WordPress
のインストール方法について説明します。読者対象は、これからワードプレスを使用してホームページを立ち上げる方です。インストール方法だけでなく、最初にやっておくと後で面倒がないポイントも紹介しています。
WordPressのインストール方法を知る意味とは?
WordPressというと簡単にホームページが作れるシステムですが、その代わりに「構築にはかなり知識が必要なんだろうなぁ」というイメージがありませんか? 実はとても簡単なんです。自分でサーバーを構築した場合は別ですが、レンタルサーバーならあっけなく出来ちゃいますよ。
もちろん、サーバーの会社によってやり方が違う場合がありますが、同じWordPressなので基本に違いはありません。そこで、なるべくあらゆるパターンに対応できるように説明しましたので、参考にしていただければ幸いです。
手順さえ守れば、WordPressのインストールはとても簡単なので、肩ひじ張らずにリラックスして読み進めてください。
WordPressのインストールのポイント。
それでは、WordPressのインストールのポイントを説明します。一見すると難しく感じるかもしれませんが、丁寧に読んでいただくと、決して難しくないことがわかりますよ。
まずはマニュアルを確認
サーバーをレンタルすると、必ずと言っていいほどWordPressのインストール方法(構築方法)を説明したマニュアルが公開されています。これは、ほとんどの方が、WordPressを使ってホームページを作るからです。なので、誰でも簡単にインストールできるように詳しく説明されています。
したがって最初にすべきは、サーバー会社のインストールマニュアルを見つけて、内容を確認することです。WordPressそのもののインストール手順は一緒ですが、どこからどうやってインストールするか、つまり最初の一歩が会社によって違うんです。要はそこを確認してほしいんですね。
インストールの流れをつかむ
WordPressのインストールが簡単だといっても、途中で設定しなくてはいけない事柄がいくつか出てくるので、それに対して事前準備をする必要があります。なので、本番前にインストールの流れをつかんでおきましょう。インストールの流れは以下のようになります。
- WordPressインストールの準備
- インストール開始
- データベース接続に関する設定
- WordPressの基本的な設定
- インストール完了
データベース接続に必要な「データベース名、データベースのユーザー名、データベースのパスワード、データベースホスト」を確認しておいてください。これは、サーバーをレンタルした後でデータベース接続用の情報として取得できるはずです。
また、WordPressの操作に必要なユーザー名とパスワードを考えておきます(WordPressのシステムから来る連絡を受けるためのメールアドレスも準備しておいてください)。また、サイトのタイトルとデータベースの名前も必要なんですが、これは後で説明します。
コラム:ややこしいと感じるところ
この流れでややこしいと感じる可能性があるのが、3.と4.の手順です。どちらでもユーザー名とパスワードの設定を要求されるので、「あれっ、さっき設定したのにまた?」となると思います。初めての場合はどうしようもないかもしれないですね。
これは、WordPressがデータベースとセットで動くシステムだからです。セキュリティの関係上どうしてもデータベースのユーザー名とパスワードも必要になります。運用上WordPressのユーザー名とパスワードも当然必要になるから、2回設定することになるんですね。
具体的なインストール手順は?
それでは、具体的なインストール手順を説明します。
1.WordPressの準備
WordPressインストールの準備をします。私がレンタルしたサーバーの場合は、最初に会社から指定されたフォルダにWordPressのシステムを入れるという手順でした。なお、指定フォルダの中にさらにフォルダを作ってシステムを入れることで、複数のサイトを作ることも可能でした。
サーバーの会社によって準備の手順は異なると思うので、よく確認してくださいね。
2.WordPressインストールの開始
WordPressを準備したフォルダにブラウザでアクセスすると、「WordPressへようこそ」という画面が表示されます。インストール中に必要になる事項が挙げられているのが分かりますね。すでに準備できていると思うので、[さあ、始めましょう!]をクリックしてインストールを開始です。
3.データベース接続設定
「データベース接続のための詳細を入力」の画面に切り替わるので、情報を設定します。
『データベース名』~『データベースのホスト名(データベースホスト)』までサーバー会社から取得したものを入力します。『テーブル接頭辞(データベースの接頭辞)』はわかりにくいですが、例えば「abc 」フォルダで運用するなら、「wp_abc_」のようにすると良いと思います。
『テーブル接頭辞』は後々、別のサイトを立ち上げる場合に重要になります。要するにデータを格納するテーブルに、個別の名前を付けることで使い分けるんですね。例えば「def」というフォルダでブログをやろうという時は、「wp_def_」とすれば使い分けられるということなんです。
だから、データベースが1つしか借りれなかった場合でも、複数のサイトをWordPressで作れるということなんです。それでは、すべて入力したら[送信]をクリックして次へ進みます。
「この部分のインストールは無事完了しました」の画面が表示されたら、データベースの設定がうまくできたということなので、[インストール実行]をクリックして、次へ進みます。
4.WordPressの設定
「必要情報」の画面に切り替わるので、WordPressの設定を行います。
「サイトのタイトル」にホームページの名前を入力します。用意しておいた「ユーザー名」なども入力します。「検索エンジンでの表示」はチェックを付けると Google のような検索エンジンから検索できなくなるので、検索できると困るような場合以外はチェックを付けません。
なお、ここでの設定は後で変更ができます。なので、仮の設定でも構いませんが、その場合は忘れずできるだけ早めに変更しないと、ホームページ公開後だと直しにくくなりますよ(なお、「公開後に直すと後悔するよ」という洒落は言いません 笑)。
[WordPressをインストール]をクリックすると、入力した情報を使ってWordPressがインストールされて、作業終了です。そのまま操作画面が表示されるので、早速使ってみてください。
WordPressへログインするには?
インストールが終わればWordPressを利用できますが、ログアウトしたりブラウザを閉じたりした後は、ログインする方法が分からないと使えなくなってしまいますよね。そこで、WordPressへログインするにはどうしたらいいのかご紹介します。
ブラウザを起動して、アドレス欄に「WordPressサイトのURL+wp-admin」と入力すれば OK ですよ。つまり、ドメインが abc.com ならば、「http://abc.com/wp-admin/」と入力してアクセスします。すると、ログイン画面が表示されます。
「ユーザー名、パスワード」を入力して[ログイン]をクリックします。このとき、[ログイン状態を保存する]にチェックを付けると、次回から「ユーザー名、パスワード」の入力は不要になりますよ。頻繁に利用する場合は便利ですが、誰でも使えるようになるので気を付けてください。
まとめ
いかがでしたか?
WordPressのインストール方法について説明しました。マニュアルの確認、流れをつかむ、具体的な手順、ログイン方法、という順番で説明しましたが、おそらくサーバー会社の方で簡単な手順でインストールできるようにしてくれていると思います。
なぜ、簡単なはずのWordPressのインストールを説明したかというと、いくつかの設定情報が必要になることを知らないと、先へ進めなくなってしまうからです。つまり、手順は簡単だけれど、設定情報がなければインストールできないということを、知っていただきたかったんです。
私も最初のインストールで、そこに引っかかりましたから。あとは、用語がちょっと分かりにくい部分もありますしね。このページを活用して、スムーズにインストールしていただければ何よりです。
以上、「WordPressのインストールは、知識がなくてもできる!」と題して説明しました。