ネット集客
のコツを説明しました。これからネット集客に取り組む初心者向きの内容ですが、すでに取り組んでいる方でも気づきがあると思います。多くの人が見落としがちな、ユーザーの心理について詳しく解説しているからです。
なぜネット集客のコツが重要なのか?
思ったように問い合わせが来ないと「ネット集客のコツが知りたい!」と思いますよね。じゃんじゃん集客できればこんな楽な話はありませんが、なかなか結果がついてこないのは、ユーザー心理の把握がうまくできていないからではないでしょうか。
というのも、問い合わせるかどうかはユーザーの気持ち次第だからです。どれだけ売り込んでも、ほとんどの場合は焼け石に水でしょう。主導権は閲覧者の側にあるので、いかにしてユーザー心理を把握し、それに沿った対策を打てるかが勝負になると言えます。
そこで、どうすれば問い合わせが増えるのか、ユーザー心理という視点からネット集客のコツを説明していこうと思います。
ネット集客のコツ、ポイントは7つある!
それでは、ネット集客コツを説明します。7つのポイントをご紹介しますので、しっかり頭に入れましょう。
ユーザー心理とは何かを理解しておこう
ここでご紹介するユーザー心理とは、受け手側がどのような気持ちや気分で、ネットを利用しているのかということです。では、なぜユーザー心理を考えるのかというと、集客はユーザーの気持ちや気分に強く影響を受けるからです。
当たり前ですが、お客さんは欲しいと思ったものの情報しか収集しないし、気持ちが高ぶらないと購入しません。あなたも、どうでもよいものにお金を払うことは無いですよね。したがって、集客においては、いかにユーザー心理を把握するかがとても重要なんです。
「ユーザー心理なんて難しいよ」とか、「そんなことわかるのか?」と思われる方も少なくないと思います。ただ、ネットの場合有利なのは、ユーザーが欲しいものを自ら探している点です。なので、心理状態に合わせた対応ができれば、問い合わせにつながるんですね。
ただ、漠然と説明しても分かりにくいと思いますので、具体的に場面を挙げてユーザー心理をご紹介しましょう。
SNSでの投稿のコツとは?
SNSでの投稿では、共感を大事にするのがコツです。なぜなら、SNSユーザーは共感を求める心理状態の方が多いからです。実際に「いいね」ボタンが準備されていますよね、まさにあれは共感です。ただ問題なのは、それをどうやって表現するかでしょう。
共感とは、お互いに同じ想いを持つところから始まります。したがって、情景(状況)の説明から始めることで、前提知識を共有します。そして、そこから得られる気付きを伝えるんですが、それを強くするために、できるだけ大きく高低差を付けます。
例えば、登山について投稿するならこんな感じです。「先日○○山へ登山しました。思ったよりもきつかったんですが、山頂から見た景色の素晴らしさで疲れは吹き飛びました。山登りはこれがあるからやめられないんですよね。」どうでしょうか、これがポイントを押さえた共感文です。
こんな感じで、SNSでは共感が得られるように文章を考えてみてください。もちろん、写真を使って情報を補足するのもいいですよ。
ブログ記事作成のコツとは?
ブログ記事は、作成目的によって心理状態が変化します。有名人が日記のように作るのであれば、あまり公にしていない日常などの内容づくりがコツでしょう。なぜなら、多くの閲覧者は普段見られないような部分を知りたいと思っているからです。
これが、SEO目的の場合は状況が変わります。ブログ記事は、ある事象に対する悩み事や困り事とその解決策を載せることがコツになります。というのも、検索は問題解決のために行う行為であり、閲覧者は解決策を探しているからです。
おそらく、一般的にはほとんどのブログが後者だと思いますので、困りごとに対する答えを説明するような内容にしましょう。なお、一度に複数のことを書いても理解してもらえないので、一つのことを深く説明するようにしてください。
このように、ブログでは何か知りたいことがあって閲覧するという心理を意識するのが、コツだと言えるのではないでしょうか。
ちなみに、一般的なコンテンツを作る場合は、SEO目的のブログの作り方を参考にしていただくと良いと思います。
ランディングページ作成のコツとは?
