので、実際にカットしている写真であるとか、何かしらの気軽である証拠を示すことが必要ですよ。また、男女問わず年配の方もいらっしゃいますので、年代に合わせた対応も必要になることを覚えておきましょう。

子連れの場合に対応できるか?

お子さんがいるお客さんは、どうしても子連れになるか子供を預けないといけません。すると、子どもを連れて行ってもいいのか、それともそれはダメなのかが非常に気になります。ちょっとした託児施設があれば最高ですが、そうでなければ子連れの対応について明確にしましょう。

自店舗に託児施設が無くても、近所にあればそれを紹介するだけでも構いません。美容院経由なら割安で預けられるような優遇措置があれば、それだけでもかなり魅力的です。できる限り、お客さんの困りごとを解決するように考えてくださいね。

お客さんの心理に関係したこと

お客さんは服装がとても気になります。

美容院へ行くにあたって、服装がとても気になるお客さんが少なくありません。これは、シャンプーやカットへの影響や、服を着替える際の髪型への影響などを気にしていると思われます。なので、どんな服装が適しているかも、ぜひ説明してください。

また、それに関連してネックレスやピアスといった装飾はどうすればいいか、メガネはどうすればいいか、さらにはメイクはしていってもいいのかなども、気になるようです。どうすることが適切なのか、しっかりと説明しましょう。

他にも、美容院に行く前(前日)に何かすべきことがあるか、しないほうが良いものがあるかなども知りたい方が多いですよ。

美容院に苦手意識がある方は多いです。

実は、美容院という場所は積極的に行きたい場所ではありません。かなりの方が、めんどくさい・緊張する・苦手・嫌い、といった感情を持っています。人によっては、怖いとか憂鬱に感じる方すらいるようです。つまり、美容院は非常に勇気が必要な場所だということなんですね。

これは、お客さんにとって、さまざまな障壁があるのが美容院だからです。髪の毛のカットやセットをしてもらっている間は何もできないというのもあるし、予約しないといけないし、すっぴんで行くのは恥ずかしいし、店員に話しかけられるのは面倒だしと、嫌なことだらけです。

ところで、ここまでの説明はすべて、この『嫌なこと』をどれだけ減らすかというところに、ポイントを置いていることにお気づきいただけたでしょうか。単にモノを購入する場合と違い、サービスを受けるという点が、お客さんにとっては心の重荷になっているわけです。

なので、いかにして「気軽に感じる」ように工夫するかが、極めて重要なんですね。

まとめ

いかがでしたか? 美容院のサイトについて、集客できる作り方を説明しました。

今回ご説明したのは、予約や営業日に関連したこと、サービス内容に関連したこと、お店の基本情報に関連したこと、お店の特徴に関連したこと、お客さんの心理に関係したこと、などのポイントでしたが、お分かりいただけましたでしょうか。

多くの方が知りたいと思っていることについて説明してきましたが、ほとんどのものは不安解消のために必要な事柄です。実は、カリスマ美容師が居るとか、どんな設備があるとかいった情報はあまり重要視されていません。もちろん下手な美容師は困りますけどね。

最も重要なのは、美容院に行くこと自体がかなり面倒なことであるという、お客さんの心理を理解することです。とにかく、リラックスして気軽に来店できるように工夫しましょう。従業員で会議したり、お客さんに聞くなどして、徹底的に来やすいお店にしてください。

技術よりも、むしろ気軽な雰囲気づくりの方が、肩ひじ張らず来店できるので受けは良いと思いますので、ぜひ検討していただければ幸いです。

以上、「美容院のサイト、集客できる作り方とは?」と題して説明しました。