ホームページの作り方を解説!(基礎編)

ホームページの作り方を解説!(基礎編)

ホームページの作り方

、その基礎を分かりやすく解説しました。読者対象は、ホームページの作り方を知りたい初心者ですが、中級者以上の方にも参考になると思います。必要な手順を実践的に詳しく説明しているからです。

ホームページの作り方、基礎は手順の理解から!

「ホームページの作り方について基礎を知りたい」と思われたために、あなたはこのサイトをご覧になっているでしょう。これからホームページの作り方について基礎をご紹介しますが、実は作り方を知っただけでは知識が全く足りません。まずは、手順を知ってほしいんです。

というのも、ホームページを作ったらそれをインターネット上に公開するための、さまざまな準備も必要だからです。せっかく作ったものを、自分のパソコンだけで眺めていても仕方ないですよね。具体的には、以下のような7つの手順を理解してください。

  1. サーバーの契約
  2. ドメインの取得
  3. 作成方法の決定
  4. 作成目的の明確化
  5. 内容の検討
  6. 画像や資料の準備
  7. 実際に作成

そこで、ホームページの作り方について、基礎を準備段階から順を追って説明していきましょう。

ホームページの作り方、7つの手順を説明します。

それでは、ホームページの作り方を準備段階から説明します。手順は全部で7つあり、前半で準備を後半で作り方を説明しますので、すべてに目を通してください。

1.サーバーを決める

最初にサーバーを決めましょう。サーバーとは、作成したホームページをインターネット上に公開するためのコンピューターで、パソコンやスマホからのアクセスを受け付けます。ところが、これを自前で用意するとかなりの知識・技術・費用が必要です。

具体的には、「ネット回線・ルーター・サーバー用パソコン」が必要で、それをインターネットからアクセスできるようにセッティングします。しかも、24時間365日ネットに接続された状態にするので、大変なのが分かりますよね。

そこで、一般的にはサーバーをレンタルします。ホームページを公開するためのすべての設備が使えるようになっており、作成物をサーバーに転送するだけで使えます。費用についても、安いレンタル業者ではひと月に200円ぐらいです。

レンタルなら設備の用意は一切いらないし、機器のメンテナンスもしなくて済みます。ホームページの公開に必要なものがすべて揃うので、借りたほうが断然お得なんです(借りると言っても、物理的に自社に設置するのではなく、ネットから使うだけですよ)。

参考 サーバーの選び方は、以下で紹介しています。

https://hprs1.com/%e3%83%9b%e3%83%bc%e3%83%a0%e3%83%9a%e3%83%bc%e3%82%b8-%e3%82%b5%e3%83%bc%e3%83%90%e3%83%bc/

2.ドメインを取得する

次にドメインを取得しましょう。ドメインとは「sample.com」のような、いわゆるアドレスのことで、自分(自社)専用のものが持てます。ただし、取得は必須ではなく、サーバーをレンタルしたときに既存のものを使えますが、独自の方がお勧めです。

というのも、既存のものを使うと「sample.com/jisya/」のようになって、表記がなんだか間借りしているように見えてしまいます。つまり、印象的にあまり格好の良いものではないんですね。このような理由から、ぜひ独自ドメインを取得していただきたいと思います。

具体的な取得方法は業者によって違いますが、ほとんどの場合はサーバーレンタルの際に、同時に申し込めますので、サーバーを決めた段階でドメインも考えておきましょう。基本的に文字列は自由に作れますが、早い者勝ちですので既に登録されている場合は申請できません。

また、トップレベルドメイン(「.com」の部分)は、日本国内であれば「 .jp」を取得したほうが利用者が安心するかもしれませんね。なお、取得・維持費はひと月あたり 200円程度~なので、費用面でも負担にはならないでしょう。

ぜひドメインを取得して、自社アドレスの独自性を確保するようにしましょう。

3.作成方法を決める

続いて、ホームページの作成方法を決めましょう。作成方法とは、HTMLを記述するのか、CMSと呼ばれるシステムを利用するのかを選ぶということです。それぞれ一長一短がありますので、簡単に特徴をご紹介しましょう。

HTMLでの記述とは?

