魅力的なホームページの
、作り方のポイントを説明します。読者対象は、魅力的なホームページを作りたい方です。ホームページの魅力の出し方を、訪問者は何に関心を持つのかという視点で、詳しく説明しています。
なぜ魅力的なホームページが重要なのか?
あなたは、「魅力的なホームページを作るには、どうすればいいんだろうか?」と考えてこのページをご覧になっていると思います。確かに、魅力的なホームページであれば、集客力を高めることができて問い合わせが増えそうですよね。
では、ホームページの魅力とは何でしょうか? これは、別の言い方をすると、「閲覧者は何に魅力を感じるのか?」ということになります。もう少し言うと、何に興味を持つのかということでもありますので、閲覧者が興味を示すものを考える必要があります。
そこで、ホームページの魅力として何を打ち出せば閲覧者は興味を示すのか、例示を交えてわかりやすく解説しましょう。
魅力的なホームページの作り方、7つのポイント!
それでは、魅力的なホームページの作り方を、7つのポイントに分けて解説します。
ホームページの魅力とは何か?
ホームページの魅力とは何でしょうか? 先ほどもお話しした通り、『魅力とは閲覧者が興味を持つもの』ですので、この点を考えてみます。閲覧者が興味を持つのは、ホームページに書いてある商品説明や各種の情報ではありません。ズバリ、閲覧者自身のことに興味を持ちます。
どういうことか詳しく説明すると、ほとんどの閲覧者は商品やサービスを購入することで、『自分がどうなるか』を知りたいんです。つまり、自身の欲求や問題点が解決されて、幸せになるのかどうかに興味があるんです。
このような状況があるので、ホームページのデザインを良くしたところで、魅力を高めることにはならないんですね。したがって、閲覧者自身について説明すると興味の対象となり、魅力を打ち出すことができるわけです。なお、このようなやり方を『ベネフィット訴求』と言います。
ようするにホームページの魅力とは、ベネフィットなんですね。
ベネフィットとは?
先ほど、ベネフィットと言いましたが、何のことわからない方が少なくないと思いますので、簡単に説明しておきましょう。
ベネフィットとは何かというと、商品を購入したり、サービスを契約した後に得られる利益のことを指しています。あなたもそうだと思いますが、商品やサービスは購入後に良し悪しがわかることが多いのではないでしょうか。
もし、商品やサービスそのものがベネフィットなら、買う前に特徴を見れば良し悪しがわかるはずです。それにもかかわらず、実際に購入した後に、じっくりと試さないと良し悪しがわからないのは、商品やサービスそのものではなく、買った後に得られる利益がベネフィットだからです。
このように、ベネフィットとは商品やサービスから得られる利益のことで、商品特徴とは似て非なるものであることを知っておいてください。
参考 ベネフィットについては、こちらで詳しく説明しています。
ところで、ベネフィットについて抽象的に説明されてもわかりづらいと思いますので、具体的な例を3つ挙げて説明します。ご自分のビジネスに照らし合わせていただければ、何がベネフィットなのかを、つかんでいただけると思いますよ。
例1:テレビを買う人のベネフィットとは?
テレビを買う人のベネフィットとは何でしょうか? 電気屋さんでテレビを購入する人の望みは、地上波・衛星放送・ビデオを見ることです。したがって、ベネフィットはテレビに映る映像ということになります。決してテレビそのものではないんです。
例えば、画面が大きいテレビを買った人がいたとして、それは大きなテレビがほしいのではなくて、大迫力で映像を見たいんです。もちろん大画面を自慢したいだけの人もいるかもしれませんが、ほとんどの人は迫力のある映像を見るために、大画面テレビを買います。
つまり、テレビを販売するときには、「このテレビは、画面が大きいです。」と説明したのではお客様はピンときません。ところが、「このテレビは、大迫力で映像が見れます。」このように説明すれば、ベネフィットなのですぐに理解してもらえるでしょう。
このように、テレビを買った人のベネフィットはテレビそのものではなく、テレビに映る映像ということなんですね。したがって、テレビを販売している場合は、映像について説明すると魅力的なホームページになるでしょう。
例2:ノートパソコンを買う人のベネフィットとは?
