春の金沢観光から、学べることとは?

春の金沢観光から、学べることとは?

金沢観光から学べる、ホームページ作成を説明します。読者対象は、ホームページやブログの作成に携わっている方です。多くの方に知ってもらうためには、どのようなコンテンツを作ればよいのか具体的に説明しています。

なぜ春の金沢観光で、ホームページ作成が学べるのか?

春は旅行へ行きたくなる季節ではないでしょうか。冬が終わって暖かくなるので、心も開放的になりますからね。そんな時は、金沢観光をしたくなりませんか? 北陸新幹線もあることだし、ふらっと金沢市へ旅してみましょうよ。

とはいえ春の金沢観光は、どんなグルメや観光スポットがあるのかご存知ですか? 実は、それが問題なんです。金沢市は観光地として有名ですが、特に春の観光情報が少ないのが現状です。つまり、春の金沢観光を、どのようにアピールすればよいのか考える必要があるんです。

そこで、春の金沢観光のアピールを題材に、ホームページやブログの作成方法を学んでみましょう。

春の金沢観光で学べる、ホームページ作成5つのポイント!

それでは、春の金沢観光で学ぶことができる、ホームページ作成5つのポイントを説明します。

春の観光名所として、兼六園の桜を紹介したい。

兼六園の桜

春の観光で真っ先に思い浮かぶのは、やはり『桜』ではないでしょうか。金沢にも桜の名所があるんですが、何と言っても『兼六園』が圧倒的な人気です。兼六園は、ガイドブックなどでお花見スポットとしておすすめされる場合も多く、実際にとてもきれいな桜が見られます。

また、旅行総合情報サイトで「日本全国桜スポット20選」(2012年)に選ばれたこともあり、お墨付きのお花見スポットでもあるんですね。ただし、一般的に兼六園というと、冬のイメージがありませんか? おそらくほとんどの方が、雪の積もった兼六園を思い浮かべるでしょう。

確かに、兼六園は春よりも冬のイメージが強いですので、単純に「春は兼六園でお花見」という記事を書いても、ピンとこない可能性があるんです。そこで一工夫して、「冬の兼六園もいいけど春もいいんだよ」と、冬の兼六園を紹介しながら春へと誘導するんですね。

兼六園の雪吊り

他にも、兼六園と言えば雪吊りが有名ですが、雪吊りは冬のイメージですね。でも、雪吊りの取り外しは春(3月15日ごろ)のイベントです。したがって、冬の雪吊りの話から雪吊りの取り外しの話に展開して、春の兼六園をアピールすることもできます。

こうすれば、冬の兼六園について検索している人に、春の兼六園をお花見スポットとして紹介できますよね。

桜と言えば、京都のイメージが強いのでは?

桜と言えば、京都のイメージ?

ところが、どんなにうまく説明しても、「桜=春の金沢観光」とはならないんです。それは、桜と言えば『京都』のイメージが強いからです。あなたも、「そうだ 京都、行こう。」というキャッチコピーをご存じではないでしょうか。

この強烈なイメージがあるので、簡単には「そうだ、桜を見に金沢へ行こう。」みたいなことにはならないんです。このような場合も、遠回しに説明する方法でしょう。京都へ桜を見に行くという記事を書きつつ、「実は金沢の兼六園もいいんですよ」と説明するんですね。

ちょっとずるいやり方かもしれませんが、有名なものを利用する方法は、かなり有効なんです。なぜなら、自分の知りたいこと以外を検索することはないからです。だから、検索ユーザーの知りたいことにくっつけてアピールするんですね。

このように有名ではないものを紹介するときには、興味のあるところから遠回しに誘導する方法が、効果的です。ぜひホームページ作成の、アクセス施策として活用してほしいですね。

春のグルメは押さえておきたい。

たけのこ

ところで、春の金沢観光では、グルメも押さえておきたいところです。なんといっても、「金沢=グルメ」みたいなところがありますからね。金沢と言えば海鮮だと思いますが、春グルメのおすすめは意外にも『たけのこ』なんです。

