ワードプレス
で集客、知っておくべき9点を説明します。読者対象は、ワードプレスを使って集客できるホームページを作りたい方です。集客に向いたテーマの選び方から、具体的なコンテンツの作り方まで、詳しく説明しています。
なぜ、ワードプレスでの集客が重要なのか?
近年のホームページは、半数以上がワードプレスで作られています。したがって、集客ホームページの多くがワードプレスを利用していることになります。すると、ワードプレスを導入するだけで集客できると、勘違いされている方も少なくないのが現状です。
しかし、ワードプレスの主な導入理由は、誰でも更新しやすいというハードルの低さです。集客ホームページの制作を考えるのであれば、それなりの機能や工夫が必要です。決して、導入しただけで集客アップできるようなものではないんです。
つまり、ワードプレスの特徴を捉えうまく生かして、集客ホームページを作る必要があるんです。そこで、ワードプレスではどのように集客ホームページを作るのか、重要なポイントを詳しくご説明しましょう。
ワードプレスで集客、この9点を押さえましょう!
それでは、ワードプレスで集客ホームページを作るときの、ポイントについて説明しましょう。テーマ編とコンテンツ編に分けて、技術面と内容面それぞれについて詳しく説明します。
テーマ編(選び方・必要な機能)
最初に、テーマに必要な機能を説明します。ワードプレスで集客を行うには、以下に示す特徴があるテーマを選ぶと良いでしょう。(プラグインで機能を追加できる場合がありますので、必須というわけではありません。)
ウィジェットが多いテーマを選ぶ
できるだけウィジェットの多いテーマを選びましょう。ウィジェットとは、各ページに対してテキストや画像などを後から挿入できる機能です。この機能を使えば、各ページを編集し直すことなく簡単に共通のメッセージなどを挿入できます。
なぜウィジェットがポイントなのかというと、例えば「期間限定キャンペーンのお知らせ」を全ページに簡単に挿入できるからです。仮に100ページあったとしたら、本来なら100回編集すべきところを、ウィジェットを使えば1回の作業で済みます。
つまり、大幅に作業時間を短縮し、楽にいろいろな施策が行えるのです。ただし、テーマによってはウィジェットの種類が少なくて、狙った位置に挿入できないことがあります。最低でも、サイドバーとページの下部に挿入できるウィジェットがほしいですね。
このような理由から、ウィジェットの多いテーマを選択すべきなのです。
関連ページを表示できるテーマを選ぶ
関連ページを表示できるテーマを選びましょう。おそらくほとんどの場合は問題ないと思いますが、まれに関連ページを表示できないテーマがあるので注意してください。では、なぜ関連ページが重要なのかというと、文章を読み終わった後に別のページを紹介できるからです。
つまり、こちらから積極的にページを紹介することで閲覧数を増やして、理解深めてもらうのが狙いです。そうすることで、商品やサービスを深く知ってもらい、問い合わせに結び付けるわけです。
SEOに強いテーマを選ぶ
できるだけSEOに強いテーマを選びましょう。現在のSEOは、技術的な部分はかなり影をひそめていますが、それでも基本的な書式や設定はある程度の影響があります。つまり、技術的に解決できる部分については、テーマ側に任せてしまうのが狙いです。
テーマ側で自動的にSEOをやってくれれば、毎回自分で技術的なSEO対策をしなくて済むので、本来の目的である良質なコンテンツ作りに集中できるわけです。こちらも、ほとんどのテーマで問題ないと思いますが、一部にSEOを意識していないテーマがありますので、ご注意ください。
1カラムのページが作れるテーマを選ぶ
なるべく1カラムのページが作れるテーマを選んでください。1カラムのページと言うのは、左右どちらにもメニューカラムが無く、本文のカラムしかないものを指します。なぜ1カラムが重要なのかというと、ランディングページを作れるようにしたいからです。
通常のページは2カラムが良いと思いますが、ランディングページは1カラムにした方が高い効果が期待できます。ちなみに、ランディングページは着地ページと言う意味ではなく、問い合わせを得るための専用ページのことを指します。
なお、スマートフォンサイトを作るのであれば、1カラムにしかできないと思いますので、あまり関係ないでしょう。
ウィジェットの表示切替ができるプラグインを使う
ウィジェットの表示切替ができるプラグインを使うと便利です。先ほど、ウィジェットが多いと良いということを説明しましたが、その表示・非表示が切り替えられる機能があるとさらに便利になります。なぜなら、キャンペーン情報などは必ずしもすべてのページに表示しないからです。
例えば、ウィジェットを使ってキャンペーン情報がすべてのページに表示されるようにし、リンク先がランディングページになっていたとします。すると、キャンペーン情報はランディングページにも表示されてしまいます。さすがにちょっと違和感がありますよね。
そこで、ランディングページだけはキャンペーン情報が表示されないようにするわけです。しかし、そのような機能はウィジェットにはありませんので、別途プラグインをインストールして制御するわけです。ちょっとしたことですが、案外重要なことですよ。
https://hprs1.com/wordpress-whijetto-hihyouji/
コンテンツ編(作り方のポイント)
