自営業
の方がホームページ集客の相談をする前に、知っておくべき重要なポイントを説明します。これから起業する方やホームページ集客でお悩みの方は、ぜひご一読ください。小規模な事業の集客では何が重要なのかを説明しています。
なぜ自営業では、ホームページ集客が重要なのか?
自営業のような小規模な事業では、広告費が多くかけられません。すると、コストがあまり掛からないホームページ集客が重要になります。しかし、ホームページそのものにも費用はかけられませんので、どうしても自作することになり、満足のいかないものになりがちです。
大手企業の場合はバンバンお金を掛けて派手なサイトを作りますから、見劣りするような気がしてしまいますが、実際はそうでもないんです。なぜなら、小規模事業ならではの気遣いがホームページに現れるからです。つまり、細かい気遣いが感じられれば、大手にも対抗できるのです。
自営業ならではの気遣いでお客様の不安を払しょくできると、確実に集客力をアップできます。そこで、気遣いとは具体的にどのようなことなのか、例示して説明しましょう。
自営業のホームページ集客、気遣いのポイント!
それでは、自営業のホームページ集客における、気遣いのポイントを説明します。7つ例示しましたので、しっかりとすべてに目を通してください。
店舗についてわかりやすく説明する
実店舗をお持ちの場合は、できるだけ分かりやすく説明しましょう。特に、わかりにくい立地の場合は説明のしかたがとても重要になります。では、どのような説明のしかたが必要なのかというと、ランドマークなどの目に入りやすいものがポイントになるでしょう。
例えば、「○○タワーからすぐのところです」とか「ショッピングセンターの隣です」といった、誰でも知っている建物があると分かりやすいです。もちろん建物でなくても、公園など知らない人がいないようなもので、目印になる特徴があれば何でも構いません。
その他にも、店舗の建物そのものの特徴もしっかり伝えます。例えば、「赤い屋根です」とか「大きな看板があります」といった感じです。確かに、住所がわかればスマートフォンで調べがつくかもしれませんが、そんな面倒なことをお客様にさせるようなことではいけません。
お店側で出来ることは全部やっておくのが、気遣いなのです。
駐車場についてわかりやすく説明する
店舗に駐車場があるのなら、どんな駐車場なのか説明しましょう。よく考えてください、「駐車場あり」と書いてあっても、どんな車が停められるのかは分かりません。もし、軽自動車しか停められないような大きさだったら、3ナンバー車で行くのは無理ですよね。
写真を載せるのは当然として、「どれくらいの大きさか?」、「何台停められるのか?」、「空きが無いときはどうするのか?」など、お客様の立場になって考えるんです。例えば、「ハマーが停められるぐらい広い駐車場ですよ」みたいな表現だとおもしろく伝えられるでしょう。
このような感覚は、お客様のことを自分のことのように考えられないと(お客様目線ですね)出ないと思います。実際に自分で車を運転して、店へ行くシミュレーションをしてみるべきでしょうね。もちろん、どこに駐車場があるのか、場所の説明もしっかりやりましょう。
自家用車での来店を求めるのであれば、最低これくらいの説明はしましょう。気遣いによって、駐車場に対する不安が解消されますから。
公共の交通機関についてわかりやすく説明する
公共の交通機関についても分かりやすく説明しましょう。人によっては、「公共の交通機関の説明なんていらないでしょ」と思うかもしれません。しかし、普段から公共交通を使っていない方にとっては、相当ハードルが高くなります。
電車なら「何線に乗って何駅で降りるのか」、バスなら「どこ行に乗ってどのバス停で降りるのか」といったことは最低でも伝えるべきでしょう。また、「○○行に乗ってしまうと遠回りで、時間も運賃も余計にかかりますよ」といった注意点もあれば、とても気が利いていますよね。
他にも、「地図上では○○駅の方が近いですが、□□駅で降りて歩いた方が近いですよ」といった裏技的な情報も、気遣いが感じられるでしょう。「どの交通機関を使えばよいのか、運賃はどれくらいか、気を付けることは何か」といったことをしっかり伝えましょう。
店に魅力があっても、交通というところでハードルが高くなってはもったいないですから、このような気遣いもとても大切ですよ。
持ち込み方について詳しく説明する
修理業のように、お客様が物を持ち込むような場合は、どうやって持ち込めばよいのか詳しく説明しましょう。例えば、「部品が散乱しないように袋に入れてください」とか、「エアキャップ(プチプチ)でくるんで衝撃から守るようにしてください」と言った感じです。
多くの方は、「持ち込みたいけれど、どうやって持っていこうか?」と悩んでしまいます。これは非常に問題で、そもそもお客様を悩ませてはいけないのです。お客様に対して、余計な不安や心配をかけてしまっているからです。ただでさえ故障したことで不安なのですから。
