ホームページ集客とチラシ、効果を最大化するには?

ホームページ集客とチラシの関係性とは?

ホームページ集客とチラシの効果を最大化する方法を説明しました。ホームページ集客とチラシをどのように連携させるか知りたい方はご覧ください。連携させるためのチラシとホームページの作り方を、それぞれ詳しく説明しました。

なぜホームページ集客とチラシが重要なのか?

ホームページ集客とチラシをどのように扱ったらよいのか調べていますか? ホームページで集客するからチラシはいらないとも考えられるし、両方やるべきだとも考えられますね。この時考えるべきは、どちらが良い悪いというよりは、どのような戦略で集客するかではないでしょうか。

そこで、チラシを使ってホームページに誘導する場合に、どのような戦略で両方を連携させるべきなのかを説明します。また、ホームページとチラシという異なるメディア間で橋渡しをすることになるので、違和感や不安感が出てしまう可能性があります。

したがって、安心感を持ってもらうための戦略という視点で、ホームページ集客とチラシの連携について詳しく説明していきましょう。

ホームページ集客とチラシの連携ポイント。

ホームページ集客とチラシの連携についてポイントをご紹介します。流れとしては、何かの販促やイベントの告知で、特設ページへの誘導を想定しています。最初に、チラシ作成のポイントとホームページ作成のポイントを説明したのち、両方が連携したときの効果測定についても説明しました。

チラシ作成、3つの重要ポイント。

チラシの作成に関して3つの重要ポイントを説明します。基本的なイメージは、チラシを見た人がさらに詳しい情報を求めてホームページ(特設ページ)を見ようとするという流れです。

1.どんなデザインが良いのか?

チラシのデザインは極端なことを言うと何でもいいんですが、ホームページへの誘導を考えると、少なくとも色合いはホームページと統一する方が無難だと思います。見た目の雰囲気も合わせることができるならその方が良いでしょう。こうすることで、同じものを見ている感覚が出るでしょう。

また、何のチラシであるか、キャッチコピーなどはしっかりと目立つようにすべきです。ようするに、いくつかの重要なポイントだけが記憶に残るようなやり方が効果的です。書いてある内容をいかに目立たせるかを考えて、邪魔にならないようなデザインにしてください。

2.どんな内容を書くべきか?

どんな内容を書けばよいかというと、必要最低限の内容にとどめて構わないと思います。というのも、細かい情報はホームページを見てもらうことにして、基本情報だけを伝えるようにしたいからです。ホームページへの誘導がメインであることを考えると、気を引くことだけに徹するのが効果的です。

いわゆる「詳しくはWebで」というやり方なんですが、そのためには、ホームページを見てもらえるように誘導することだけに集中してください。しかし、単純にホームページを見ろとだけ書かれていても興味が湧かないので、基本情報のうち重要なものを分かりやすく目立つようにするんです。

ようするに、チラシですべての情報を伝えるとゴチャゴチャしてかえって分かりにくいので、最低限の情報にとどめて、詳しいことはホームページを見てもらうという流れを自然に作るんですね。

3.検索キーワードの記載は必要か?

チラシには、必ず検索キーワードを書いてください。なぜなら、詳しい情報をホームページで確認しようと思った人に、「どうやってアクセスしようか?」と考えさせたくないからです。人間は何が一番面倒かといえば『考えること』なので、考えた時点であきらめてしまう可能性があるんですよ。

だから、考える必要がないようにお勧めのキーワードを載せておいてください。例えば、「詳しくは○○で検索!」みたいな感じです。見たことあるでしょ? そう、あれですよ。ただし、検索キーワードは少し考えてください。他所のサイトへ行かれても困るので、できれば一位表示できるものが理想です。

したがって、合言葉のようなちょっと特別なキーワードが使えればいいでね。もちろん、ホームページ側とうまく調整する必要がありますが。なお、このキーワードはのちに重要な役割を果たすので、後で詳しく説明します。

ホームページ作成、4つの重要ポイント。

ホームページ作成について、4つの重要ポイントを説明します。基本的なイメージは、チラシから誘導されてホームページ(特設ページ)を見に来た人をどのように迎え入れるかという流れです。

1.どんなデザインが良いのか?

どんなデザインにするかというと、チラシでも説明しましたが、ホームページとチラシでできる限り統一した雰囲気にしてください。具体的には、色合いはもちろんですが、キャッチコピーや強調した文字など目につくものはできる限り合わせるようにしてください。

なお、どうしても雰囲気を合わせられないときは、例えば、チラシの画像を先頭に持ってくるのも一つの手ですよ。こうすれば、チラシのホームページであることが分かりますからね。いずれにしても、ホームページを見たときに、「あれ、間違えたかな?」と思われることだけはないようにしてください。

つまり、統一したデザインで、チラシの延長上にホームページがあるという流れになることが重要なんですね。そうすれば、スムーズにチラシからホームページへの橋渡しができますよ。

2.どんな内容が良いのか?

