ホームページ
の役割、押さえるべき7点を説明します。読者対象は、ホームページの役割について知りたい方です。ホームページの特性を詳しく分析したのち、どのような役割があるのか具体例を挙げて説明しています。
なぜ、ホームページの役割が重要なのか?
あなたは、「ホームページには、どんな役割があるだろうか?」とお考えになって、このページをご覧になっていると思います。確かに、ホームページを持つこと自体はできますが、どのような役割を持たせればよいのか、実はお困りの方は少なくないと思います。
結局よくわからずに、実際の店舗をそのままホームページに再現したり、店舗で配布しているカタログをそのままホームページにしてしまったりとあまり活用されていません。しかし、ホームページには正しく役割を与えることで、非常に大きな可能性があります。
そこで、店舗との違いを考えながら、ホームページ役割について詳しくお話ししましょう。
ホームページの役割、押さえるべき7つのポイント!
それでは、早速ホームページの役割についてお話しします。最初に特性を分析してから、役割についてお話ししましょう。
ホームページの特性を理解する。
最初に、ホームページの特性を理解しましょう。ホームページには、様々な情報を簡単に発信できるという特性があります。そこで、多くの企業で以下のような内容を発信しています。
- 取り扱っている商品やサービスの紹介。
- 事業者の紹介。
- ブログの掲載。
また、発信する内容は『文章・画像・音声・動画』などですので、かなりいろいろな内容を作ることができます。また、検索などで手軽に情報が手に入るし、どこでも好きな時間に好きなだけ見聞きすることができるのも、ホームページならではの特徴でしょう。
つまり、これまでのメディアすべての特徴を持ちながら、さらにそれが進化して、何でもできる情報発信の媒体であることがわかります。ただし、店舗と比較した場合に決定的に違うのが、直接的な接客ができないところです。これは、ホームページでは非常に難しいところです。
このような特性を理解して、ホームページにはどのような役割を持たせるべきなのか、考えていきましょう。
ネット上の店舗として機能させる。
ホームページの役割として、ネット上の店舗にすることができます。簡単に言うと、通販サイトを構築するということです。ただし、単純に実店舗をネット上に展開しても、うまくいかない可能性があります。ネット販売に向く商品と向かない商品があるからです。
一般的に、極端に安いものだと送料の問題で割に合いませんし、極端に高いものだとお客さんが怖くて購入できません。金額だけでも気を付けるところはあるし、商品の特性によってもネットに向くもの向かないものがありますので、よく考えて品揃えしなくてはいけません。
このような点を考慮すれば、ネット上の店舗としてホームページを生かすことができます。外見上のデザインなどは、とりあえず通販用のテンプレートやサンプルなどを研究してみると、カートシステムなどやり方がわかると思いますよ。
ネットならではのカタログにする。
ホームページの役割として、カタログにすることができます。ただし、紙のカタログとまったく同じでは意味がありませんよ。もちろん違う内容でも困ります。ポイントは、ネットならではのカタログにすることです。例えば、音声や動画などを使うことでしょう。
例えば、車のカタログであれば、紙媒体だとどうしても写真だけになってしまいます。そこでDVDなどを付録にして動画を見せるような工夫がありました。ところが、ネットであればカタログで写真になっているところを動画に置き換えることができますね。
特に、音や動きがある商品の場合は、実際に音を聞いたり動画を見たりする方がわかりやすいです。このように、ネットならではのカタログにすることができれば、ホームページをカタログにしてしまうというやり方にも意味があります。
繰り返しますが、決して紙のカタログをそのままホームページにするような単純なやり方だけはしないでください。ホームページだからこそという、意味のあるものにしましょう。
営業や広報として機能させる。
ホームページには、営業や広報としての役割を持たせることができます。これは、先ほど紹介したカタログの発展形と、考えることができるでしょう。これは、いわゆるホームページ集客という範疇に分類されると思います。
