集客フックの、知っておくべき7つのポイントを解説!

集客フックの、知っておくべき7つのポイント!

集客フックの、知っておくべき7つのポイントを解説しました。読者対象は、集客で使われるフックの意味・種類・特徴などを詳しく知りたい方です。基本的な知識だけでなく、うまく機能させるコツについても説明しています。

なぜ、集客フックが重要なのか?

集客ではフックを使うことがよくあります。当方はWebのコンサルタントですので、ホームページでも利用する場合が多いです。なぜなら、お客さんの心を動かすために非常に有効だからです。状況にもよりますが、うまくいくと劇的に反応が良くなりますからね。

実際に、集客が上手な方に話を聞くと、「フックを活用するとうまくいきますよ」という返答をもらうことが少なくありません。すると、「そもそも何をすることなのか?」とか「どんな種類があるのか?」とか「注意点はあるんだろうか?」など様々な疑問が湧くと思います。

そこで、集客フックが分かるように、詳しく説明していきましょう。

集客フックのポイントは7つある!

それでは、集客フックのポイントを7つ説明します。しっかり目を通して頭に入れてください。

集客フックの意味をおさらい

まず、意味をおさらいしましょう。集客フックとは、「お客さんの興味を引くために、何らかの施策で誘導する」ものを指します。つまり心に引っ掛けるわけですね。もう少し具体的に言うと、無料の商品やサービス、各種のイベントといったものです。

なぜ集客においてフックを使うのかというと、いきなり商品を販売するとハードルが高い場合があるからです。例えば高額であるとか、体験しないと効果が分かりにくいものなどです。こういった多少売りにくいものは、購入前にワンクッションを置くわけですね。

集客フックを突破口として、お客さんの商品やサービスに対する理解が深まりますし、コミュニケーションも取りやすくなります。このように、受け手の心を解きほぐして購入へのハードルを低くするのが、最も重要なねらいであると言えるでしょう。

豆知識:集客フックはオファーとも言いますので、覚えておいてください。

続いて、具体的な集客フックの例をご紹介しましょう。

集客フックの例1:情報

集客フックの例として「情報」が挙げられるでしょう。例えば、「パンフレット、カタログ」などの資料がその典型ですが、特集記事が書かれた「無料冊子」なども情報系のフックです。また、「問い合わせ」も情報提供ですので、仲間に入れても良いと思います。

情報系集客フックのポイントは、商品やサービスについて非常に詳しい情報が手に入る点です。通常の広告やネット(ホームページ)からでは手に入らない情報に、興味を持ってもらうわけですね。なので、この場合は資料請求から個人情報の入手を狙うのが目的になるでしょう。

情報系の集客フックは、お客さんにとって最も入りやすい入口になると考えられます。なぜなら、最小限の個人情報を提供すれば、他では手に入らない情報が入手できるからです。雑誌や新聞、ネット経由での請求のパターンが多いかもしれませんが、店頭で直接渡すこともあるでしょう。

内容については、より詳しい情報が一般的でしょうが、今まで出ていなかった情報や過去の記事をまとめたもの(バックナンバー)でもよいと思います。情報系の集客フックで多くの方が興味を持つ情報を提供できれば、自社に惹きつける第一歩にできるのではないでしょうか。

集客フックの例2:特典

集客フックの例として「特典」が挙げられるでしょう。例えば、「ノベルティ、クーポン、くじ」などがあると思います。これらは、店頭やホームページなどで配られる場合が多く、それだけを入手できる場合もあれば、商品の購入時にオマケとして配布される場合もあるでしょう。

いわゆる、販促グッズということになりますが、「今なら、こんなオマケがついてくるのか。ちょっと興味が出てきたな。」となってほしいわけです。つまりこのタイプの集客フックは、特典に心が惹かれることで、商品やサービスについて詳しく知ってもらうのが狙いなんですね。

そして、最終的には購入にまでつなげるというわけです。特典が何もない状態では興味を示さなかった人でも、特典があることで興味を持ってくれればきっかけの一つとして、集客フックが非常にうまく機能していることがお分かり頂けると思います。

このように、特典を集客フックとして使う方法があります。古典的なやり方であるうえに、ある程度の費用が掛かりますが、決して効果は侮れないでしょう。

集客フックの例3:キャンペーン

集客フックの例として「キャンペーン」も挙げられるでしょう。例えば、「送料無料…」とか「割引き…」など、お得なことを期間限定で行うものが多いですね。他にも、購入資金を提供する(実質的には値引き)ようなやり方もあるでしょう。

いずれにしても、今なら非常にお買い得であることを示して、興味を引こうとする集客フックです。ではなぜ、常態的に行うのではなくキャンペーンと銘打つのかというと、期間限定であることを強調したいからです。期限があると心惹かれるのが人間ですからね。

また、キャンペーンを集客フックとして使う場合は、実施する理由も必要でしょう。例えば、「会社創立20周年記念…」とか「新製品発売記念…」などがあります。「○○だから、お安く提供していますよ」とすることで、「なるほど、だから安いのか」と納得してもらえるわけです。

したがって、頻繁にキャンペーンを行うと効果が薄くなってしまいますが、何かの機会に乗じて使うと、うまくいく集客フックではないでしょうか。

集客フックの例4:イベント(催し物)

集客フックの例として、「イベント(催し物)」も挙げられると思います。例えば、何らかの展示会であるとか、新商品発表会とか、実際に足を運んでもらうものが該当します。なので、体験会や説明会なども、イベントであると考えられます。

