ホームページ集客できない、理由と対策を解説!

ホームページ集客できない、理由と対策を解説!

ホームページ集客できない理由と対策を解説しました。成果があがらずお困りの方は必ず目を通してください。何をすべきか、外してはいけない極めて重要なポイントを、初心者の方にも分かりやすく説明しているからです。

なぜ、ホームページ集客できないのか?

なぜ、ホームページ集客できないんでしょうか? おそらく、原因に見合った対策が出来ていないからです。中には、原因の把握自体ができていない方もいらっしゃると思います。では、どんな原因が存在するのかというと、たいていの場合は2つに絞られるでしょう。

一つはアクセスが少ないこと、そしてもう一つは反応が弱いことです。このどちらか一方の場合もあるだろうし、両方の場合もあると思います。これらの原因をしっかり把握して、それに見合った対策を行うことでホームページ集客で成果をあげるわけです。

そこで、ホームページ集客できない2つの理由と対策を詳しく説明しましょう。

ホームページ集客できない、気付くべき7つのポイント!

それでは、ホームページで集客できない時に、気付いてほしい7つのポイントを説明します。問題点とその対策を詳しくお話ししますので、しっかり頭に入れてください。

ホームページ集客はデータに基づいて行います

ホームページ集客ができないときに、まず原因を特定しなくてはいけませんが、その際に利用すべきなのがデータです。具体的には、アクセス記録を分析します。なぜアクセス記録を分析するのかというと、うまくいかない原因を絞り込めるからです。

では、分析で何が分かるのかというと、ユーザー数(訪問者の数)と、ページビュー数(閲覧されたページの数)が明確になります。そして、それらのデータを基にして割合などを計算することで、さまざまな情報が取得できるんですね。

非常に細かい情報まで手に入りますが、中でも重要なのがページビュー数です。これがわかれば、アクセスが多いのか少ないのかが判断できます。また、実際に受けた問い合わせの数をページビュー数で割れば、反応率を計算できます。これは、ホームページの実力を表した指標です。

この2つの指標、「ページビュー数」と「反応率」を調べることでホームページ集客できない問題点が浮き彫りになります。なので、まずはデータの分析に手を付けてください。

ところで、記録は取っていらっしゃるでしょうか? もしまだでしたら、グーグルアナリティクスを使ってみてください。非常に細かくデータが取得できますし、利用者が多いので使い方について簡単に検索できますよ。

ホームページ集客の問題点を洗い出す

データを基に、ホームページ集客の問題点を洗い出してみましょう。最初にチェックするのは、現在どれくらいのアクセス数があるのかです。実際にアクセス記録を確認してみてください。グーグルアナリティクスを利用しているなら、「ページビュー数」を見ます。

十分なアクセス数はあるか?

1日にどれくらいのアクセスがありますか? もし、1日に1件の問い合わせがほしいと思うのであれば、1,000アクセス以上は必要です(1か月なら30,000アクセスですね)。なぜなら、反応率(コンバージョン率)は、一般的に 0.1%程度(1,000件に1回)だからです。

つまり、1日に1,000アクセス以上あるようなホームページにしないと、1日1件の問い合わせはもらえないわけですね。そこで必要になるのがアクセスを増やすための対策で、さまざまなものがありますが、代表的なものはSEOになるでしょう。

十分な反応率はあるか?

一方で、反応率が低いと1日に1,500アクセスぐらいあっても、問い合わせが1件もないということになります。例えば、2,000アクセスあった日に問い合わせが来たとすれば、反応率は0.05%ということが分かります。一般の半分の反応率だということが分かりますね。

つまり、それなりのアクセス数があるのに問い合わせが少ないときは、反応率を改善しなくてはいけないということですね。では、どのように反応率を改善するのかというと、これは一言では言えませんので、順を追って説明します。

反応率を高めるには何をすべきなのか?

ホームページ集客で反応率を高めるには、内容(コンテンツ)づくりをしっかり行ってください。内容とは、どのような題材にするのかということです。つまり、興味を持ってもらえるテーマを考えたり見つけたりすることが、非常に重要だと言えるでしょう。

なぜ興味を持ってもらうことが重要なのかというと、ユーザーに見てもらうためです。あなたも「これはおもしろそうだ」とか「役立ちそうな話題だ」と感じない限り、Webサイトを閲覧しようとは思いませんよね。極めて単純な話ではありますが、意外とできないことなんです。

というのも、どうしても自分の言いたいことを伝えてしまうからです。閲覧者が求めている情報を伝えているつもりでも、実はニーズに合わないテーマを発信してしまっている場合が多いんですね。内容をしっかり作れるかどうかが、ホームページ集客の成否を決めると言えるでしょう。

なぜデザインではダメなのか?

