ホームページ集客のデザイン、知っておくべきポイント!

ホームページ集客のデザイン、知っておくべき問題点とは?

ホームページ集客

デザインで、知っておくべきポイントを説明しました。ホームページ集客に役立つデザインが知りたい方は、ぜひご覧ください。どのようなデザインが最適なのか、詳しく解説しているからです。

なぜ、ホームページ集客のデザインが重要なのか?

あなたは、「ホームページ集客をするにあたって、デザインをどうすればいいんだろうか?」とお考えになって、このページにたどり着いたと思います。確かに、ホームページはビジュアルの部分が強いので、デザインは非常に気になりますよね。

しかし、気づいていただきたいのが「デザインの貢献度」です。多くの方がホームページ集客はデザインの力が大きいと考えていますが、残念ながらそれは勘違いです。したがって、デザインの役割や使い方を知ることが、極めて重要だと言えるでしょう。

そこで、ホームページ集客のデザインはどのように考えればよいのか、わかりやすく説明します。

ホームページ集客のデザイン、知っておくべき5つのポイント。

それでは、ホームページ集客のデザインで、知っておくべきポイントを説明します。ポイントは5つありますので、しっかりと目を通しましょう。

なぜデザインでは効果が薄いのか?

どのお店や企業のホームページでも、とにかくデザインにこだわっていますよね。にもかかわらず、どうしてでデザインでは集客効果が薄いんでしょうか? それは、お客さんを満足させていないからです。お客さんが見ているのは、デザインではなく商品などの中身です。

例えば、もしあなたが物を買う時や何かのサービスを受けるときに、デザインの良いチラシやホームページのお店を選びますか? それだけで選ぶということは、まずないと思います。「チラシがきれいなこっちの店にしよう」とはならないですよね。

また、おしゃれなレストランが3か月も経たないうちにつぶれるのに、お世辞にもきれいといえない食堂が何十年も繁盛しているという現実がありますよね。つまり、集客できる理由をデザインだけで説明するには無理があるわけです。

これが、デザインでは効果が薄い理由です。お客さんは外見で選ぶのではなく、もっと別なところに選択基準があることに気づいてください。

お客さんがお店(会社)を選ぶ基準とは?

お客さんは何を基準にお店(会社)を選ぶんでしょうか? 答えはとても単純です。自分がほしい商品やサービスがあり、しかもできるだけ安くて良いものが手に入るお店です。わかりやすくするために、ちょっとした例え話で考えてみましょう。

  1. とてもきれいに出来上がっているチラシ。定価の商品が多数掲載されています。
  2. 手書きで多少汚いチラシ。特価商品が多数掲載されています。

どちらも全く同じ商品を掲載しているとき、あなたはどちらのお店に行きますか? きっと2番のお店に行きますよね。だって同じ商品なのに特価販売しているんですから。(もちろんお店がやたらと遠い場合などは、交通費や時間を考えて高い商品を買う可能性もありますけどね。)

気づかれましたか? 選択の際にチラシのデザインをまったく考慮していないことを。これは、あなたがほしいのは商品であって、デザインではないからなんですね。だから、大事なのはデザインではなく発信する情報の質であると言えるわけです。

ホームページデザインは意味がないのか?

ここまでの話で、「じゃあデザインは気にしなくてもいいんですね」と思われたかもしれませんが、必ずしもそうではありません。確かに、中身が出来ていない状態では、デザインの優先度は低くなりますが、そうでない場合は積極的にデザインを考えるべきでしょう。

なぜなら、ホームページデザインは中身の引き立て役として重要だからです。ほとんどの閲覧者はデザインそのものにはほとんど興味を持ちませんが、コンテンツ(内容)がしっかりしているのであれば、デザイン勝負になることは十分あり得ます。

では、ホームページのデザインをどのように考えればよいのかというと、中身を邪魔しないようなデザインにするのが基本でしょう。とはいえ「具体的にどうすればいいの?」となると思いますので、具体的なデザインのポイントを順次ご紹介しましょう。

デザインのトレンドは?

