ホームページリニューアル、知っておくべき問題点とは?

ホームページリニューアル、知っておくべき問題点とは?

ホームページリニューアルで知っておくべき問題点を説明しました。リニューアルの問題点を知りたい方に適しています。リニューアルの際に注意すべき重要なポイントについて解説したので、失敗しないリニューアルが分かりますよ。

ホームページリニューアルの、問題点を知る意味とは?

ホームページリニューアルには、どんな問題点があるんでしょうか? もちろん、リニューアルすること自体に問題があるわけではなく、リニューアルのために行ったことが原因で、何らかの問題点が見つかることがあるんです。

ところで、ホームページのリニューアルは、「集客力アップ」をねらって行うんですよね? だとすると問題点を知ることは、集客でやってはいけないことを知る意味でもあるんです。つまり、正しいリニューアルを行わないと、問題が発生してかえって良くない結果になるわけです。

必要なのは、現状の正確な分析と、その結果から導き出した目的の設定です。そこで、どんなことが問題になるのか典型的なものを説明しますので、失敗のないリニューアルをするための参考にしていただきたいと思います。

ホームページリニューアルの問題点、5つのポイント。

それでは、ホームページリニューアルの問題点を説明します。ポイントは5つありますので、しっかりと頭に入れてください。

リニューアルの目的自体が分からない。

そもそも、リニューアルの目的自体が分からない場合があります。一度見たサイトに再訪問すると、「なんだか雰囲気が変わったけれど、何のためにリニューアルしたんだろう?」と思うことがありませんか? そういう時は、たいてい運営者自体もよく分かっていません。

つまり、目的無くリニューアルしてしまっているんですね。業者に勧められたからとか、しばらくいじってなかったからとか、運営者が何も意図しないで、何となくリニューアルすることがあります。これでは何の効果も期待できないので、ただお金を捨てるだけになりかねません。

必ず何か目的を持ってください。デザインを変えたいとか、商品ページを刷新したいとか、ある程度具体的な方が良いに越したことはありません。それが無理なら、せめて「目立つようにしたい」というような抽象的なものでもいいので、何か意図や目的を持ってリニューアルしてください。

誰のためにリニューアルするのか曖昧。

誰のためにリニューアルするのか曖昧な場合があります。ホームページのターゲットが定まっていないと、中途半端なリニューアルになるんですね。例えば、男性向けのサイトなのに、花柄やピンクを基調としたデザインにしても、そんなに関係ないでしょう。

したがって、ターゲットを明確に決めて「○○の人がたくさんアクセスしてくるはずだから、こんな感じのホームページにしよう。」というように考えてほしいんです。つまり、『誰のためのリニューアル』なのかを明確にしないと、非常に中途半端なホームページができてしまうんですね。

誰のためでもないホームページなら、存在意義はないでしょう。ターゲットを絞れないと思ったら、特定の誰かを決めて、その人のためにリニューアルしてみてください。すると、はっきりとターゲットが定まって、充実したホームページに仕上がりますよ。

デザインの変更で問題が生じる。

デザインの変更で問題が生じる場合があります。それは、操作の方法が変わってしまうことです。それまでの操作方法に慣れていたお客さんが、操作方法が変わってしまうことで戸惑ってしまうことがあります。最悪、「よく分からないから、よそで買おう」となるかもしれませんよ。

ところで、ホームページのリニューアルと聞いて、真っ先に思いつくのがデザインでしょう。ほとんどの方がそのように思うようで、私が「ホームページを集客できようにリニューアルします」というと、「どんなデザインにするんですか?」と聞き返されますからね。

なので、どうしてもデザインを触りたくなるのだろうと思いますが、それで本当にお客さんのためになるのかよく考えてください。商売のやり方に合わないとか、使い方が分かりにくいとか、問題がない限りは下手にデザインを変えないほうが、かえってよい場合が多いですよ。

中身が全く手つかずの状態。

中身が全く手つかずの状態という場合も多いですね。あなたは発信する中身について真剣に再検討したことがあるでしょうか? というのも、中身について関心を持つ方がとても少ないので、デザインだけのリニューアルで本当に効果があるのか、一度じっくりと考えてほしいんですよ。

なぜなら、見た目だけが変わっても中身が変わらなければ、本質的には何も変わらないからです。つまり、どんなにデザインを変えても、中身に問題があれば何の解決にもなっていないわけです。そして、多くの場合は中身に問題を抱えていることも、知っておいてくださいね。

分かりやすくまとめると、リニューアルは、まず中身ありきで考えてください。そして、その中身がどうやったら分かりやすく伝わるかを、デザインで工夫するんです。このようにデザインは補助的なものであって、中身が最も重要であることを理解してほしいと思います。

URLが変わってしまった。

リニューアルによって、URLが変わってしまうことがあります。ホームページ自体を新しいドメインに移行したり、ファイル名やフォルダ名を変えた場合にURLが変わってしまいますね。このような状況では、当然ですが既存のユーザーはアクセスができなくなります。

したがって、事前の告知は非常に重要です。ユーザーは、ある日突然アクセスできなくなると、「あれ、このサイト無くなったのか?」と思います。すると、信用を失ったり、よそへ移られたりしてしまうことになりかねません。したがって、URLが変わることへの事前告知が非常に重要です。

なお、事前告知だけでは不十分ですので、リダイレクトの設定も行ってください。そうすれば、自動的に新しいURLに中継してくれますからね。技術的には .htaccess ファイルに301リダイレクトという設定を書き込みます。WordPressなら、プラグインがあるのでそれを使ってください。

このように、URLの変更が伴う場合は、ユーザーに不便がかからないように細心の注意を払ってください。

まとめ:リニューアルは、お客さんのためです。

いかがでしたか?

ホームページリニューアルの知っておくべき問題点を説明しました。代表的な問題点を5つ挙げてお話ししました。目的が分からない、誰のためか曖昧、デザインの問題、中身が手つかず、URLの変更などいろいろな問題がありましたね。

繰り返しになりますが、集客力アップのためのホームページリニューアルは、分析と目的設定が重要です。決して、なんとなくデザインを変えても成果は出ません。まず、ホームページ全体を正確に分析して、集客力アップに何が必要なのか、問題を見つけ出さなくてはいけません。

では、どのように分析して目的を設定するのかといえば、「お客さんがどう思うのか?」ということに尽きます。つまり、お客さんの期待にどれだけこたえられるかが重要なんです。なぜホームページをリニューアルするのか、それはお客さんの期待に応えるためです。

お客さんのためのリニューアルが、集客力アップの第一歩であることを理解していただければ、私としては何よりです。

以上、「ホームページリニューアル、知っておくべき問題点とは?」と題して説明しました。