ホームページ制作会社
の、失敗しない選び方を説明しました。上手に業者を選んで、希望したホームページを手に入れたい方はぜひご覧ください。重要な選択基準を、プロの目線で詳しく解説しているからです。
なぜ、ホームページ制作会社の選び方が重要なのか?
ホームページの新規立ち上げやリニューアルの際は、専門の制作会社に依頼する人は少なくないと思います。また、今付き合っている業者を変えたい場合もあるでしょう。すると「制作会社の上手な選び方が知りたい!」となりますよね。
確かに、選び方に失敗すると非常に危険です。というのも、ホームページは数年にわたりじっくり育てていくものなので、ダメな会社と長い付き合いになりかねないからです。業者を簡単には変えられない場合もありますから、選び方はとても重要なんですね。
そこで、ホームページ制作会社の選び方の指標にしていただけるように、さまざまな選択基準をご紹介しましょう。
ホームページ制作会社の選び方、7つのポイント!
それでは、ホームページ( HP )制作会社を選ぶ時のポイントを7つ説明します。失敗しないためには選び方がとても重要ですので、しっかりと頭に入れてください。
HP 制作会社の得意分野を見極めましょう。
最初に、 HP 制作会社の得意分野を理解しておきましょう。なぜなら、業者によって出来ることと出来ないことがあるからです。これを知っていないと、根本的に希望に合わない業者を選んでしまうことがあるので、それを防ぐ狙いがあります。例えば、以下のように分類できます。
- システム開発(予約システムなどが目的の場合)
- デザイン(カッコイイ、カワイイなどデザインが目的の場合)
- SEO専門(検索で上位表示させるのが目的の場合)
- コンサルタント(売り上げ向上、問い合わせ増加が目的の場合)
制作会社は、以上のような分け方ができると思いますが、あなたの目的に合うのはどれでしょうか。別の見方をすると、ホームページを持つ目的を明確にしておくことも重要なんですね。場合によっては完全一致しないかもしれませんが、できるだけ希望に近い業者を選びましょう。
ところで見極め方ですが、これは各会社のサイトを見れば分かると思います。なぜなら、自社の得意分野をしっかりと打ち出しているからです。もし分かりにくければ、「○○はできますか?」のように問い合わせてみましょう。これで、目的に合った HP 制作会社が選べると思います。
極端に安い業者は疑いましょう。
ホームページは出来るだけ安く作りたいと思うでしょうが、極端に安い業者は疑ってください。なぜなら、制作はほぼ100%人間が行いますので、料金はほとんど人件費だからです。つまり、安いということは、人が動いていないということが考えられます。
そこから何が言えるのかというと、安い業者はテンプレートを使いまわしているだけの可能性があるわけです。システムやデザインであればそれでも何とかなるかもしれません。しかし、内容については会社ごとに違うはずです。それは同じ業種であっても、全く異なるでしょう。
つまり、基本骨格や枠組みだけを依頼するのであれば、安い業者でも構わないかもしれないけれど、中身まで任せるとなると避けるべきだと言えます。本来、内容は完全オーダーメイドですから、そこまで依頼すれば非常に高額になるはずです(数十万円は下らないでしょう)。
このように、極端に安い業者は疑うようにしてください。ホームページは広報ですから、人件費や日数が非常にかかります。そもそも安いものではないことを、理解しておきましょう。
レスポンスの良い制作会社を選びましょう。
レスポンスの良い制作会社を選ぶことは重要です。つまり、反応よく素早く対応してくれる業者ということですが、ほとんどの方は重視していないのではないでしょうか。では、なぜ迅速な対応が重要なのかというと、機会損失を避けたいからです。
本来、ホームページは紙媒体などと違って、すぐに情報を更新できるので即時性が高いです。ところが、書き換え作業が滞ったのでは即時性が発揮できません。それではせっかくの商機を逃がしてしまいます。商売で最も簡単に売り上げるには、タイミングよく需要にこたえることです。
このような理由があるから、レスポンスの良い制作会社を選ぶべきなんですね。実際、私のお客さんの中に、あまりにも対応の遅い制作会社を選んでしまったために、大変な思いをした方がいらっしゃいました。そこでなんとかしてほしいと、私に依頼してきた経緯があったようです。
ところで、どのようにレスポンスを見極めるのかというと、これはちょっと難しいかもしれません。というのも、契約前は良いけれど契約後はコロッと変わってしまうからです。それでも、メールによる問い合わせに対して迅速かどうかなど、探る方法はあるのではないでしょうか。
HP制作とサーバーがセットになっている業者は要注意!