具体的に言うと、自社取扱いの商品について巧みに売り込みをかけて、問い合わせや申し込みといった行動に移させるというものです。ポイントは、商品の強みを押し出すことは避けるということに尽きるでしょう。なぜなら、閲覧者が引いてしまうからです。
ホームページに代表されるネットを積極利用している方の多くは、『共感』という点に重きを置いています。つまり、どれだけ閲覧者の抱える困りごとに理解を示せるかが、重要なんですね。目の前にいないお客さんを相手にしますから、しっかりと心理を理解しましょう。
ユーザーサポートとして機能させる。
ホームページの役割として、ユーザーサポートとして機能させることもできるでしょう。とにかくさまざまな情報を発信して、ユーザーの不安や困りごとをつぶしてしまうんです。非常に膨大な量の情報が詰まった、Q&Aとして活用すると考えればわかると思います。
また、掲示板のシステムを使うなどして、ユーザーと直接対話するというやり方もあるでしょう。ところで、なぜホームページをユーザーサポートに使うかというと、類似した困りごとをユーザー自身に見つけてもらうことで、サポートにかかるコストを下げたいからです。
さらに、様々なトラブルとその解決策を公開すれば、ユーザーの安心感にもつながります。ユーザーとしてもサポートに連絡するのは、オペレーターとコミュニケーションしなくてはいけないから、そんなに楽なことではありません。
このような点から、ホームページにユーザーサポートとしての役割を持たせるのは、理にかなったやり方ではないかと思います。
オウンドメディアとして利用する。
ホームページの役割として、オウンドメディアにすることもできます。オウンドメディアという言葉を初めて聞く方もいらっしゃると思うので、簡単に説明しますと、閲覧者に役立つ様々な情報を発信するというものです。10や20ではなく、100や200といった単位で行います。
これは別の言い方をすると、Q&Aの発展形と言えるかもしれません。また、一見するとブログのようにも見えますが、執筆者のことを書くのではなく閲覧者の問題解決を行うという点で、明らかに内容や目指す方向性が違います。
目的としては、既存客のサポート以外にも新規顧客の獲得を目指せます。また、他社の顧客を自社に引き込むこともできる可能性もあるものです。というのも、あらゆる問題の解決ができるサイトなので、あらゆるニーズを持った方を引き寄せることができるからです。
大量のページを作る労力が必要であるものの、かなり魅力的で有力な方法です。
参考 こちらで詳しく説明しています。
情報収集ツールとして利用する。
ホームページの役割は、情報収集ツールとして利用するとかなりメリットがあります。なぜなら、アクセス記録を取ることができるからです。アクセス記録を分析すればニーズはもちろんのこと、様々な傾向を把握することが可能です。
これは、ホームページをなるべくオウンドメディア化するとより効果的です。というのも、多種多様な情報を用意しておくことで、ユーザーは何に困っているのか、さらにはどのようなことに興味があるのかなどがはっきりと分かるんです。
どのページに着地してどのページで閲覧を終えたかなど、詳細にデータとして出ますので、集客戦略の構築や修正が非常に行いやすくなります。
このように、一種のマーケティングツールとしてホームページを利用する方法もありますよ。
まとめ
いかがでしたか? ホームページの役割、押さえるべき7点について説明しました。
今回ご紹介したのは、ホームページの特性を理解する、ネット上の店舗として機能させる、ネットならではのカタログにする、営業や広報として機能させる、ユーザーサポートとして機能させる、オウンドメディアとして利用する、情報収集ツールとして利用する、などのポイントでした。
ホームページの役割で注意すべきなのは、直接的な接客ができない点です。つまり、臨機応変に対応することは難しいわけですね。したがって、直接ユーザーと触れ合わなくても良いものであれば適性があると思います。その点に気を付ければ、あらゆることに対応できるでしょう。
中でも、オウンドメディアはおすすめです。自社や商品に興味を持っている方を、幅広く集めることができるうえに、マーケティングツールとしても活用できるからです。アクセス記録が採れるという点も考慮しながら、ホームページの役割を検討いただければ何よりです。
以上、「ホームページの役割、この7点を押さえよう!」と題して説明しました。