現在のホームページは、1カラムのデザインが多くなっています。これまでなら、幅が広いメインの部分と、幅が狭いサイドの部分の、2カラム(または3カラム)に分かれていました。それが、サイドの部分が無くなって、メインだけになったのが1カラムというわけですね。

このようなデザインが流行しているのは、スマートフォン対応のためであると考えられます。元々スマホだけを前提に作ってしまえば、手間が省けて簡単だからでしょう。というのも、1カラムのデザインはパソコンもスマホも両方に対応できるからです。

しかし、1カラムデザインはパソコンでは扱いづらいという問題があります。パソコンユーザーを無視できるぐらいに、ほぼスマホユーザーしか閲覧しないホームページであればそれでも問題ないと思います。しかし、そうでない場合は1カラムで良いのか、しっかり検討すべきでしょう。

集客デザインの基本とは?

ホームページ集客のデザインは、内容を引き立てられるものが基本です。なぜなら、冒頭でお話しした通り、ホームページ集客は内容が極めて重要だからです。ユーザーはデザインではなく中身を重視するわけですから、デザインは引き立て役に徹することになります。

したがって、説明文を読みにくくしたり、集中できないようにしたりしてしまうデザインは、避けるべきです。すると、デザインは自然と主張が少ないなものになります。単純には、ブログ用のデザインが適するのではないでしょうか。

なぜなら、ブログは文章を読みやすくする工夫が随所にみられるからです。もちろん、カスタマイズして自社にふさわしいデザインに仕上げましょう。このように、集客用のデザインは内容の引き立て役になるようなものを基本としてください。

ワードプレスであれば、ブログ用のテーマ(テンプレート)を利用すれば簡単ですよ。また、ウィジェットがいろいろなところに挿入できるデザインが、バナーを挿入しやすいのでお勧めです。

集客用デザインの注意点とは?

ホームページ集客における、デザインの注意点をご紹介しましょう。

デザインは雰囲気に合わせる

デザインは、業種や商品の雰囲気に合わせることがポイントになるでしょう。これは、明るいイメージならデザインも明るく、深刻な問題の解決であれば落ち着いたデザインにする、などといった感じで捉えていただければ良いと思います。

基本的には、内容を引き立てることが重要なわけですが、それに見合ったデザインにすれば、変に目立つようなことが無く引き立つわけですね。もし、迷った場合はシンプルなデザインにすれば無難だとは思いますが、明確に雰囲気が分かるのであればその限りではありません。

例えば、美容院や洋品店であれば、おしゃれなデザインが向くでしょう。ロックバンドやアーティストであれば、かっこいいデザインが向くかもしれません。ぬいぐるみなどファンシーなものを売っているのであれば、かわいいデザインが向きそうです。

大事なことは、「かっこいいデザインに変えたらうまくいったよ」みたいな話を鵜呑みにしないことです。かっこいいデザインがうまくいくのではなく、雰囲気に合ったデザインが重要ですので、惑わされないようにしましょう。

色の選び方は意外と重要です

ホームページは全体に統一的な色を設定しましょう。これは、青系統や赤系統など、色の系統を決めて雰囲気を作り出すということです。他にも、緑系統の色にしたり、黒を基調とした色使いにしている場合もあります。実は、デザインという形よりも、色の方が重要だと思っています。

なぜなら、色は心理に影響を与えるからです。青などの寒色系だと冷静な感じがするし、赤などの暖色系だと情熱的な感じがします。また、緑の場合は信頼感が高まる印象です。このように、色には感じる印象が変わる特性があるんです。

したがって、デザインと同様に業種や商品の雰囲気に合わせて、適切な色を選ぶ必要があるのではないかと思います。

導線を意識したレイアウトを考えましょう

デザインでは導線を意識したレイアウトが重要になります。というのも、閲覧者の目の動きを意識した配置を行わないと、散漫な印象になって、何から見たらよいのか分からなくなるからです。このような配置をしてしまうと、重要な情報があっても目に入らない可能性が出てきます。

