企業のSEO対策は、どうすればいい?

企業のSEO対策は、どうすればいい?

企業SEO対策はどうすればいいのか説明します。読者対象は、企業ホームページのSEO対策に悩まれている方です。SEO対策の必要性を説明した後に、企業ホームページで効果の高いSEO対策について解説しています。

オウンドメディア化がポイントです

あなたは企業のホームページ担当者ですか? 思うように成果が出せずに、苦労されているんじゃないでしょうか。打開のために、SEO対策に本腰を入れようと考える方も多いと思いますが、具体的に何をすればいいのか分かりづらいですよね。そこで、企業ホームページで行うべきSEO対策をご紹介します。

基本的には、オウンドメディア化がポイントになりますが、オウンドメディア自体がよく分からないという方もいらっしゃると思うので、基礎から詳しく解説しました。

企業ホームページの特徴とは?

最初に企業ホームページの特徴について押さえておきます。デザインは千差万別ですが、企業ほおーむページの内容は大きく分けると2つになるんじゃないでしょうか。1つは、単純に会社説明をするだけで、もう1つは、問い合わせや注文などお客様にアクション(コンバージョン)を求めるサイトです。

会社説明が中心の企業ホームページ

会社説明が中心の企業ホームページの場合は、十数ページ程度のかなり小規模なものになることが多いと思いますが、取り扱っている商品の説明ページが多数あれば、それなりの規模になる場合もありますね。いずれにしても、知ってもらうことが目的のパンフレット的なサイトになると思います。

コンバージョンを求めるサイト

コンバージョンを求めるサイトの場合は、問い合わせや注文を受け付けるのが目的なので、非常に細かく詳しい説明をする場合も多いと思います。事実上のインターネット店舗なので、それなりのボリュームを持った内容でないとコンバージョンは得られないですからね。

SEO対策の必要性

企業ホームページを大きく2種類に分けてみましたが、いずれの場合でも、できるだけ検索で上位に表示されるに越したことはないと思います。なので、どんなホームページであろうともSEO対策の必要があるということになりますね。「うちは会社の紹介だけだから別にいいよ」と思った方、ちょっと待ってください。

ひょっとして会社名で検索されると思っていませんか? そんなことはまずありませんよ。なぜなら、会社名を知っている時点で、すでにその会社を知っているということだからです。会社を知っているのに検索するのは、連絡先や所在地を知りたいとか就活で企業研究するときぐらいです。

いろいろな角度で検索されてその都度上位表示しないと、毎日ほとんどアクセスがないサイトになってしまうでしょう。URLを持つことだけが目的のサイトならそれでいいかもしれませんが、誰かに見てほしいと思うなら、SEO対策は間違いなく必要なんですよ。

現実社会に置き換えるなら、SEO対策をしないのは、作った広告を社内に貼り付けて外には一切出さないようなものです。これでは全く宣伝にならないですよね。検索で上位表示することで、ようやく企業ホームページを人前に露出できるんです。これが、SEO対策の必要性なんですね。

現在のSEO対策とは?

現在のSEO対策は非常に単純です。『検索ユーザーが求めている情報を発信する』ことにつきます。これは検索エンジンの主流である Google の基本的な考え方で、従来ほど外部リンクの多さは重視されていません(少しは影響があるようですが)。なので、技術的な対策は効果が薄いんですよ。

今のところ技術的に対策出来る部分を挙げるとすれば、文章を書く際にアウトラインをきれいに整えることと、多くのページを用意することです。要するに、「ユーザーが求める、整理された読みやすい情報がたくさんあるサイトは、上位表示に値する。」と Google に判断されるんですね。

だから、現在のSEO対策はテクニック主義ではなくユーザー第一主義で考えてください。

SEO対策はオウンドメディア化で解決!

さて、『ユーザーが求める情報の発信』と言われても、技術的な解決が難しい中、どうしたらいいのか分かりにくいんじゃないでしょうか。つまり、文章で勝負しろと言われているのと同じなんですが、具体的にどんなSEO対策があるのかというと、それはオウンドメディアです。

オウンドメディアとは何か?

「オウンドメディアって何?」と思われた方もいらっしゃると思います。聞きなれない言葉かもしれないですね。でも、最近急速にはやりだしているやり方で、アクセス数を増やすために有効な手段として考えられています。単純にいうと、悩みの解決策をできるだけたくさん掲載するという方法です。

もう少し具体的にいうと、自社が販売する製品の使い方やお手入れ方法など、お客様が困りそうな部分を説明するといった内容です。こうすれば、当然アクセスは増えてくるし、何よりアフターサービスを充実させることができるので、信頼を得ることにもつながりますね。

これが、いわゆるオウンドメディアと呼ばれているものの正体です。

オウンドメディアは物量勝負

ただし、これは長期的な物量勝負になることを覚悟する必要があります。というのも、ユーザーの困りごとは十人十色で100人いれば100通りの悩みがあるからです。それらすべてに対応するだけのページ数が必要になるから、普通は100ページぐらいでは足りないでしょう。頑張るしかないんですね。

つまり、現在のSEO対策はある程度のページ数がどうしても必要なんです。努力と根性が必要ではあるものの、オウンドメディアなら、先に説明した2種類の企業ホームページのどちらにも対応できます。ページが少ない場合でも、自然な形でページを増やすことができますしね。

なので、どうしてもオウンドメディアは物量勝負になるんです。

以上のようなことから、企業ホームページのSEO対策はオウンドメディア化で解決できるわけです。また、今こぞって各企業がオウンドメディアに取り組んでいるのはそのためなんですよ。

なぜSEOはブログではだめなのか?

「SEO対策やるならとりあえずブログでしょう」みたいな話を聞いたことがありませんか? しかし、成果が上がらないことが多いんです。なぜブログではだめなのかというと、どうしても内容が自分のことを書いてしまうからなんです。先ほどのSEO対策の話を覚えていますか?

『ユーザーが求める情報の発信をする』ことが、現在のSEO対策だと言いました。なので、自分のことを発信しているブログではどうしても内容的に合わないんです。受け手が欲しい内容をそのまま発信しているオウンドメディアの方が、明らかに適切なのが分かりますよね。

なお、ブログは有名人が書くから多くのアクセスを得ることができるんです。検索によってたどり着くものとは明らかに違うんですね。そのせいもあってか、ブログ大手の Ameba は『Ameba Ownd』というサービスを少し前に開始しました。やはり、ブログでSEOは難しいんですよ。

したがってSEO対策は、ブログではだめでオウンドメディアの方がいいんです。ちなみに、システムはブログと全く同じもので構いません。中身をユーザーのために書けばいいので、Web集客のためにブログでSEO対策を始めようとしていた方は、ぜひ検討しなおしてほしいと思います。

まとめ

いかがでしたか?

企業ホームページのSEO対策は、オウンドメディア化がポイントであることがお分かりいただけたと思います。どんなタイプの企業ホームページであっても、見てほしい内容があるならばSEO対策が必要です。また、SEO対策は時代によって変化するので、現在のトレンドをしっかりと掴んでほしいと思います。

なお、より具体的で詳しいオウンドメディア化のやり方については、私がご相談に乗りますので、お問い合わせいただければと思います。

以上、「企業のSEO対策は、どうすればいい?」と題して説明しました。