HTMLと呼ばれる言語で内容を記述し、テキストファイルとして保存するホームページ作成方法で、最も基本的なやり方です。テキストエディタ(メモ帳など)で記述して、拡張子 .htmlとして保存すればOKですよ(なお、実際には装飾用の CSS というファイルも必要です)。

ただし、当然ですが記述方法に関して学ばなくてはいけませんし、全体的なデザイン変更をしたい場合は全ページを更新しなくてはいけません。また、作成自体は自分のパソコンで行って、それをサーバーに転送するという方式なので、直接的な編集はやりにくくなっています。

したがってHTMLは、好きなように記述できるので自由度が最も高く費用も掛からない代わりに、学習や作成にとても時間的なコストが掛かる方法だと言えるでしょう。

これを簡単にするものとして、ホームページビルダーなどの作成ソフトが存在します。文章や画像を挿入すると、自動的にHTMLやCSSを記述してくれるんですね。

CMSの利用とは?

CMSとは「Contents Management System」の略語で、サーバーに組み込んで使うシステムです。画面上で文章と画像を挿入すると、それらがサーバーに保管されます。そして、アクセスがあるたびにデータを読み込んでHTMLを瞬時に生成する、というやり方です。

利用には特別な知識が不要で、全体的なデザインや骨格の作成・変更は、テンプレートの適用で簡単にできるシステムがほとんどです。ただし、一部のページだけデザインを変更する場合に、若干面倒な場合があります。また、費用は有料・無料などシステムによってさまざまです。

したがってCMSは、時間が掛からない代わりに、自由度がやや制限されたり多少の費用が掛かる場合があるやり方だと言えるでしょう。

以上のような点から考えると、これからホームページ作りをされる方であれば、CMSの利用をお勧めします。仕事の合間に作業される方が少なくないと思いますので、時間短縮ができるシステムは明らかに魅力的だからです。

CMSにはいくつかの種類がありますが、お勧めは無料のWordPress(ワードプレス)です。

WordPressとは何か、仕組みを説明しました。読者対象は、「最近よく耳にするWordPress(ワードプレス)って一体何なの?」と疑問をお持ちの方です。仕組みだけでなく、何が優位で人気があるのかも解説しています。

続いて、具体的なホームページの作り方に入っていきましょう。

4.作成目的を明確にする

ホームページを作るには、まず作成目的を明確にします。つまり、「何のために作るのか?」をハッキリさせるんですね。具体的に例を挙げると、次のようなことです。

  • 自社を紹介する
  • 商品を紹介(販売)する
  • ユーザーに役立つ情報を提供する

では、なぜ目的を明確にするのかというと、閲覧者に分かりやすくメッセージ(知ってほしいこと)を伝えるためです。何となくいろんな情報を詰め込んで、一度にたくさんのメッセージを伝えてしまうと、ぼんやりとした内容のホームページになってしまいかねないんです。

すると、「いろんな種類の情報があれば、選択肢が増えて良いんじゃないの?」と思われる人も少なくないと思います。ですが、多くの方はある特定の目的を持って閲覧するので、メッセージがハッキリしていないと、うまく伝わらないんです。

例えば、「会社について詳しく知りたい」とか「商品について情報がほしい」とか「便利な使い方を教えてほしい」など、閲覧者は何かしら特定の目的があるんですね。なので、そこが明確になっていないと、ホームページをちゃんと見てもらえないんですよ。

このような理由から、「うちのホームページは○○を中心に紹介する!」と明確な目的を持つようにしましょう。

5.内容を考える

ホームページの目的を明確にしたら、次に内容を考えます。内容とは、「目的に合わせて具体的に何を書くのか?」ということです。例えば、会社の紹介を中心にするのであれば、「会社の正式名称・所在地・沿革・代表者・資本金」など、必要なことが決まってくるでしょう。

したがって、目的に応じて必要な内容を考えなくてはいけないわけです。このとき注意したいのが、「○○と□□があれば十分だろう」と自分で決めつけないことです。どんな人がターゲットの中心になるのかを想像して、「きっとこんなことも知りたいはずだ」と推理してください。

そして、内容で最も重要なのがゴール設定です。つまり、ホームページで閲覧者に実行してほしい行動を決めておくんですが、具体的には次のようなものです。

  • ただ見てもらうだけでよいのか?
  • 問い合わせまで要求するのか?
  • 資料請求や説明会などの申し込みを求めるのか?
  • 商品の販売まで引っ張り上げるのか?