続いて、コンテンツ(内容)の作り方についてポイントを見ていきましょう。多くの方がテーマなど技術面に注目しがちなので、本筋であるコンテンツこそしっかりと押さえてください。
投稿を活用してオウンドメディア化する
ワードプレスでは、「投稿」を活用してオウンドメディア化すると良いでしょう。オウンドメディアとは閲覧者のための内容で作るブログと考えてください。つまり、日記のような自分のことを書くようなコンテンツにしないということです。
こうすることでよりたくさんのアクセスを稼ぐことができます。また、投稿を利用する理由は、カテゴリーやタグといった機能でグループ化しやすいからです。たくさんページを作ると、やがて細分化する必要が出てきます。そのようなときに、投稿だと簡単にグループが作れるわけです。
また、グループ化していれば関連ページを表示できるので、閲覧した後にさらにほかのページにも興味を持ってもらえる可能性があります。すると、閲覧数が増える可能性があるわけです。
タイトルの付け方を工夫する
投稿や固定ページを作るときは、タイトルの付け方を工夫しましょう。なぜなら、タイトルは検索結果の一覧に表示されるため、実質的にキャッチコピーとして働くからです。しかし、キャッチコピーと言ってしまうとインパクトの強い言葉を考える方がいらっしゃいます。
確かに、目を引くかもしれませんが、「クリックしたくなるのか?」と言われると難しい場合が多いのも事実です。基本的には、「あなたにとって一番役立つことが書いてありますよ」というメッセージを伝えてください。なぜなら、検索は知りたいことがあって行うものだからです。
例えば、「○○の作り方」とだけするよりも、「○○の作り方、失敗しないポイント!」のようにすれば、単なる作り方ではなく重要なポイントを押さえた内容であることがわかります。もちろん、タイトルに見合うだけの濃い内容にするのは当然ですよ。
このように、タイトルをしっかりと工夫して、検索で注目されるようにしましょう。
抜粋をしっかり作り込む
抜粋はしっかり作り込んでください。ワードプレスの編集画面に抜粋がありますが、これは一般的にはディスクリプションと呼ばれているものです。つまり、要約文を入れるわけですが、これが非常に重要です。なぜなら、検索結果の一覧にタイトルとともに表示されるからです。
どういうことかというと、検索結果をクリックするという行為を説明すると分かります。
- キーワードを入れて検索。
- 検索結果からタイトルを見て、役立ちそうだページを探す。
- 説明文(スニペット)を読んでクリックする価値があるかどうか判断する。
- 価値があると判断すれば、クリックして内容を読む。
実は、ディスクリプション(検索結果ではスニペット)が、クリックするかどうかの最終的な判断材料になっているのです。ところが、多くの方が非常に軽視しているようで残念です。おそらくSEOに直接関係しないからでしょうが、間接的に非常に重要であることをご理解いただきたいです。
検索者の意図を考えながら、どれだけ役立つ内容であるかをしっかりと説明してください。繰り返しますが、ディスクリプションの良し悪しがクリック率に大きく影響しますよ。
参考 こちらのページで詳しく説明しています。
https://hprs1.com/%e3%83%af%e3%83%bc%e3%83%89%e3%83%97%e3%83%ac%e3%82%b9-%e6%8a%9c%e7%b2%8b/
オファーを用意する
先ほどテーマ編で説明した1カラムのページを作っても、ランディングページにはなりません。なぜなら、ランディングページにはオファーが必要だからです。簡単に言うとオファーとは、閲覧者を問い合わせに誘導するための商品やサービスのことです。
なぜオファーが必要なのかというと、「お気軽にお問い合わせください」だけでは誰も反応しないからです。では、どのようなオファーが必要なのかというと、魅力があって負担が少ないものです。あと、できれば今すぐに必要になるものを探せれば文句なしです。
例えば、普通なら有料のものが無料であれば、とても魅力がありますよね。また、直接足を運ばなくてはいけない展示会よりも、カタログ請求の方が負担が少ないです。今すぐ必要であれば「今はいいや、また今度にしよう」というような、閲覧者の気が変ることを防げます。
こういったことをしっかりと伝えるのがランディングページの役割ですので、なんとなく1カラムの説明ページを作っても役に立たないことを知っておいてください。
まとめ:内容の充実も忘れないでください。
いかがでしたか? ワードプレスで集客、知っておくべき9点について説明しました。
今回説明したのは、ウィジェットが多いテーマを選ぶ、関連ページを表示できるテーマを選ぶ、SEOに強いテーマを選ぶ、1カラムのページが作れるテーマを選ぶ、ウィジェットの表示切替ができるプラグインを使う、投稿を活用してオウンドメディア化する、タイトルの付け方を工夫する、抜粋をしっかり作り込む、オファーを用意する、などのポイントでした。
多くの方は、ワードプレスを使えば集客できると思っているようですが、実際には前半で説明したように、枠組みを作るのが簡単になるだけです。本来であれば、後半で説明したように内容についてどれくらい作り込めるかが勝負になります。
つまり、集客はどんなツールを使うかではなく、どんな内容にするかが極めて重要なのです。ぜひその点をご理解いただき、内容づくりにもしっかりと時間をかけていただければ何よりです。
以上、「ワードプレスで集客、知っておくべき9点とは?」と題して説明しました。