どんな内容が良いかというと、まずチラシに載っていることは絶対に全部載せてください。そして、より詳しい細かい情報を充実させてください。なぜなら、チラシで「詳しくはWebで」みたいな形で誘導したのだから、詳しい情報が載っているのは当然だからです。

一見当たり前のように思えますが、これができていないサイトが非常に多いんです。私も以前、詳しいことを知りたくてホームページを見たところ、チラシとほとんど変わらない情報に愕然としたことがありました。感情的には、「騙された」とか「いい加減な会社だな」と思いましたね。

つまり、ホームページでより詳しい情報を得ようとしたのに、いざアクセスしてみるとチラシと大差がなかったので、「裏切られた」という感情を抱いてしまったわけです。このように、信頼を損なうような事態を避けるためにも、とにかく詳しい内容にしてください。

ちなみに、詳しいとは具体的に何を指すかというと、「そんなことまで説明するの?」という普通なら載せないと思われる細かい情報と、ベネフィットです。閲覧者の気持ちになれば、「わざわざホームページを見たんだから、それに見合うだけの内容がほしい」というわけなんですね。

3.検索エンジンに対する対策は?

検索エンジンに対する対策はある程度必要です。基本的には、チラシに書かれたキーワードで検索できる必要があります。具体的には、ページタイトルをチラシのキーワードと一致させれば、それで問題ないと思います。利便性を考えると、なるべく短くて特徴的な言葉が良いでしょう。

また、キーワードを決める前に実際に検索して、言葉がかぶらないように注意してください。かぶってしまうと、別の関係ないサイトをクリックされてしまう可能性がありますから。なお、予算があるならば、Google アドワーズを利用して検索の先頭に表示されれば確実だと思います。

この方法であれば、1クリック○円という形で検索の先頭に出すことができます。本来は広告ですが、このようにある意味で「キーワードを買う」ということにも使えます。なお、SEOで上位表示ができれば完璧ですが、チラシから誘導される人の迎え入れを最優先にしてください。

したがって、検索エンジンに対する対策は、いわゆるSEOが目的ではなく、チラシのキーワードで1位表示できることが最も重要です。

4.チラシはダウンロードできた方が良いのか?

チラシのダウンロードは必要でしょうか? おそらく一般的には、「すでにチラシを持っているのだから意味がないよ」という意見が多いでしょう。しかし、デザインでも触れましたが、チラシの現物が見れるというのは非常に重要です。チラシの画像を載せていないときは、なおさら意味を持ちます。

繰り返しになりますが、チラシから誘導されて見ているのだから、チラシのホームページであることが明確に分からないといけないんです。なので、チラシの画像を載せていない場合は、PDFなどでデータをダウンロードできるようにしておくことで、間違いなくチラシのページであることが理解できます。

また、データを印刷して誰かに渡してくれるということも、可能性は少ないですがあり得ることです。すべてはチラシを見ている人のためです。不安を与えない、面倒なことをさせないということを徹底してほしいんですよ。それが信頼へとつながり、やがて販売に結び付きますから。

したがって、できるだけチラシはダウンロードできるようにしておくのが良いですよ。

両方が連携したときの効果測定。

続いて、チラシとホームページが連携したときの効果測定についてお話しします。

チラシの効果は測定できるのか?

チラシの効果は測定できます。なぜなら、キーワードを特別なものにしているからです。アクセス数は、Google アナリティクスで測定できますが、単純にチラシを配っただけでは、アクセスが増えてもチラシの効果かどうか分かりません。しかし、キーワードが特別なら判別できます。

特定のキーワードで特設ページにアクセスしていれば、いわゆる着地ページが特設ページになります。チラシでしか知ることのないキーワードであれば、間違いなく誘導されたことが分かりますよね。もちろん使用されたキーワードを知ることもできますから、チラシの効果を確実に測定できますよ。

アドワーズを使った場合は測定できるのか?

もちろん、アドワーズを使った場合も測定できます。クリックが何回あったとか、その後どうなったかなど細かく知ることができますよ。今回の場合は、広告という位置づけではなく、チラシのキーワードで最上部に表示させることが目的なので、情報量としては十分だと思います。

このように、チラシと連携したホームページ集客は、効果の測定が行いやすいという利点があります。また、購入や問い合わせを受け付けるのであれば、反応や反響も分かります。うまく活用すれば、集客だけでなくマーケティングを同時に行うことも不可能ではありませんね。

まとめ:忘れてはいけない本質。

いかがでしたか?

ホームページ集客にチラシを連携する方法について説明しました。基本的な流れは、チラシでは最小限の内容に留め、ホームページに誘導するというものでした。また、これによって、効果測定が可能になり、チラシの反響を知ることができました。

そして一番注意すべきなのが、チラシやホームページの閲覧者に不安感を与えたり考えさせたりしないことです。チラシとホームページの雰囲気が違えば、間違えて違うサイトを見ていると思われてしまう可能性があるし、どうすればいいのか考えてしまうと、途中であきらめてしまいます。

したがって、統一感を持たせるのはカッコよくするためではなく「不安感を持たせない」ということに尽きます。不安があれば、購入や問い合わせをすることなどまずありません。もっと言えば、チラシの情報不足をホームページで補って、不安を解消するとも考えられます。

ところで、勘違いしないでいただきたいのが、ここで説明したのはあくまでも仕組みや流れであって、この通りにやればうまくいくという話ではないんです。最も重要な本質は、ニーズのある商品やイベントを把握し、それをチラシやホームページに載せるところにあります。

つまり、「ニーズに応えた内容をチラシに載せる。統一感の取れたデザインで安心感を生む。チラシから詳細なホームページへ誘導する。」この流れによって、ホームページ集客とチラシの連携がうまくいということをぜひ忘れないでください。

以上、「ホームページ集客とチラシ、効果を最大化するには?」と題して説明しました。