なぜ反応率を上げるのに、デザインではダメなんでしょうか? ズバリ、何も伝わらないからです。多くの方が「カッコいいパターン」や「おしゃれな装飾」、或いは「写真や画像」をたくさん挿入することが重要だと思っています。しかし、見た目だけでは何も伝達できないんです。

よく考えてください。商品が安いことや性能が高いことなど、特徴をデザインで伝えることができるでしょうか? おそらく無理ですよね。閲覧者に隅々まで明確に理解してもらうためには、言葉で説明することが必要になるはずです。

もうちょっというと、デザインは言葉を補足して理解しやすくするために使っています。文字では説明しきれない情報を、写真や図解などのビジュアルで伝えるわけですね。あくまでも、見た目の部分は「補う」という使い方であることを理解しましょう。

ホームページで集客となると、どうしても見た目に意識がいきがちですが、「デザインは文字情報を補足するもの」という本来の意味を覚えておいてください。

どうしてテクニックでもダメなのか?

どうして反応率の向上は、テクニックでもダメなんでしょうか? この場合のテクニックとは、表現技法や説明の話術などのことを指しますが、これらを駆使してもうまくいかないんです。なぜなら、根本的な訴求点が間違っていると、閲覧者にそっぽを向かれるからです。

では、訴求点とは何でしょうか? 訴求点とは、「閲覧者に伝えるべきテーマ」と言えるでしょう。ホームページは、何らかのメッセージを表現する媒体ですが、どれだけ閲覧者の知りたいことを伝達できるかがポイントです。

訴求点が間違っている状況でテクニックを使うと何が起こるのかというと、全く見当違いのメッセージを送り続けることになるんです。閲覧者が欲していない情報をどれだけ魅力的に説明しても、ほとんど心に響くことは無いでしょう。

勘違いしていただきたくないんですが、テクニックに意味がないということではありません。むしろ非常に重要だと言えます。つまり知っていただきたいのは、訴求点が間違ったままだと、せっかくの表現技術が有効に機能しないことなんですよ。

飲食店を例に考えてみると?

ここまでの話を分かりやすくするため、飲食店に例えて考えてみましょう。

デザインを訴求して大失敗?

あなたが飲食店の店主だとして、売上を伸ばすために建物をリフォームしたとしましょう。カッコいいとかおしゃれとか、流行なども取り入れたデザインにします。「よしっ、これで千客万来だ!」と思ったところ、サッパリ集客できず失敗に終わります。

飲食店で最も重要なのは、食事がおいしいかどうかです。つまり「味」が一番大切なんですね。デザイン性が高い建物は、料理がうまいことが大前提でしょう。そもそもおいしくないのでは、根本的に問題があり、見た目をどうこうする以前の話ですよね。

テクニックを駆使しても空振り?

また、一押し商品としてそばを大々的にアピールしたとしましょう。しかし、思ったほどの集客ができません。そこでテクニックを駆使して、「この蕎麦は当店おすすめで、味も香りも最高です。信州産そばの実を石臼で丁寧に挽いた自家製麺!」と表現します。

しかし、一向に集客は上向きません。なぜなら、その地域に住む多くの方は、うどんが好きだからです。周りを見渡すと、そば屋が一軒もないことに後から気付くわけです。好みに合わないものを一押しにしても、お客さんが来るわけないんですね。

訴求点のズレが問題です

これらの例えを振り返ってみると、店主は味ではなく建物のデザインを選んでしまい、うどんではなくそばを選んでしまいました。すべて訴求点がずれていますよね。お客が望まないことを伝えてしまうと、デザインやテクニックが何の効果も生まないことが、ご理解いただけたと思います。

どうして訴求点がずれるのか?

訴求点のズレが問題であることがお分かり頂けたと思いますが、どうして伝えるべき内容を外してしまうんでしょうか? それは、売り手が商品を知りすぎているからです。「うちの品物は○○が自慢だから、これが理解されれば売れるはずだ!」と考えてしまいます。

すると、ユーザーが必要としているポイントではなく、自分がお勧めしたい特徴を訴求点にしてしまうんですね。一言で言えば、「本当の意味でお客さんを理解していない」ということです。このようなズレを、閲覧者は鋭くかぎ分けることを覚えておきましょう。

商品知識を一切忘れて、お客さんは何のために情報を探しているのか、どんな目的で自社サイトを閲覧しているのか考えてみてください。難しいことではありますが、おそらくこれくらい大胆な行動を起こさなければ、ユーザーの気持ちは分からないと思います。

このように、商品を知りすぎているという点が、訴求点をズレさせてしまう大きな要因です。これではホームページ集客がうまくいかないのも、頷けるのではないでしょうか。

まとめ:集客できない原因を、しっかり特定しましょう。

いかがでしたか?

今回の説明は、ホームページ集客ではデータが重要であること、集客できない原因の特定、具体的に何をすべきなのか、デザインやテクニックだけでは意味をなさない理由、訴求点のズレが非常に大きな問題である、などのポイントでした。

ホームページ集客がうまくいかないのは、原因に見合った対策が行えていないからです。特に、反応率という点にほとんど注目せず、アクセス数を増やすことだけに注力している方が多いです。逆に、アクセス数の少なさに気づいていない方もいらっしゃるでしょう。

繰り返しになりますが、集客力を改善するのに必要なのは原因の特定です。正確に原因が特定できれば、それに見合った対策ができることを忘れないでください。

以上、「ホームページ集客できない、理由と対策を解説!」と題してお話ししました。