ネット集客では、ランディングページを導入することも多いと思いますが、コツはできるだけ負担感を下げることです。なぜなら、閲覧者にとって非常に負担感が大きいオファー(集客フック)を提示している場合が少なくないからです。
具体的に言うと、手続きがやたらと大変(入力項目がやたらと多い)であるとか、直接現地へ足を運ばないといけないようなものです。これらに共通するのは、「面倒」という心理的負担です。
面倒という心理は、問い合わせや申し込みを確実に遠ざけてしまいます。さすがに、それが無いと命に危険が及ぶというような商品やサービスなら問い合わせるでしょうが、そうでなればできるだけ面倒なことからは逃げたいのが、人間心理です。
一般的にランディングページは、コンバージョンを強く要求する作りになっています。しかし、負担感が大きいオファーを提示しているうちは、なかなか成果はあがらないでしょう。面倒を感じるままでは、よほどの魅力がないと簡単には問い合わせにつながりません。
ランディングページでは、オファーの負担感をできるだけ下げて問い合わせやすくしましょう。
キャッチコピーのコツとは?
集客のために何かしらのキャッチコピーを利用することがあると思いますが、文字通り閲覧者の心をつかむには、問題解決ができることを伝えるのがコツです。なぜなら、ネットユーザーは自身が抱える問題の解決策を探しているからです(先ほどブログの項でも説明しましたね)。
少なくとも、きれいごとを並べるのがキャッチコピーではありません。Webサイトなどで、美辞麗句が書かれていることがありますが、それでは何の意味もないですよ。例えば、「未来を切り開く当社のソリューション」みたいなコピーのことです。
せめて、「御社の経営を楽にするコンサルティング」ぐらいの具体性は必要でしょう。これなら、経営に苦しんでいる社長さんに対して、様々な助言をしてくれることが分かります。キャッチコピーはお飾りではありませんので、恰好ではなく中身を大事にしてください。
繰り返しますが、ユーザーは問題に対する答えを探しています。その心理状況を忘れないことが、重要であると言えるでしょう。
商品説明のコツとは?
ネットショップでは商品説明をすると思いますが、特徴だけでなく、ベネフィットも伝えるようにするのがコツです。なぜなら、閲覧者は商品そのものよりはそれを手に入れた後、自分がどうなるのかを知りたいからです。つまり、商品説明ではなくユーザー説明が必要なんですね。
ユーザー心理としては、「幸せな未来」を想像していると言えます。したがって、商品を説明したのでは受け手の心情とかみ合わないんですね。では、どんな説明をすれば期待に応えられるのか、ミニバンの販売店を例に考えてみましょう。
例えば、「このミニバンは8人も乗れるんですよ」と来店客に説明したのでは、ピンとこない可能性があります。しかし、「このミニバンなら、お仲間とワイワイ楽しく過ごせますよ。なんといっても8人乗りですからね」と伝えれば、楽しそうな未来予想ができますよね。
このように、ユーザーは商品から幸せな未来を想像する心理状態にありますので、ベネフィットを伝えることでそれに応えましょう。
ネット集客の仕組みはこう変わる!
ネット集客で問い合わせを得るために重要なのは、お客さんの心理を考えて対応することです。何か仕組みを作って、システマチックに対応することではありません。つまり、どのように商品を売るかではなく、どうすればお客さんが助かるのかという視点が必要ということです。
目の前にお客さんが居ないネットでは、心理を読んで常に先回りしなくてはいけません。ホームページを作るにしても、SNSに投稿するにしても、常に先手を打つ必要があるわけですね。店頭と違って臨機応変に対応できないところが、ネット集客の難しさなんです。
どうでしょうか、店頭とネットでは明らかに集客の仕組みが違いますよね。ネットではよりシビアに心理を把握しなくてはいけないんです。店頭だと多少は場当たり的に対応できても、ネットの世界ではそれが不可能であることに気づくと思います。
ただ、ネットの場合はデータ(検索ワード・アクセス記録・ハッシュタグなど)がありますので、そこからユーザー心理を読むことができます。それをよりどころとして、ユーザー心理の把握に注力していただきたいと思います。
まとめ:ユーザーのことを真剣に考えましょう
いかがでしたか? ネット集客のコツを説明しました。
今回は、ユーザー心理について説明した後、SNSでの投稿、ブログ記事作成、ランディングページ作成、キャッチコピー、商品説明、ネット集客の仕組み、などの説明をしました。
ここまでの説明で共通しているのは、「問題の解決策を提供すること」であることに気づくと思います。したがって、ネットはユーザーが答えを探して利用するものであり、それに対応したコンテンツを用意することが集客であると、言えるのではないでしょうか。
つまり、ユーザーのことを真剣に考えるのが基本だと言えるでしょう。決して商品を売り込むことが集客ではありません。答えを欲しがっているユーザーの心理を理解して、それに応えることこそが本当の意味で集客であることに、お気づきいただければ幸いです。
以上、「ネット集客のコツ、しっかり教えます!」と題して紹介しました。