Webサイトのコンバージョンを上げる方法!

Webサイトのコンバージョンを上げる方法!

Webサイトコンバージョンを上げる方法を説明します。読者対象は、Webサイトの問い合わせや購入を増やしたい方です。コンバージョンについて詳しく解説しただけでなく、ランディングページについても紹介しています。

なぜWebサイトは、コンバージョンが重要なのか?

「Webサイトのコンバージョンを上げるには、どうすればいいんだろうか?」そう考えて、あなたはこのページにお越しになったと思います。Webサイトの集客がうまくいっても、思ったほどの反応が得られないと悩んでしまうのではないでしょうか。

Webサイトはどんなにアクセスが増えても、問い合わせや売り上げに結びつかないと意味を成しません。だからこそ、コンバージョンを上げるという考え方が重要なのです。でも、難しいことはできないので、何とか少しでも簡単にできないかと思うのが人情でしょう。

そこで、Webサイトのコンバージョンを上げるために何をすべきなのか、なるべく簡単な方法について詳しく説明しましょう。

Webサイトのコンバージョンを上げる、7つのポイント!

それでは、Webサイトのコンバージョンを上げるポイントを説明します。7つに集約しましたので、ぜひ最後までしっかり目を通してください。

Webにおけるコンバージョンとは?

最初に、Webにおけるコンバージョンという言葉の意味について、確認しておきましょう。

Webで使われるコンバージョン( Conversion)とは、ユーザーがサイトにアクセスして「ただ見ているだけ」の状態から、問い合わせ・資料請求・購入などの「具体的な行動に移行する」ことを指します。要するに、行動がコンバート(転換)されるわけですね。

つまり、Webサイトによる集客は、このコンバージョンの獲得を目的に行うというわけです。一般的にはアクセスを増やすことに目が行きがちですが、ユーザー数や閲覧数が増えるだけでは不十分であるといえるでしょう。

確かに、全体のパイ(ユーザー数)が増えれば一定確率でコンバージョンが増える可能性はありますが、それでは『下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる』ということでしかありません。このような考え方で集客するのは極めて効率が悪いですし、なかなかコンバージョンは増えないでしょう。

したがって、Webサイト集客においてはアクセスを増やすだけでなく、コンバージョンを上げるという観点も忘れないでください。

コンバージョン率を理解しておきましょう

ここで、コンバージョン率についてお話ししておきます。「率」と言われると、数字が出てくるので敬遠される方もいらっしゃるかもしれませんが、Webによる集客では論理的に考えないと失敗しますので、あえて数字を交えたお話をさせていだたきます。

コンバージョン率とは、Webサイトにアクセスしてきた人がコンバージョンする確率のことです。計算式は割合ですので、「コンバージョン数÷アクセス数」で計算できます。例えば、100人がアクセスしてきて1人が資料請求したとすると、以下の計算になります。

  • 1÷100=1%

つまり、コンバージョン率は1%ということですね。では、具体的にどれくらいの割合であれば良い数字なのかというと、業種や商品などでかなり偏りかあるので明確には言えません。ただし、新聞の折り込みチラシの反応率が0.1%以下ですので、これが目安になると思います。

別の言い方をすると、Webサイトに1000アクセスあったら、1人反応があるということです。具体的に人数として考えると、かなり厳しいと感じるかもしれません。ですが、これでもかなり良い方だといえますし、もっと低いサイトの方が多いのではないかと思います。

だからこそ、コンバージョン率を上げる努力をしなくてはいけないんですね。

コンバージョン数の最大化には、何が必要か?

コンバージョン数の最大化にあたって必要なのは、Webマーケティングでしょう。最も簡単な方法は検索ワードを徹底的に調べて、言葉の偏りからユーザーの傾向を分析することです。こうすると、サイトで何を訴求すればコンバージョン数が増えるのかが見えてきます。

つまり、ニーズが明確になるのでターゲットをある程度絞れるのです。ターゲットを絞れると、だれに対して訴求すればよいかが分かるので、キャッチコピーが作りやすくなります。キャッチコピーにはアクセスしてきたユーザーの心のスイッチを入れる重要な役割があります。

また、申し込みフォームを準備するのは当然ですが、項目数は最小限として電話番号の項目を作るのは避けましょう。なぜなら、項目が多いと面倒と感じますし、電話番号を教えたくない方がほとんどだからです。利用者の心理を考えたフォームづくりをしましょう。

このように、ユーザー目線の戦略が重要なのであって、決して小手先のテクニックだけではコンバージョン数の最大化は難しいことに気付いてください。

ランディングページ(LP)は必要か?

もし、「Webサイトのコンバージョンを上げる最も簡単な方法は何ですか?」という質問を受けたとしたら、私ならこう答えます「ランディングページを設置してください」。なぜなら、コンバージョンを獲得することだけを目的とした専用ページだからです。

ランディングページとは?