では、どのようなレイアウトが必要なのかというと、F型の配置です。人間は左上から物を見る習性があり、ホームページではアルファベットの「F」の形で目が動きます。一般的には「Z」型で視線が移動すると言われますが、WebではFの形です。

この視線移動を意識してレイアウトするのが、導線を意識するということなんですね。したがって、文章は必ず左側の頭をそろえてください。若い女性のブログでは、全体をセンタリングすることがしばしばあるようですが、集客を意識するならそれはしない方が良いでしょう。

このように、すべては左端から始まるということを念頭に、導線を意識したレイアウトを行うようにすると効果的ですよ。

画像の活用方法とは?

デザインと言えば画像がつきものですので、活用方法についてご紹介しましょう。

画像はどこに挿入すると効果的なのか?

画像は、文章の手前に挿入すると効果的です。これは、アイキャッチ画像と言って、ブログなどでよく見かける手法ではないでしょうか。なぜ文章の前なのかというと、人間は画像の真下にある文章には目を通すというある種の習性があるからです。

また、挿絵のようにして画像を入れることも場合によっては必要です。文章だけでは説明に限界があるときに、写真や絵を入れます。画像によって文章を補うんですね。なお、画像ありきの文章では内容が薄いですので、あくまでも補助として考えましょう。

このように、画像は文章を読むための補佐として使うようにしてください。画像に頼っても、記憶に残らず右から左へ流れるだけですよ。

どんな種類の画像が良いのか?

画像の種類はなるべく人物にします。なぜなら、人物画像は思わず注目してしまうからです。特に顔の写真は効果的です。これは人間の習性で、顔に注目するように脳が出来ているんですね。何かと人の顔に見えてしまうことがありますが、まさにその影響を受けているからです。

なお、商品説明などではもちろん商品の画像を使ってください。つまり、「画像を入れたほうが良さそうだけれど、どんな画像にしようか?」と悩んだ時に、人物の顔画像にすると無難だということを覚えておきましょう。

画像と文章を並べる時は、注意が必要です。

画像と文章を並べる時は、なるべく右に画像を置きましょう。というのも、画像は目がいきやすいからです。もう少し詳しく説明すると、画像が左にある場合、右側にある文章が読まれない可能性が高くなります。これが人物画像であればなおさらです。

画像は文章を読ませるために効果的ですが、特に顔の写真は右に置かないと文章に向きません。それくらい顔は印象が強いんですね。

ただし例外もあります。例えば、 Yahoo! のニュース一覧のように、左にサムネイル画像で右にタイトルという場合があります。一見すると良くない気がしますが、画像が小さいのでアイコンや挿絵のような働きとなり、タイトルを読ませるのに効果を発揮しています。

このように、基本的には文章が左で画像が右というスタイルを採るようにしてください。

まとめ:デザインは内容の引き立て役です。

いかがでしたか?

ホームページ集客において、デザインはあくまでも内容を引き立てるための、補佐的な役割です。したがって、デザインの改善で集客がうまくいくとは限りません。最も重要なのは、何を伝えるのかという内容の方です。集客では、内容の充実を最優先させましょう。

まず何を伝えるべきか、もっと言えばユーザーは何を知りたいのか、そこをしっかりと考えて作り込んでください。それが出来てからデザインに取り組んでも遅くありません。中身があって初めてデザインが作れることを、ご理解いただきたいと思います。

ホームページ集客となると、どうしてもデザインに目を向けてしまいますが、それは目に見える変化があるから、なんとなく安心してしまうんですね。最初に中身、次にデザインですので、順番を間違えずに取り組んでいただければ幸いです。

以上、「ホームページ集客のデザイン、知っておくべきポイント!」と題して説明しました。