ホームページ制作とサーバーがセットになっていると割安感があります。また、サーバー管理まで任せられるので、メリットが大きいと感じるでしょう。しかし、注意すべき問題が潜んでいます。一番問題が起きやすいのが、業者を変えたいときです。
業者を変える場合、通常であればホームページ制作の部分を、他の業者に切り替えるだけで済むはずです。サーバーは別業者になっていますから、その上に乗っかっているコンテンツとは切り離して考えられるわけですね。
しかし、サーバーとセットになっている場合は、サーバーを移行しなければいけません。この時契約によっては移行作業が行えず、現行のホームページをあきらめることになることもあり得ます。悪い言い方をすると、サイトを丸々人質に取られているようなものなんです。
私はネットワーク管理の仕事もしていますが、ホームページに限らずサーバーを業者に握られるというのは、かなりマズイ状況なんです。どうしても業者の言いなりにならざるを得ないからです。サーバーについては、できる限り別契約にして自前で管理すべきでしょう。
サーバーとセットでホームページ制作を依頼する場合は、契約が切れた場合にどのような扱いになるのか、しっかりと確認しておいてください。ホームページを失うという最悪の事態だけは、避けたいですからね。
制作費用が高い会社は、内容まで作れます。
制作費用が高いホームページ制作会社は、どうしても敬遠されるかもしれません。しかし、高いのにはそれなりの理由があって、それは内容づくりができるということです。このように書くと驚かれるかもしれませんが、一般的な会社はデザインしか作ってくれません。
なぜなら、ホームページ制作会社は建築会社と同じだからです。例えば、ラーメン屋さんをやろうと思って店舗づくりを建築会社に依頼すると、どんなラーメンを作れば儲かるのかまでは、教えてくれませんよね。というか、ノウハウがないから教えられないと思います。
同じことが、ホームページでも起こるんですね。制作会社は、ホームページのデザインなど基本的な枠組みまでは作れても、内容まで作れないんです。なので、内容づくりは自分でやらなくてはいけないんですが、費用の高い業者であればそこまでできるんですね。
なお、大した内容が作れないのに高額請求するような悪徳業者が無いとは言えませんので、しっかりと見極める必要はありますよ。
制作事例から業者の特性が読み取れます。
ホームページ制作会社の中には、自社のサイトで制作事例を出している場合がありますよね。単純には、「事例があると参考になる」と考えられます。しかし、もう少し深く考えると、事例が出せるということはデザインがメインの会社であるということなんです。
というのも、内容に集客の仕掛けがある場合は、事例を掲載できないからです。手の内を見せてしまうことになるから、ライバル会社に秘密がバレてしまうんですね。したがって、制作事例をたくさん掲載している業者は、ホームページデザインの会社であると考えられます。
逆に、自社サイトに制作事例を掲載していない業者の場合は、内容まで作れる業者である可能性が高いです。先ほどの説明と合わせて、事例の掲載がなくて料金が高いということになれば、さらに内容づくりまでしてくれる業者である可能性が高いでしょう。
このように、制作事例の有無は業者がデザインまでしか作らないのか、内容まで作るのかという特性を見抜く参考になることを知っておくと良いと思います。
柔軟に対応してくれる業者を選びましょう。
柔軟に対応してくれる業者を選ぶのも重要ですよ。この場合の柔軟とは、デザインだけやってくれるとか、内容だけ作ってくれるとか、キャッチコピーだけ作ってくれるなど、お客さんの要望に応じて必要なところだけ対応してくれるということです。
これなら、ホームページを自分で作れるところは自分でやって、それ以外の難しいところや得意じゃないところは、業者に任せてしまうというやり方ができますよね。つまり、必要としているところだけを作ってもらえるから、費用の節約ができるわけです。
もちろん、全部業者にお任せという方もいらっしゃると思いますが、わがままを通すとか値引きを強要するということとは違いますので、そこは勘違いなさらないでくださいね。あくまでも、どこまで制作作業を担当してもらうかという意味で、柔軟という言葉を捉えてください。
ホームページ制作の大半は人件費であることを考えると、値引きは不可能に近く、作業工数を減らすことで安くすることを考えましょう。すると、「○○だけやってもらう」といったことを受け入れてくれる柔軟な業者が重要なんですね。
まとめ:目的に合った会社を選びましょう。
いかがでしたか?
ホームページ制作会社を選ぶには、多角的な視点から分析すべきでしょう。費用を基準に選んでしまう方が少なくありませんが、業者によって得意分野が違いますから、目的に合致しない選択をしてしまって失敗してしまうことが多々あります。
つまり、どの会社を選んでも同じではないんですね。特に間違えやすいのが、デザイン力に優れた業者を選べば、売り上げが向上したり問い合わせが増えると思ってしまうところです。繰り返しになりますが、外見が作れるからと言って内容まで作れるとは限りません。
しっかりと業者の特性を見抜いて、ホームページ制作会社を選んでいただければ幸いです。
以上、「ホームページ制作会社の選び方、これなら失敗しない!」と題して説明しました。