ランディングページ(LP)
について説明します。読者対象は、ランディングページについて知りたい方です。ランディングページという言葉を初めて聞いた方でも確実に理解できるように、わかりやすく説明しています。
ランディングページ(LP)について知る意味とは?
あなたは、「ランディングページってなんだ?」と疑問を持ったために、このページをご覧になっていると思います。これからランディングページについて詳しく説明しますが、最初に少し確認させてください。なぜなら、ランディングページには意味が二つあるからです。
一つは、単に着地したページと言う意味です。検索等でアクセスしてきたユーザーが、最初にたどり着いたページの場合、このように言います。もう一つは、問い合わせを獲得するための専用ページという意味です。ここでは、後者の問い合わせ専用ページについて説明します。
では、ランディングページとはどのようなものであるか、詳しく説明しましょう。
ランディングページ(Landing Page)は略してLPと呼ばれます。
ランディングページがわかる、7つのポイント!
それでは、ランディングページがわかる、7つのポイントを説明しましょう。
目次
- ランディングページの目的とは?
- ランディングページの特徴とは?
- どのようにコンバージョンを獲得するのか?
- オファーを利用するのが基本的なやり方です。
- なぜ、ランディングページが必要なのか?
- ランディングページは、どの程度貢献するのか?
- 貢献できるランディングページとは?
ランディングページの目的とは?
最初に、ランディングページの目的について説明します。ランディングページは、コンバージョンを得ることが目的です。コンバージョンとは、申し込みや問い合わせといった反応のことで、この反応を得ることに特化したのが、ランディングページです。
したがって、通常のホームページ以外に、ランディングページを1ページから数ページ追加することになります。中にはランディングページだけのサイトも存在しますが、基本的には既存のホームページにランディングページを追加する場合が多いでしょう。
ちなみに、コンバージョン獲得に特化したランディングページは、検索ユーザーが着地(ランディング)したという受動的な意味ではなく、ユーザーを着地させたいページという能動的な意味で『ランディング』だと思っていただければよいと思います。
このように、ランディングページの目的は、積極的にコンバージョンの獲得を狙うことです。
ランディングページの特徴とは?
続いて、ランディングページの特徴について説明します。ランディングページの特徴は、画像を多用している点がまず挙げられるでしょう。見た目に明らかにたくさんの画像がありますので、一目瞭然だと思います。また、本文だけの1カラムで、縦に長いデザインも特徴的です。
そして、延々と商品やサービスの説明が続き、説明が終わると入力フォームが現れる構成になっています。また、ネット広告のリンク先は、たいていランディングページになっています。特徴をまとめると、以下のようになります。
- 画像を多用している。
- 本文だけの1カラムで縦長のデザイン。
- 商品やサービスの説明が延々と続く。
- 入力フォームがある。
- 広告のリンク先になっている。
上記のような特徴のあるページを見かけたら、かなり高い確率でランディングページです。
参考 外見的な特徴は、以下のサイトで確認できます。
どのようにコンバージョンを獲得するのか?
ところで、ランディングページはどのようにコンバージョンを獲得するのでしょうか? ランディングページは簡単に言うと、閲覧したユーザーに対して、コンバージョンを非常に強く促すものです。具体的には、画像を多用することで取っ付きやすくしています。
なぜなら、文字は読むので考えますが、画像は考えなくても頭に入るからです。また、かなり強烈なキャッチコピーで衝撃を与えるようなこともしますし、同じような説明を何度も繰り返すことで、頭に刷り込むことも行います。つまり、非常に強いメッセージを送るわけですね。
別の言い方をすれば、心理的に追い込むような形で、コンバージョンを強く促すわけです。すると、読み終えたユーザーは、問い合わせや申し込みを行いやすくなるので、コンバージョンが獲得できるという流れになります。
オファーを利用するのが基本的なやり方です。
ランディングページは、オファーを利用するのが基本的なやり方です。オファーとは、ランディングページに用意する、商品やサービスのことです。なぜオファーが必要なのかというと、「お気軽にお問い合わせください」だけでは誰も反応しないからです。
つまり、オファーが無い状態だと、餌を付けないで釣り糸を垂れるようなものです。オファーを使って閲覧者をうまく誘導することが、ランディングページの基本であると言えます。例えば、有料のものを無料にするとか、カタログ請求を促すといった感じです。
無料のものや難しい手続きが無いものであれば、「ちょっと試してみようかな?」と思いますよね。そういった気持ちをうまく引き出すために必要なのが、オファーなんです。「お気軽に」ということを実現するためには、積極的に仕掛けるんですね。
なぜ、ランディングページが必要なのか?