ホームページの公開は、ビジネスにつなげるのが最終目的のはずですから、ゴールが明確になっていないと何も起こりません。なので、閲覧者のことをよく考えて内容を検討しましょう。

6.画像や資料を準備する

内容が決まったら、それに合わせて画像や資料を準備しましょう。画像は、アイキャッチと呼ばれるページの冒頭に挿入するものや、文中に入れる挿絵的なものなどがあります。また、資料はグラフや図解、あるいは表を作るときに必要なデータなどです。

なぜ画像を入れるのかというと、文章を読ませるための弾みになるからです。文字だけだと、閲覧者によっては「読みたい!」という気持ちが湧かないんです。また、資料を準備するのは、説明の裏付けや証拠として使用するためです。

これら画像や資料も、内容に合わせて関連のあるものを挿入しましょう。当然ですが、全く関係ない商品写真を使ったら混乱を招きますし、関連のない資料もまずいです。必ず適切な画像と資料を使いましょう。

ポイントは、画像でイメージを膨らませてもらったり、資料から信頼性が高いことを感じてもらうところにあります。その点に注意して、画像や資料を用意してください。

画像の種類は?
画像はGIF、PNG、JPEGなどの種類がホームページで利用できます。これらの種類であれば、ブラウザで問題なく表示できますよ。

7.ホームページとして作成する

(実際の細かい作り方は、選んだ作成方法によって全く違うので、ここでは作成時の心得のようなものをご紹介させていただきます。)

準備が整ったら、ホームページとして実際に作成しましょう。決めた内容に沿って、準備しておいた画像や資料を挿入しながら作ります。完成したら、サーバーに保存してください。これで、ネット上に公開ということになりますよ。

なお、HTML の場合はデザインから作らないといけないので、かなり大変です。ネット上で各種のテンプレートを探して、参考にすると良いと思います。実際に作り始めると、さまざまな問題に遭遇すると思いますが、そこを乗り越えて頑張ってください。

また、ホームページを作る際に最も気を付けていただきたいのが、閲覧者のレベルに合わせた易しい説明をすることでしょう。というのも、書き手の知識は豊富ですが、読み手は想像以上に知識が乏しいんです。一から十まで、一つ一つ丁寧に説明してください。

コツとしてもう一点ご紹介すると、自分(自社)は何ができるかを説明するよりも、読み手がどうなるのかベネフィットの説明を心がけましょう。ほとんどの読み手は相手(会社)のことより自分のことが気になります。その心理に合わせて説明すれば、読んでもらえますよ。

まとめ:ホームページは、内容の作り方がとても重要です。

いかがでしたか? ホームページの作り方、その基礎を分かりやすくご紹介しました。

今回ご説明したのは、サーバーやドメインといった事前の準備から始まり、ホームページの作成方法を決めた後、作る目的や内容を考え、画像や資料を準備して実際の制作に入るという、7つの重要な手順でした。

ホームページを作るには、インターネットで公開するためのサーバーの確保から行う必要があることを、ご理解いただけたのではないかと思います。ただし、自前で用意するのは費用や管理の面でかなり大変ですので、レンタルサーバーの利用をお勧めします。

また、具体的な作り方は選ぶ作成方法によって違いますので、今回は触れませんでした。その代わりとして、共通部分である内容づくりの基本を説明させていただきました。ホームページをビジネスに活用する場合は内容が非常に重要ですので、ぜひ参考にしてください。

以上、「ホームページの作り方を解説!(基礎編)」と題して説明しました。