Google アナリティスクでは「着地ページ」という意味で使われていますが、Webサイト制作の世界では、ユーザーを着地させたいページという意味でランディングページと呼んでいます。ちょっとややこしいですが、使い分けできるように慣れておきましょう。

では、どのような内容なのかというと、一般的には『オファー』を提示してその申し込みを強く繰り返し求めるものです。ランディングページを見かけることは少なくありませんが、そのほとんどがこのような作りとなっています。

ランディングページの肝とは?

ランディングページなら、どんなタイプでもコンバージョン率が高いわけではありません。最もコンバージョンが獲れるランディングページは、ベネフィットをしっかりと打ち出したページです。多くの方はデザインに凝るようですが、あまり効果は感じられないでしょう。

なぜなら、ユーザーはオファーが欲しいのではなく、そこから得られる利益(ベネフィット)が欲しいからです。なので、画像やデザインを駆使して強みを繰り返し訴えるのも結構ですが、同じ訴えるのならベネフィットをしっかり伝えてほしいと思います。

いずれにしても、コンバージョンを上げるためには、ランディングページのような仕掛けが必要であることにお気づきいただきたいと思います。

コンバージョンにつながるSEOとは?

Webサイトは、SEOによってアクセスを増やす対策が一般的に行われます。アクセスが増えれば閲覧者が増えますので、コンバージョンの可能性が高まるからです。しかし、現実問題として思ったほどの成果が上がらない場合も少なくないでしょう。

そこで重要になるのが、SEOを施すキーワードの選択です。SEOはある特定のキーワードに対して最適化することで、検索で上位表示を狙うものです。したがって、キーワードの選定を間違えると、どうしてもコンバージョンからは遠くなってしまいます。

キーワードは様々なものがありますので、最も購入に近いとか、とても困っていると考えられるものを探すわけです。例えば、「車 意味」という検索よりも「車 販売店」の方が明らかに購入に近いですよね。キーワードにはユーザーの気持ちが出ますから、それを読み取るのです。

このように、SEOはコンバージョンに結びつきやすいキーワードを選ぶようにしましょう。

コンバージョンとデザインの関係性とは?

コンバージョンの改善に、デザインはどれくらいの関係があるのでしょうか? この場合のデザインとはサイト全体やページ単位のデザインのことで、例えばヘッダーのサイトタイトルや画像がどのような配置になっているとか、見出しのサイズや装飾などを指します。

はっきり言うと、デザインはコンバージョンに関して皆さんが思っているほどの影響はありません。つまり、「デザインを変えたからと言って、コンバージョン率が大きく変わることは無い」ということが言えるでしょう。デザインに注力しても、労多くして功少なしです。

もちろん、明らかにデタラメなデザインになっているときは、デザインを変更することでユーザビリティが改善しますので、コンバージョンを上げることができます。そもそも操作性が悪いのでは、コンバージョン以前の話ですからね。

したがって、よほど変なデザインでユーザーが扱いづらいということがない限り、あまりデザインに固執する必要は無いといえるでしょう。

ボタンがランディングページに与える影響とは?

コンバージョンを上げるという観点で言えば、サイトのデザインよりもボタンやバナーの影響の方が大きいと思います。ここでいうボタンとは、ランディングページへの誘導バナー、問い合わせや購入の際にクリックする送信ボタンのことを指します。

なぜなら、バナーをクリックしてもらえないとランディングページを見てもらえないし、押したくなるボタンでなければ情報を送信してもらえないからです。どれだけ素晴らしいランディングページを用意しても、それが機能しなければコンバージョンを上げられないのです。

すると、どうしてもデザインに走ってしまいますが、そうではなく文言に注目しましょう。例えばバナーだと、それをクリックすることのベネフィットを示します。また、ボタンは安心して個人情報を送信できるように言葉を工夫します。

少なくとも「送信」というボタンでは、どこに情報を送信されるのか怖くて押せません。「申し込みます」のように具体的な行動にするとよいですよ。

ボタンの色は赤や緑が効果的だといった説もありますが、何万ものアクセスがない限り、効果は感じられないでしょう。

まとめ:ユーザー心理を理解すること!

Webサイトのコンバージョンを上げる方法を説明しましたが、いかがでしたでしょうか?
コンバージョンを上げるために重要なことは、以下に集約されると思います。

  • コンバージョン自体を理解する
  • Web利用者の心理を理解する
  • コンバージョンを促す仕掛けを用意する
  • コンバージョンにつながる人を集める

つまるところ、ユーザー心理を理解したうえで、戦略的に施策を行うことが大切だといえます。デザインをちょっと変える程度の小手先のテクニックで、簡単にコンバージョンが上がるわけではないのです。ランディングページのような、仕掛けも必要であることを知ってください。

ユーザーは、自身の欲求が満足できたときに興味が最大になります。しかし、コンバージョンまで至るには、ユーザーの予想を超えた満足の提供が重要です。それがあって初めて、「このサイトなら問い合わせても良いかな」とユーザーは思うことになるでしょう。

コンバージョンとはシステマティックに獲得できるものではありません。満足の提供という、いわば心理戦であることを理解して取り組んでいただければ幸いです。

以上、Webサイトのコンバージョンを上げる方法をご説明しました。