広報
とはどのような仕事なのかを説明しました。特に、Webサイトでの広報について考えている方に適した内容です。広報の仕事を解説しただけでなく、どんなことに気を付けるべきか、さらに営業とは何が違うのかも解説しているので、お役にたちますよ。
広報とは心を扱う仕事です
あなたは広報担当ですか? それとも広報になりたいとお考えですか? いずれの場合でも、広報というものが理解できていないと仕事がうまくいかないと思います。基本的に、広報とは心を扱う仕事ですが、このような説明をすると、ちょっと抽象的になってしまいますよね。
そこで、私の経験を踏まえて広報とは何かを解説しました。特に、Webサイトを使った広報がどんな仕事なのかがよく分かりますよ。
広報とは何か?
おそらく一般的に、広報とは不特定多数の人に対して会社の情報や商品情報を伝えるものだと考えられていると思います。あくまでも、会社や商品の存在を知らしめるための活動であって、売り込みをかけるものとは少し違うと考えられます。なので、とにかく知ってもらうことが最優先ということですね。
そしてそのために必要なこととして、どれだけお客さんの心を理解できるかが重要なカギを握ります。というのも、お客さんが知りたいと思うことを説明しないと、聞く耳を持ってくれません。伝えたいことを伝えるのは当然ですが、それだけではお客さんは満足してくれないですからね。
また、守備範囲も広いですね。対外的に情報発信するものはほとんどが広報の担当になると思うので、テレビ・ラジオCM、新聞・雑誌、インターネットなど何でも対応しないといけない場合がほとんどなんじゃないでしょうか。そういった意味では結構大変な仕事ではありますね。
広報と営業の違いは?
あなたは営業と広報の違いが分かりますか? これは混同されがちなので明確に分けて考えるために、営業がどんな仕事なのかを確認しましょう。営業は、一対一で目の前のお客さんに対して商品やサービスを売り込むことが仕事であると考えられます。なので、ノルマを課せられることも多いですよね。
まとめると、広報が多数の方を相手に商品の紹介をするのに対して、営業は一人(少数)の方を相手に商品を売り込むという違いになります。この違いを分析すると、お客さんから見れば広報は「初めて遭遇する相手」で、営業は「何度か応対したことがある顔見知り」とも考えられますね。
ということは、広報と営業はお客さんに対しての接し方が全く違ってくるということが想像できます。だから、混同してしまうと仕事がうまくいかない可能性がとても高くなるんですよ。もうちょっと別の言い方をすると、「お客さんとの距離感」の違いでしょうかね。
Web サイトでの広報
では、Webサイトでの広報はどう考えるべきなんでしょうか? 基本的には一般的な広報のイメージで変わらないんですが、インターネットならではのポイントがあります。それは、お客さんと直接会うことができないというところです。つまり、見ず知らずの不特定多数が相手ということになるんです。
なので、ホームページを使った広報は、閲覧者との接し方がとても難しいんですよ。よく考えてもらうと分かるんですが、見ず知らずの不特定の相手にどんな文章を書いて何を伝えるのか簡単には決められないんです。まったく分からない人が相手だから、距離感のとり方も相当難しそうですよね。
ではどうするかというと、対象者を限定するんです。例えば、うどんの説明をしているんであれば、そばやラーメンのファンは見ないだろうということなんです。そうすれば、うどんのファンのためだけに広報すればいいので、かなり説明が楽になりますね。ところがそうする勇気は多くの人が出ません。
なぜなら、対象者が絞られるからお客さんが減るんじゃないかと考えるからです。万人受けするような説明は、深い話ができないので、ボヤっとした分かるような分からないような中途半端なものになってしまいます。これではかえってお客さんを逃がしてしまうんですよ。
だから、勇気をもって対象者を限定してみてください。濃い内容の説明ができるようになって、伝えるべきことが伝わるようになります。すると、お客さんを逃がすどころか獲得できるようになりますよ。
広報と営業が混在することはある?
インターネットでは広報と営業が同時に存在することがあります。それは、通信販売サイトです。通信販売のサイトでは、初めての訪問者に対してでも商品を販売します。つまり、広報のように初めて接しながらも、営業のように商品の売り込みもしなくてはいけないんです。
誰もが日常的に購入するような商品であれば、購入に行きつくのは比較的簡単かもしれませんが、そうではない商品の場合は、簡単には売れないでしょう。なので、高度な戦略がないと通販サイトの運営は結構大変なんじゃないかと思いますね。
まとめ
いかがでしたか?
広報は、お客さんが最初に出会う相手です。このファーストコンタクトで印象が大きく変わってしまうでしょうから、とても重責のかかる仕事だと思います。ですが、とてもやりがいのある仕事ではないでしょうか。私も、お申し込みやお問い合わせがたくさん来たときは、とても興奮しましたからね。
ところで、ホームページでの広報はインターネットならではのやり方があります。対象の絞り込み方や文章の書き方など、より具体的なことはその道のプロに聞く方が確実ですので、ぜひ私にご相談いただければと思います。インターネット広報の的確なアドバイスが受けられますから。
以上、「Webサイトを使った広報とはどんな仕事?」と題してお話ししました。