ノートパソコンを買う人のベネフィットとは何でしょうか? パソコンショップでノートパソコンを購入した人の望みは、片付けが楽で、どこでもパソコンが使えることです。したがって、ベネフィットは置き場所に困らなくて、持ち運びしやすいことです。
決して、コンパクトで軽いということではないんです。店員さんに、「このパソコンは、コンパクトで軽いんですよ。」と説明されてもピンときません。ところがこれを、「このパソコンは、置き場所に困らず持ち運びしやすいですよ。」と説明されれば、「なるほど!」となりますね。
やはりベネフィットを説明された方が、すぐに理解できます。このように、ノートパソコンを買う人のベネフィットは、置き場所に困らなくて、持ち運びしやすいことです。したがって、ノートパソコンの販売では、使われ方を説明すると魅力的なホームページになるでしょう。
例3:ミニバンを買う人のベネフィットとは?
スポーツカーを買う人のベネフィットとは何でしょうか? 自動車ディーラーでミニバンを買う人の望みは、大人数が快適に移動できることです。したがって、ベネフィットは数人の家族や友人との楽しいドライブです。決して室内が広いとか、8人乗れるということではないんです。
セールスマンに「この車は、5ナンバーサイズなのに8人も乗れるんですよ。」と説明されてもおそらくピンとこないでしょう。それを「この車は、ご両親とお子さんが全員乗っても、快適にドライブできますよ。」と説明されれば、とても魅力的に感じますね。
ベネフィットだと、考えなくても購入後の未来がわかるから、とても理解しやすいですね。このように、ミニバンを買う人のベネフィットは、数人の家族や友人との楽しいドライブです。やはり、自動車ディーラーにおいても、ベネフィットによって魅力的なホームページになるでしょう。
ベネフィットの見つけ方とは?
あなたの扱う商品のベネフィットは何か、考えてみてください。いきなりそう言われても、わかりにくいと思いますので、ベネフィットの見つけ方を説明します。これまでの説明で、何となく意味がつかめているのではないかと思いますが、商品の特徴はベネフィットではありません。
例えば、ノートパソコンの特徴は「コンパクトで軽い」ですが、ベネフィットは「置き場所に困らず持ち運びがしやすい」です。簡単な見分け方は、主語があなたであるかどうかです。コンパクトで軽いのはノートパソコンですが、置き場所に困らず持ち運びがしやすいのはユーザーです。
このように、主語が商品なのか、お客様なのかで判別ができます。あなたが扱う商品についても、主語がお客様になっているものを見つけてください。それが、あなたが扱う商品のベネフィットの見つけ方です。
商品の特徴は不要なのか?
商品の特徴は不要なのかと聞かれれば、それはノーです。なぜなら、商品の特徴はベネフィットの証拠だからです。例えば、持ち運びしやすいのは、コンパクトで軽いからです。たいていのお客様は、ベネフィットを聞くと、「なぜそう言えるんだろうか?」と疑問を持ちます。
すると、それを説明するための証拠が必要です。したがって、商品の特徴はベネフィットの証拠として説明するんですね。だから、ベネフィットだけがあればよいというものではないんです。商品特徴の説明は必ず必要ですよ。
また、商品に詳しい方・マニアの方・スペックを重視する方に対しては、実は商品の特徴を知ることがベネフィットです。なぜなら、商品特徴が分かれば、利益が想像できるからです。ですので、特徴の説明そのものが、ベネフィットになる方もいることを覚えておきましょう。
このように、商品特徴があるとベネフィットの証拠になるので、ホームページの魅力をより確実なものにすることができるわけです。
まとめ:ベネフィットが、ホームページの魅力です。
いかがでしたか? 魅力的なホームページの、作り方のポイントを説明しました。
今回説明したのは、ホームページの魅力とは何か?、ベネフィットとは?、テレビを買う人のベネフィットとは?、ノートパソコンを買う人のベネフィットとは?、ミニバンを買う人のベネフィットとは?、ベネフィットの見つけ方とは?、商品の特徴は不要なのか?、などのポイントでした。
魅力的なホームページを作るためには、ベネフィットを打ち出すことが必要であると、お分かり頂けたのではないでしょうか。しかし、ほとんどのサイトが見た目の工夫しかしないために、魅力が不足しています。それが影響して思うように集客できず、問い合わせに至らないんです。
ベネフィットを考えるのは相当しんどい作業かもしれませんが、ぜひそこは乗り越えてください。繰り返しますが、お客さんがほしいのはベネフィットですよ。このように、ベネフィットをしっかりと打ち出すことで、ホームページの魅力になることをご理解いただければ幸いです。
以上、「魅力的なホームページ、作り方のポイントとは?」と題して説明しました。