お客様の気持ちをしっかりと理解して、できるだけ不安を取り除くようにすることが必要です。小学校の先生はよく「遠足は家へ帰るまでが遠足ですよ」と言いますが、物を店舗へ持ってきていただいて、それを持ち帰っていただくまでが仕事なのです。
お客様の意識と店の意識のずれを埋めるように、気遣いのある対応を行いましょう。
持ち帰り方について詳しく説明する
持ち帰り方についても、詳しく説明しましょう。先ほどの修理品の持ち帰り方が、まさに当てはまります。例えば、修理が終わったものを裸の状態で渡される(自分で梱包しなくてはいけない)のか、それともすぐ持ち帰ることができるように梱包済みなのかを説明します。
梱包済みなら、写真で様子を見せるようなことができれば、なお良いでしょう。それ以外にも、お土産がもらえるような場合は、やはり持ち帰り方を説明しておく必要があります。具体的には、イベントへ参加した方へ何かプレゼントする場合です。
あげることしか考えていない方が多くて、もらった方がどうやって持ち帰ろうかと困る場合がよくあります。例えば、「会場でエコバッグを用意しています」とか、「縦○○cm×横○○cmのものが入るバッグをご用意ください」といった感じです。
確かに、お土産があること自体はうれしいことですが、その先の持って帰るところまでの発想が無ければ、それは明らかに配慮が足りません。「あんたたち、どうせプレゼント目当てで来たんだろ」という態度に思われかねませんよ。
細かいところまで気づくことで、気遣いを感じてもらえるのです。
準備すべきものを詳しく説明する
お客様が準備すべきものは、できるだけ詳しく細かく説明しましょう。例えば、スポーツクラブの体験入会などでは、「動きやすい服装、運動靴、汗拭きタオル、替えの下着」など運動時と運動後に必要になるものを明示すべきです。初めての方は何もわかりませんから。
また、逆に何もいらない場合は「全く何もいりません、ぜひ手ぶらでお越しください。」のように、なにも必要ないことをしっかりと伝えましょう。些細なことほど、しっかり伝えることでお客様の不安を解消できます。
少なくとも、「これくらい言わなくても分かるだろう」という気持ちは捨ててください。それは、あなたが詳しいからそう思うのです。ハッキリ言って、お客様は多くの方がよくわかっていません。もちろん、細かすぎると馬鹿にしているように思われかねませんので、さじ加減は必要です。
このように、一見わかりきっていると思えることでも詳細に伝えることで、気遣いとして感じてもらえますよ。
商品に付帯する情報も掲載する
商品に付帯する情報も詳しく掲載しましょう。どういうことかというと、例えば商品によっては事前に書類や印鑑が必要な場合があります。また、必ずメンテナンスが必要な場合もあるでしょう。典型的なもので言えば、車はまさにそうですよね。
多くの販売店が気付かないのですが、商品はそれだけ売っていれば良いということはありません。必ずその前後に関係したものが存在するのです。例えば、プリンターだけを売ったのでは配慮が足りないと言えるでしょう。紙やインクが無ければ印刷できませんし、USBケーブルも必要です。
用途に応じて適した用紙が存在するとか、インクはリサイクル品がお得だとか、説明しなくてはいけないでしょう。もちろん店主が実際にテストして、その結果を掲載するといったことも必要になると思います。USBケーブルも、複数の長さだけでなく色も用意しなくてはいけないでしょう。
お客様が不安を感じないように、購入前と購入後に必要になるものをしっかりと説明します。それがあるだけでも、かなり気遣いが伝わると思います。
まとめ:気遣いによって、不安を解消してください。
いかがでしたか? ホームページ集客の相談をしたい自営業の方へ説明しました。
今回ご説明したのは、店舗についてわかりやすく説明する、駐車場についてわかりやすく説明する、公共の交通機関についてわかりやすく説明する、持ち込み方について詳しく説明する、持ち帰り方について詳しく説明する、準備すべきものを詳しく説明する、商品に付帯する情報も掲載する、などのポイントでした。
ご覧いただいたように、いかにお客様に気遣いを感じていただくかという視点で説明しました。このねらいは、お客様が抱く不安の解消です。人間は、不安があるとどうしても一歩踏み出せません。そこで、不安を解消することで行動へと誘うのです。
また、気遣いとしたのは、人柄の良さによって選ばれることが多いのが自営業だからです。お客様のことを真剣に考えていることを伝えるためには、『細部にわたる気遣い』を説明するのが確実です。これが、自営業のような小規模事業者にとって、集客の近道になるでしょう。
繰り返しになりますが、商品について、あなたはよく知っていてもお客様はよくわかっていません。お客様目線で考え、そのギャップを気遣いによって埋めることが、不安解消になることを忘れないでください。
以上、「ホームページ集客の相談をしたい自営業の方へ」と題して説明しました。