金沢のたけのこは、えぐみが少なくて柔らかいのが特徴で、とてもおいしいんですよ。別所というところで生産されているタケノコがとくに有名ですが、結構高価なのでご注意を。なんでも、金沢市はたけのこが取れる北限らしいんですが、積雪が影響しておいしいんだとか。

金沢の海鮮丼

なお、海鮮は年中新鮮でおいしいものが食べられますが、「マダイ、スズキ、サワラ、甘エビ、ガスエビ」といったものが、春の旬だそうです。このように、地元ならではの他所のサイトとは違った情報を発信できれば、アクセスを増やすことに貢献するでしょう。

金沢のグルメといえば、冬のイメージが強い?

さっきの兼六園の話もそうだったように、金沢のグルメと言えば、冬のイメージが強いのではないでしょうか。寒ブリやカニがあるので、かなり強烈なイメージだと思います。したがって、春のイメージが弱いので、春の金沢グルメを説明してもアクセスは望めないかもしれません。

やはり、「冬の寒ブリやカニもいいけど、春の甘エビやタケノコもおいしいですよ。」という形で、冬のグルメから春のグルメへ、話を切り替えていく必要があるでしょう。また、別の切り口として和菓子から攻める方法もあります。

金沢の和菓子

和菓子なら四季折々、季節ごとにおいしいものがあるので、春の和菓子を説明するときに、「新鮮な魚介もありますよ」というような説明ができるでしょう。こうすることで、冬のグルメから本来説明したい、春のグルメに引っ張ってくることが可能ですね。

伝えたいこととイメージとの間には、温度差がある。

ここまで説明してきて、共通したポイントがあることにお気づきですよね。それは、自分が説明したいことが、皆さんの知りたいことではないところです。つまり、自分が伝えたいことと、イメージとの間には大きな温度差があるんです。こういった時の、記事の書き方は難しいですよね。

ホームページやブログは、集客に結び付けたいから作成するわけなので、アクセスが少ないのでは困ります。したがって、アクセスを増やすためにはアクセスが見込めるテーマで内容を構成し、そこから自分の言いたいところへ誘導しなくてはいけません。

例えば、兼六園は夜桜がとても魅力的だし、桜の見えるところをバスで巡ることもできるし、浅野川沿いや犀川沿いにも桜があり、お花見スポットも多数あります。確かに、このような情報を発信すれば、間違いなく他所のサイトとは差別化できるでしょう。

しかし、アクセス増につながるかと言われれば、うまくいかないこともあります。なので、どんなに有用な情報であっても、アクセスを増やすためにはアクセスが見込めるテーマで記事を書かないと、うまくいかないんですね。

このように、自分が伝えたいこととイメージとの間には温度差があることを理解して、直接的に記事を書いてもうまくいかない場合があることを、知っておくべきでしょう。

まとめ:伝えたいと知りたいの、温度差を忘れないこと。

いかがでしたか?

春の金沢観光から学べる、ホームページ作成について説明しました。兼六園の桜を紹介したい、桜と言えば京都のイメージが強い、春のグルメは押さえておきたい、金沢のグルメといえば冬のイメージが強い、伝えたいこととイメージとの間には温度差がある、などのポイントがありました。

繰り返しになりますが、春の金沢観光のようにあまり有名でないもののアピールは、ストレートに記事化してもアクセスが見込めません。なぜなら、多くの人は知りたいことだけ検索するからです。必ず、みなさんが知りたいことから、自分の伝えたいことへ誘導するように考えてください。

例えば、冬の観光を説明しておいて、そこから「春もいいよ」と誘うわけです。金沢観光はどうしても冬のイメージが強く、私も地元民として春の金沢をアピールしたい思いもありましたので、それを題材に説明しました。ホームページやブログ作成の一助にしていただければ幸いです。

以上、「春の金沢観光から、学べることとは?」と題して説明しました。