なぜ、ランディングページが必要なのでしょうか? それは、少しでも多くのコンバージョンを獲得したいからです。というのも、商品やサービスに興味を持ってもらうためには、それなりの仕掛けを持ったページで説明する必要があるんです。
お問い合わせフォームがあるだけのページでは、何の仕掛けもありませんので、コンバージョンを得るのは非常に厳しいでしょう。もう少し詳しく説明すると、ユーザーは商品やサービスがわからないから問い合わせるのではなく、価値を感じたから問い合わせます。
だからこそ、ランディングページで価値を伝えなくてはいけないということなんです。ランディングページは制作費用が高額で、一般的にはたった1ページで20万円を下らないと思います。にもかかわらずランディングページを導入する企業が多いのは、こういった理由からなんですね。
ランディングページは、どの程度貢献するのか?
ところで、ランディングページはどの程度貢献するのでしょうか? 実は、多くのサイトであまり貢献していない可能性があります。なぜなら、多くのランディングページは、やり方が非常に強引だからです。強引に迫られれば、多くの方は引いてしまいますよね。
先ほど説明しましたが、一般的なランディングページでは、同じ説明を何度も繰り返したり、強烈なキャッチコピーでコンバージョンを迫ります。つまり、強引なやり方で売り込むので、押し売りに近い形になっています。すると、多くのユーザーが途中でウンザリしてしまいます。
その結果、コンバージョンに及ばなくなり、あまり貢献できなくなるわけです。
貢献できるランディングページとは?
では、貢献できるランディングページとは、どのようなものでしょうか? 少なくとも言えるのは、強引さが全くない作り方をした、ランディングページでしょう。なぜなら、必要のないものを強引に勧めても、ユーザーは引くだけだからです。
ここでホームページの存在を再確認すると、ほとんどのユーザーは何らかの『答え』を求めてアクセスしています。つまり、必要なのはユーザーが抱える問題や欲求の解決策です。何の解決策も提示できないホームページは、存在意義すら揺らぐでしょう。
したがって、ランディングページについても、ユーザーの抱える問題が解決するという点を重視すべきです。強烈なキャッチコピーで脅したり特徴を連呼するのではなく、ユーザーの抱える問題の解決策として最適であることを、どれだけわかりやすく説明できるかがポイントです。
このように、根本的な方針を変えることで、ランディングページの貢献度は大きく向上すると考えられます。
まとめ:ランディングページの、本質を理解してください。
いかがでしたか?
ランディングページについて詳しく説明しました。ランディングページの目的、ランディングページの特徴、どのようにコンバージョンを獲得する、なぜランディングページが必要、ランディングページはどの程度貢献する、貢献できるランディングページ、などのポイントがありました。
繰り返しになりますが、ランディングページは、能動的にコンバージョンの獲得を狙うのが目的で、既存のサイトに追加する場合が多いページです。ただし、一般的なランディングページは、見た目の派手さが中心になっており、思ったほどの貢献が無いのも事実です。
もし、ランディングページの導入を検討されているのであれば、ユーザーの問題解決という本質を重視した作り方をしていただきたいと思います。それこそが、ランディングページ(LP)に求められているものであると、お気づきいただければ幸いです。
以上、「ランディングページとは? 詳しく説明します!」と題して説明しました。