しゃべる家電、誰のためにある?

しゃべる家電製品、誰のためにある?

しゃべる家電

は誰のためにあるのか考えてみました。家電に興味のある方はもちろんのこと、集客に関係のある方にもお役にたちますよ。実はしゃべる家電の存在が、集客を考えるうえでとても重要なことを教えてくれるからなんです。

しゃべる家電について考える意味とは?

しゃべる家電がとても増えていますよね。あなたも、「最近の家電はよくしゃべるよなあ」と感じたから、このページをご覧になっているんだと思います。私の自宅にも、『しゃべる炊飯器』があるんですが、うるさいくらいによくしゃべりますよ(笑)。

メーカーも工夫して、いろいろと便利な製品にしようとしていますが、本当に便利なのか疑問に思うことがあったんです。おそらく老人のように、体が不自由になってきている方のために開発されたものなんでしょうが、その役割を果たしているのか疑問に思ったんですよ。

そこで、音声案内が付いた、いわゆるしゃべる家電について考えてみましたので、ご興味がありましたら少しの間お付き合いください。

しゃべる家電、誰のためにあるのか考えました。

それでは、しゃべる家電が誰のためにあるのか、考えたことをお話しします。

しゃべる家電とは?

しゃべる家電とは何でしょうか? 機械が音声で案内するようになって、何年も経っています。身近なところでは、おそらく自動販売機ではないでしょうか。飲み物を買うと音声案内が流れますね。それが家庭用の家電にも採用されるようになって、しかも当たり前のようになっています。

音声案内がない場合でも、何らかの音で知らせてくれますよね。もはや音が鳴らない製品はほとんどないでしょう。ところが、この音に関してまったく無反応な人がいるんですよ。それは誰かといえば私の祖母です。祖母は、音が気にならないんじゃなくて、そもそも聞こえていないんです。

だから、炊飯器が「ご飯が炊きあがりました」としゃべっても、祖母はまったく気づかないんです。

誰のためにしゃべるのか?

さて、問題は誰のためにしゃべる家電があるのかです。祖母がまったく無反応であることで、家電の音声案内に疑問を持った私は、いろいろと考えてみたんです。おそらく音声案内は、便利にするためとかバリアフリーの一環として導入されていると思うんですよ。

ところが、バリアフリーが必要な祖母に対して、『しゃべる家電』は全く無力だという事実があります。一体、誰のために家電がしゃべるんでしょうか? 五感がしっかりしているうちは、家電がしゃべっても「すごいねぇ」となるだけで、案外と便利だとは思えないんじゃないでしょうか。

おそらく便利な状況は、コントロールパネルを操作できない状況とか、インジケーターを見れないときに威力を発揮するのでしょう。典型的な状況は、運転中のカーナビ案内でしょう。運転に集中するのでよそ見ができない、だから音声案内してもらうことで安全を確保できるわけです。

すると、一体何のために炊飯器がしゃべるのか、「家電の音声案内は誰のために存在するのか?」と疑問に感じてくるわけなんですね。(う~ん、目の不自由な方のためなのかなあ…。)

思い込みで企画していないか?

しゃべる家電が単なる話題集めならそれはそれでいいのかもしれないですが、真剣に役に立たせるためであれば、少し詰めが甘いんじゃないかと思うんです。少なくとも、お年寄りには全く役に立たない場合があるわけで、誰のために開発したのか疑問を抱きます。

でも、音声で案内ができれば本当はお年寄りにとって相当役に立つはずなんです。お年寄りが最新家電の操作を覚えるのは困難を極めます。ちょっとした操作が覚えられないんです。なので、音声案内がうまく機能すれば、とてもスムーズに操作が行えるんですよ。

ところが、実際には音声が聞こえないので役に立たないという、ある種の矛盾が生まれてしまう。でも、実は解決策があって、周波数を下げて低い男性の声にするんです。人間は年を取ると、だんだんと高い周波数の音が聞き取れなくなってくるので、解決策としては有効だと思います。

製品としては変かもしれませんが、女性の高い声ではなく男性の低い声が出ればいい。もしくは、音声の種類を変えられるようにしてくれればいいんですよ。それでも、お年寄りには音声を変更する操作ができない可能性もあるから、そこについても工夫が必要でしょうけどね。

本当に大切なこととは?

本当に大切なことは、自分の勝手な思い込みで企画するのではなく、ニーズに合ったものを用意したうえで、さらにプラスアルファがあるかどうかなんです。ニーズに沿っているだけでは不十分で、期待を超える部分があってはじめてお客さんに喜んでもらえますからね。

もし、しゃべる炊飯器がお年寄りをターゲットにしているのであれば、「簡単操作の上に、聞きやすい男性の声による案内がある」という仕様にすべきでしょう。そうすればターゲットを絞ることができるし、販売もしやすくなるでしょうね。

このように、ターゲットを明確にして相手の立場に立って問題の解決にあたることが、本当に大切なことではないでしょうか。

しゃべる家電から見える集客の課題とは?

実は、しゃべる家電から見える集客の課題があります。「誰のため?」という部分が集客と非常に似ているんです。集客も自分が売りたい製品やサービスを説明しているうちはうまくいきません。お客さんのほしいものを提供してさらにそこにプラスアルファが必要です。

そしてそのためには、お客さんの考えていることを細かく高い精度で分析する必要があります。つまり儲けようと思ったら、どれだけお客さんの側に立てるか、一言でいえば『お客様目線』をちゃんと持てるかどうかが重要なカギになりますね。

どんな商売でもそれが一番大切だけれど、一番できていないところでもあるんですよ。このように集客においても、お客さんのニーズに沿った商売ができるかどうかが、大きな課題なんですね。

まとめ:重要なのは、ターゲットの絞り込みです。

いかがでしたか?

しゃべる家電から集客を考えてみました。しゃべる家電が誰のためにあるのか、私の祖母を例にとり本来役立ってほしい相手に対して、無力である点を指摘しました。しゃべる家電が抱える問題点を、ご理解いただけたのではないかと思います。

繰り返しになりますが、商品の企画や販売においては「誰のために商品があるのか」が、非常に重要です。結構、斜に構えているかもしれませんが、あながち間違っていないと思います。このような考え方はホームページ集客でも全く同様です。

重要なのは、誰のためのホームページであるか、という点だからです。つまり、儲けるための秘訣として、ターゲットの絞り込みが重要であることを知ってほしかったんです。このページを集客ホームページ制作の一助にしていただければ幸いです。

以上、「しゃべる家電、誰のためにある?」と題して考えてみました。