SEOとは
何か、わかりやすく説明しました。検索エンジン対策の基礎的な知識を知りたい初心者向きですが、上級者でも気づきがあると思います。基本的な意味、仕組みとこれまでの歴史や背景、順位基準について解説しています。
SEOとは何か、わかりやすく説明します。
「SEOとは何か、わかりやすく教えてほしい!」と思われて、このページをご覧になっている方は多いと思います。おそらく、ホームページを検索で上位表示させる対策だということは、なんとなくご存じだと思います。しかし、それ以上のことは知らないという人も少なくないでしょう。
実際にどんなことをすればSEOになるのか、そもそもホームページの何が順位を決める判定基準なのかなど、知りたいことはたくさんあると思います。Webサイトはもちろんのこと、ブログやアフィリエイトなどに生かして集客したい方が、ほとんどではないでしょうか。
そこで、SEOについて意味だけでなく、そのカラクリや歴史などを詳しく説明しましょう。
SEOとは何か、7つのポイントで説明します。
それでは、SEOの意味をわかりやすく説明します。ポイントは7つありますので、しっかりと目を通してください。
SEOの意味とは?
まず、SEOの意味は「 Search Engine Optimization 」の略語で、日本語訳すると「検索エンジン最適化」となります。対象となるのは主に Google ですが、これでは何のことかよくわからないと思いますので、さらに詳しく説明しましょう。
SEOの目的は、検索結果の上位に自サイトが表示されることです。すると、順位がどのように決まるのかを知らなくては、対応のしようがありませんよね。そこで、判定基準を調べてそれに適合するようにホームページを調整します。
そして、判定基準に一致する部分が多いホームページほど、検索結果で上位に表示されることになります。つまり、執筆者がいかにして順位決めの尺度を把握し、それに準拠した内容に仕上げられるかがポイントなんですね。これで、SEO対策と呼ぶ場合があるのも頷けるでしょう。
このように、順位決めの基準に沿ったホームページになるよう対策して、検索で上位表示を狙うことをSEOというんですね。
SEOでは何が順位に影響するのか?
SEOでは何が順位に影響するのかと言えば、基本は文字です。なぜなら、検索ではキーワードを使うからです。ユーザーは、言葉を使って情報を探すわけですから、当然だと言えるでしょう。では、画像は全く関係ないのかと言えば、そんなことはありません。
例えば、何かを説明するときに展開図が無いと分かりづらいとか、サービスではなく物理的なモノを売っているのであれば、商品写真がないとイメージが湧きにくいといった場合があります。このような状況では、画像の有無が検索順位に影響する可能性が高いです。
また、「○○の写真」のようなキーワードであれば、それに関係した画像が一覧されます。つまり、検索のやり方によっては、写真や絵が重要な意味を持つわけです。しかし、いずれの場合でも言葉による説明がないと検索自体に引っかからない可能性があります。
なぜなら、画像の中身までは判断できないからです。今の技術では、何に関する写真(図)なのかまでは調べがつきません。必ずその周辺で「○○の絵です」のように説明が必要なんですね。つまり、結局は文字が無いと検索対象にはならないということが分かります。
したがって、いかにして文章でホームページの内容を表現するかが、SEOにおいて重要なポイントになるということなんですね。
続いて、順位の判定基準を知るために、SEOの歴史を振り返ってみましょう(実質、 Google のお話になります)。
歴史1:最初のSEOはキーワードの詰め込み
最初のSEOは、ホームページにキーワードを多数詰め込むことから始まりました。なぜこのような手法がまかり通っていたのかというと、検索に使った言葉と同じ単語の多いページを単純に上位表示していたからです。つまり、それが判定基準だったんですね。
確かに、ある特定の単語が多いということは、それに関して深く説明しているということが考えられます。すると、「とにかくキーワードを詰め込めばいい」ということになって、内容的に全く関係のないホームページでも上位表示されるような事態になりました。
私の記憶でも、本当にひどい内容のホームページがありましたね。いたるところにキーワードと思われる単語があったり、単語を背景色と同じ文字色にすることでごまかしたりと、全く内容が無いサイトが増えたのを覚えています。
このように、SEOにおける最初の順位基準は、検索キーワードと同じ単語をたくさんホームページの文章に埋め込むというものでした。
歴史2:次のSEOは被リンク集め
ホームページの質が下がったことを受けて、 Google は被リンクの多さを順位決めの基準とする方針に転換し、キーワードの影響を弱くしました。なぜ変えたのかというと、「内容が良いホームページは他のサイトからリンクされる」という発想だからです。
確かに、これも理にかなっています。リンクを張るということは、「この内容は役に立つ」とか「このサイトの方が詳しく説明してある」と筆者が思ったということです。わざわざ質の悪いホームページに対してそんなことしないですからね。
すると、これも逆手に取るような人たちが出てきて、多数のサイトを運営してそこからリンクを張りまくるということでSEOにしたのです。これも、やはり内容のない(質の悪い)サイトでも上位表示してしまいました。
このように、SEOの順位基準はキーワード偏重から、被リンクの多さをより重視するように変化しました。
歴史3:最新のSEOとは?
