WordPress
のウィジェットを非表示にする方法を説明します。読者対象は、ウィジェットの表示・非表示をページによって切り替えたい方です。プラグインを使えば実現できるので、インストールや設定の方法を詳しく説明しました。
WordPressのウィジェットを非表示にする意味とは?
このページをご覧になっているということは、WordPressのウィジェットを特定のページだけ非表示にする、あるいは表示する方法をお探しですよね。ところで、何のために表示・非表示を切り替えたいんでしょうか? それは、ページによって表示したい内容を変えたいからですよね。
特に商用のサイトでは、例えばキャンペーンのバナーをトップページには表示したいけれど、お問い合わせページでは非表示にしたいことがあると思います。WordPressでは、プラグインを使うと非常に簡単にできますので、インストールから活用方法までわかりやすくご紹介しましょう。
WordPressのウィジェットを非表示にする方法。
それでは、WordPressのウィジェットを非表示にする方法として、Widgets Control プラグインをご紹介します。
Widgets Control プラグインとは?
Widgets Control プラグインとは、ウィジェットの表示状態をコントロールできるように、機能を追加するものです。具体的には、ウィジェット単位またはウィジェットエリア全体をページごとに、表示・非表示が切り替えできるようになります。
なお、使用料金を支払うことで、さらに機能が追加されるようになっていますが、単純に表示・非表示を切り替えるだけなら無料で十分使えますよ。
入手とインストール方法は?
続いて、入手とインストール方法をご紹介します。WordPressのプラグイン管理機能からすべて行うことができるので、とても簡単ですよ。
- [プラグイン]⇒[新規追加]を開く。
- 右上のテキストボックスに「Widgets Control」と入力。
- 一覧に「Widgets Control」が表示される。
- [今すぐインストール]をクリックすると、インストール開始。
- インストールが完了したら、[有効化]をクリックして動作させる。
これで、入手とインストールが完了しました。なお、プラグインに関して、より詳しい入手とインストール方法は、別ページにまとめてあるので参考にしていただけると思います。
https://hprs1.com/wordpress-puraguin-insuto-ru/
初期設定をする。
次に Widgets Control プラグインの初期設定をします。設定箇所は2つです。
- 左側メニューの[プラグイン]をポイントし、サブメニューを表示。
- [Widgets Control]をクリック。
- 設定画面が表示される。
- [Enable Content Features]のチェックを外す。(W3 Total Cache のようなキャッシュ機能を使っている場合は、[Automatic Cache Clearing]のチェックを付けると便利。)
- [Save]をクリック。
これで、初期設定は完了です。なお、[Enable Content Features]にチェックを付けた場合は、拡張機能の「Content Blocks」が使えます。これは、あらかじめ作成しておいたコンテンツをページ作成時に挿入できる機能です。メールの署名に近い機能だと考えればよい思います。
ただし、今回の趣旨とは違う機能なので無効にしています。
ウィジェットを非表示にする方法。
ウィジェットを非表示にする方法を具体的に説明します。Widgets Control プラグインのインストール後は、各ウィジェットに表示・非表示を切り替える機能が追加されます。そして、表示したくないまたは表示したいページのIDを入力すれば完了です。手順は次の通り。
- 表示・非表示を設定したい、投稿や固定ページのIDを確認する。
※ IDの確認方法は手順説明の後で詳しく説明しています。 - 左側メニューの[外観]をポイントし、サブメニューを表示。
- [ウィジェット]をクリック。
- ウィジェットの管理画面が表示される。
- 非表示の設定をしたいウィジェットのあるエリアを開く。
- 非表示の設定をしたいウィジェットを開く。
- 表示・非表示(Visibility)の設定を選択する。
[Show on all pages]⇒すべてのページで表示。
[Show only on these pages]⇒指定したIDのページだけで表示。
[Show on all except these pages]⇒指定したIDのページだけ非表示。 - [Conditions]のテキストボックスにIDを入力。(複数可。1行につき1IDを設定。)
- 右下の[保存]をクリック。
これで、投稿や固定ページに対する表示・非表示の設定ができました。なお、ID以外にもタイトルやスラッグが使えますが、これらは変更することもあると思うので、IDがおすすめです。また、設定の使い分け方は、非表示にするページの多さで決めるとよいと思います。
- 非表示にしたいページが少ない…[Show on all except these pages]
※この場合は、非表示にするページのIDを調べる。 - 非表示にしたいページが多い……[Show only on these pages]
※この場合は、表示するページのIDを調べる。
もちろん逆に考えれば、表示したいページを設定することも可能ですね。
付録:投稿や固定ページのIDを確認する方法。
付録として、投稿や固定ページのIDを確認する方法をご紹介しておきます。IDはどこかに明記されているものではないので、ちょっと工夫して調べます。投稿や固定ページの一覧表示か、編集画面を表示したときのURLを確認します。”post=”の数字がそのページのIDです。
具体例:『post.php?post=100&action=edit』← この場合は 100 がIDです。
どんな時に便利なのか?
このウィジェットの表示・非表示は、どんな時に便利なのか考えてみましょう。ウィジェットは、全ページに対して説明文やバナーなど、何らかのオブジェクトを挿入するために使いますよね。ということは、特定のページだけそのオブジェクトを表示したくない場合に有効です。
もうちょっと具体的に説明すると、例えば「お問い合わせはこちら⇒」というバナーは、ほとんどのページに表示したいですが、お問い合わせページには表示したくないですよね。すでに目的のページを表示しているわけですから。そんな時は、そのページIDだけ非表示にするんですね。
集客ホームページでは、かなり便利な手段だと思いますよ。
まとめ:ウィジェットを非表示にする必要性を考えること。
いかがでしたか?
WordPressのウィジェットを非表示にする方法について説明しました。Widgets Control プラグインをインストールして、表示したくないページのIDを設定するだけで、簡単にウィジェットを非表示にできましたね。とても簡単なので、便利で使いやすいと思います。
ところで、ウィジェットの表示・非表示における重要なポイントは、ユーザーに対する影響を正しく判断する必要がある点です。何となく、自分の気持ちや雰囲気で切り替えたのでは、意味がありません。ウィジェットの表示・非表示を切り替える必要性をよく考えてください。
なぜなら、「このページは○○だから、表示しない方が良さそうだ。」というように明確な理由がなければ、切り替えは意味がないか、逆効果かもしれないからです。集客は、何となくではできませんので、十分検討してウィジェットの表示・非表示を切り替えてください。
以上、「WordPressのウィジェット、非表示にするには?」と題して説明しました。