では、なぜ足を運んでもらうのかと言えば、実際に見たり聞いたり体験したりしないと分からないことがあるからです。分からないことがある状態では、お客さんはいまひとつ興味を持てなかったり、購買意欲が湧かなかったりします。そこを打開するために、足を運んでもらうわけですね。

また、お客さんが実際に会場へ来ますので、直接コミュニケーションをとることもできます。直接話ができるということは、より詳しく説明することができますので、商品について理解を深めてもらうことができます。ただし、この集客フックには重要なポイントがあります。

それは、イベントでは直接販売まで誘導しないことです。もちろん、お客さんが買いたいというのであれば話を進めればよいですが、そうでない場合は無理をしてはいけません。なぜなら、お客さんのモチベーションが必ずしも高くないからです。「ちょっと見に来た」だけの人がいるんですね。

それでも、わざわざ足を運んでくれるということは、それなりに興味があるからですので、ぞんざいには扱わないでください。これらの点に注意してもらえれば、イベントも重要かつ有用な集客フックだと言えるでしょう。

集客フックの例5:無料のサービス

集客フックの例として、「無料のサービス」も挙げられると思います。すでに無料のものは紹介していますが、ここで言う無料のサービスとは「点検、見積もり、相談」など、ある程度会社やお店の人間が動くものを指します。

単純に物や書類が届くだけの集客フックとは、明らかに違いますよね。また、人が動く以上、その先には販売や契約がちらつきますから、やはりこれまで紹介したものとは、質が違うことがお分かり頂けると思います。つまり、無料のサービスを依頼する方は、かなり購入に近いわけです。

ただ、それでも集客フックの役割を考えれば、あくまでも一歩踏み込んでもらうための入り口にすぎませんので、無理な販売は禁物です。ただし、販売のチャンスではありますので、自然な形での売り込みは必要でしょう。「このような商品がありますよ」ぐらいは、示してください。

無料のサービスを依頼する方は、かなり購入可能性が高いですので、重要な集客フックとして活用を考えてください。

集客フックをうまく機能させるコツとは?

集客フックをうまく機能させるコツについてお話しします。重要なのは内容の選び方で、次のようにポイントは3つあります。

  • 集客フックは、困りごとの解決策であること。
  • 負担感が少ないものを集客フックに選ぶこと。
  • 集客フックを必要とするタイミングを読むこと。

これらをうまく考える必要があります。つまり、どのようなものを集客フックに選ぶかで、うまく機能するかどうかが決まってしまうんですね。では、具体的にどうすればよいのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。

集客フックは、困りごとの解決策であること。

1つ目はそもそも論ですが、商売とは『困りごとの解決策を提供すること』ですから、集客フックも解決策を提供することがコツです。したがって、お客さんは何に困っているのか? どんな欲求があるのか? という点を考えてください。

例えば、「もっと詳しい情報がほしいようだ」と分析したのであれば、カタログに小冊子などを添付して渡すことが考えられます。他にも、「どうやら使い方がよくわからないようだ」と分析したものであれば、無償の使い方教室を開くなどの必要があるでしょう。

このように、集客フックでは困りごとの解決策を提供することがコツです。

負担感が少ないものを集客フックに選ぶこと。

集客フックは、できる限り負担感が少ないものを選ぶのがコツです。負担感の大小とはどういうことかというと、例えば、資料請求は電話やホームページで簡単にできます。しかし、展示会などは実際に現地に足を運ばなくてはいけません。両者の差が分かりますか?

明らかに前者の負担が小さいですよね。簡単な作業で済み、移動の時間や交通費などは必要ではないですから。集客フックは、あくまでも心のスイッチを入れて興味を持たせるものなので、最初はできるだけ負担が少ないものの方が、取っ付きやすいんですね。

このように、集客フックでは負担感が少ないものを選ぶのがコツですよ。

どんなに魅力があるものを集客フックに選んでも、負担感が大きいと反応が弱くなりますので、十分注意してください。

集客フックを必要とするタイミングを読むこと。

集客フックを必要とするタイミングを読んで、それに合わせることも重要です。タイミングとは、お客さんが「ちょうどいい、これを使ってみよう」といった形で、今すぐ必要としているもののことを指します。実は、これがコツの中でも一番重要なポイントなんです。

例えば、「機械の調子が悪いなあ、これじゃ仕事にならないよ」という状況の時に、「すぐに駆けつけます、点検だけなら無料です」のようなサービスがあれば、飛びつきたくなりますよね。逆に、いつでもいいようなものは興味が湧かず、いつの間にか忘れてしまいます。

したがって、「今すぐじゃないと困る」というようなものを、集客フックとして選ぶのが重要なコツです。どんなビジネスでもタイミングはあるはずですから、ぜひ考えてみましょう。

まとめ:集客フックは選び方が大切です。

いかがでしたか? 集客フックの、知っておくべき7つのポイントを説明しました。

今回ご説明したのは、集客フックの基本的な意味から始まって具体的な例を5つご紹介し、うまく機能させるためのコツなどの、非常に重要なポイントでした。

集客フックは、お客さんの心を動かすためのスイッチなので、いきなり購入を迫ることは避けましょう。あくまでも、興味を持ってもらうための第一歩であることを忘れないでください。そして、何と言っても重要なのが、何を選択するかです。

選び方を間違えてしまうと、お客さんの心にフックしません。誤った選び方で、機能していないフックが非常に多く見受けられます。中でも非常に重要なのが、タイミングを合わせることです。困り事よりも負担感よりも、高い確率で反応が良くなります。

ぜひこの点に注意して集客に取り組んでください。きっと成果があがりますから。

以上、「集客フックの、知っておくべき7つのポイントを解説!」と題して説明しました。