Google の順位決めの最新基準は、「ユーザーの役に立つ内容」という視点になりました。つまり、技術的な対策の割合は下がったのです。もちろん、キーワードの量はある程度必要だし、被リンクも重要ですが、良質なコンテンツが最新のSEOでは重視すべき要素です。
このように説明すると「本当にそうですか?」という方が多くいます。おそらく、「相手は検索プログラムだから技術的な対策が必要だ」と考えるのだと思います。確かに、所詮は機械ですから人間にかなうものではありませんが、それでも日々進化していることは間違いありません。
まるで人間が読んで判断しているかのように順位づけしていますので、おそらくAIのような技術を導入しているのでしょう。なぜなら、役に立つ内容のホームページが確実に上位表示され、必ずしも文法が正確であるとか、きれいに作られているといった必要はないからです。
このように、順位決めの判定基準はキーワードと被リンクの影響が弱まり、役に立つコンテンツという内容重視へと変化しました。
ちなみに、 Google の意図を逆手にとったやり方を『ブラックハット』と呼び、逆に趣旨に沿って正しく作るやり方を『ホワイトハット』と呼びます。
今後のSEOはどうなる?
今後のSEOはどのようになるのかというと、より一層、質の高さ(役に立つ内容)が要求されると思います。現在の検索エンジンは高度とはいえ、まだ甘いところがあります。どうやら、日本語の解釈はなかなか難しいようで、今後のアップデートで進化していくことでしょう。
つまり、日本語の解釈が正確になれば、これまでよりも一層内容での勝負になるというわけです。したがって、検索エンジンを相手にしてホームページを作るということが通用しなくなります。あくまでも、コンテンツは検索ユーザーのために作成しましょう。
簡単に言えば、「きっとみんなはこのようなことで困っているはずだ!」ということを探して、それをホームページにするということです。なぜなら、役に立つとは「問題解決」だからです。今後は、どれだけ閲覧者にとって有益な内容を作れるかが、SEO対策になりますよ。
キーワードやリンクの数がSEOに全く影響しないのかと言えば、そうではありません。指標としては残っているようで、影響の有無を二択で答えるなら、『SEO対策に影響する』と言い切れるでしょう。
SEO対策で本当にアクセスが増えるのか?
ところで、多くの方は「アクセスを増やすためにSEOを実施する」のだと思いますが、果たしてどの程度の効果があるのでしょうか? お考えいただきたいのが、この対策は検索結果でホームページが上位に表示されるだけである点です。
つまり、上位に表示されたからと言ってアクセスされる保証はありません。なぜなら、目立ちやすくなるだけだからです。検索ユーザーは、最初に見たものを何も考えずにクリックするような単純な行動はとりません。そこには、閲覧するかどうかの判断基準があるんです。
具体的には、タイトルとディスクリプションが重要です。なぜなら、これらは検索結果の一覧にリンクとスニペットとして表示されるからです。つまり、それらが訪問するかどうかの判断基準になるんですね。SEOには、心理的な仕掛けも必要であることを知っておきましょう。
「SEO=アクセスが増える」は、必ずしも正しくないんです。心理的な対策も同時に行うことで、初めてアクセス数の増加が見込めるとご理解ください。
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まとめ:SEOとは、検索エンジンの順位基準に合わせることです
いかがでしたか? SEOとは何か、わかりやすく説明しました。
今回は、SEOの言葉の意味から始まり、歴史としてキーワードの詰め込み、外部リンク集め、最新のSEOなどをご紹介した後、今後はどうなるのか、本当にアクセスが増えるのか?、などのポイントをご説明しました。わかりやすく伝わりましたでしょうか?
SEOとは、検索エンジンの順位基準に適合させることであると、お分かり頂けたと思います。最新の対策方法は、閲覧者の役に立つコンテンツを作りながらも、キーワードを自然な形で埋め込むやり方です。内容が良ければ上位表示しますので、被リンクも増えていくでしょう。
もちろん、役に立つコンテンツという尺度も、検索エンジン側が独自に作っています。どんなに「これは良く出来た!」と思えても、それは自分の物差しで見ているにすぎません。つまり、内容を維持しながらも、プログラムの判定基準に合わせるのが順位を上げる秘訣です。
このように、閲覧者にとって役立つ内容を考えると同時に、検索エンジンの判定基準に適合するような文章を書くことがSEOであるとご理解いただければ、わかりやすいのではないでしょうか。
以上、「SEOとは? わかりやすく説明しました。」と題してご紹介しました。