オープンキャンパス
のやり方、集客力を上げる方法を説明します。読者対象は、オープンキャンパスのやり方や集客に悩んでいる学校関係者です。多くの方が見落としている、欠かしてはいけない重要ポイントを詳しく解説しています。
なぜ、オープンキャンパスのやり方が重要なのか?
あなたは、「どんなオープンキャンパスのやり方なら、参加者が集まるだろうか?」と悩まれて、このページをご覧になっていると思います。学校の集客では、オープンキャンパスの参加人数が非常に重要だから、気になるのは無理もないでしょう。
ところで、なぜオープンキャンパスのやり方に悩まれているんでしょうか? それは、参加者を多く集めて出願に結び付けたいからですよね。つまり、参加学生を多く集客するために、オープンキャンパスのやり方が重要になるわけです。
そこで、どんなオープンキャンパスを開催すれば、集客力が高く出願につながるようになるのか、できるだけ具体的にお話ししましょう。
オープンキャンパスのやり方、5つのポイント。
それでは、オープンキャンパスのやり方について、集客力を上げるポイントを説明します。やるべきことを5つ説明したので、しっかりと頭に入れてください。
オープンキャンパスでやるべき内容とは?
オープンキャンパスでやるべき内容とは、ありのままの姿を見せることです。決して学校をよく見せることではありません。うわべだけ繕っても、参加者には簡単に見透かされてしまいます。もっと言えば、参加者が知りたいことを見せるべきなんです。
参加者がどんなことを知りたいのかよく考えてみてください。あなたが参加者だったらどんなことを知りたいですか? ある程度のことはパンフレットでわかるはずだから、そこには出てこないような情報を知りたいですよね。やや漠然としていますが、少なくとも雰囲気は知りたいはずです。
したがって、オープンキャンパスでは何よりもまず、参加者が知りたいことがわかるような内容にすべきなんです。
どれくらいの時間が適当なのか?
オープンキャンパスは、どれくらいの時間が適当なんでしょうか? 内容にもよるでしょうが、おそらく2時間が限界だと思います。もちろん途中に10分程度の休憩をはさむ必要がありますが、集中力が続く間に内容をこなすべきでしょう。
ですが、詰め込みは意味がありません。参加者の立場に立って考えてもらえればわかりますが、短時間の間にいろいろなことをやっても慌ただしいだけで、結局何も記憶に残りませんからね。内容は1つぐらいに抑えてじっくりとやる方が印象は強くなるでしょう。
つまり、学校が訴求したい情報を伝えるのに時間をかけるのではなく、参加者が知りたいことを理解するのにちょうどよい時間配分を考えてください。おのずと、どれくらいの時間が適当なのかが見えてくると思いますよ。
楽しい内容なら集まるのか?
オープンキャンパスは楽しい内容にしないと集客できないという、なんだか強迫観念のようなものを持っていませんか? もちろんお葬式のように暗く悲しいものをやってしまってはマズイですが、少なくとも楽しさを無理やり演出するのは避けてください。
参加者が知りたいのは、学校の本当の姿です。それをあらゆるところから、嗅ぎ取ろうとしているんです。なので、無理して楽しそうにしても意味がありません。繰り返しになりますが、学生は、知りたいことがあるから参加したんです。決して楽しいから参加しているんじゃないんですよ。
学校の雰囲気がわかるように、できるだけそのまま現状を見せるべきでしょう。明るく楽しい学校もあれば、静かでまじめな学校もあるはずです。当然、人によって好みがありますから、参加者自身に合っているかどうかがわかるようにすべきなんです。
このように、楽しい内容にこだわるのではなく、参加者が知りたい『本来の姿』を理解できるような内容の、オープンキャンパスを目指すべきなんですよ。
広報の仕方はどうすればいいのか?
広報の仕方についてですが、ホームページでもチラシやポスターでも関係なく、できるだけ細かく説明してください。
- どんなことをするのか?
- どこでするのか?
- 何時から始まって何時に終わるのか?
- 持ち物は必要なのか?
- 必要に応じて相談に乗ってくれるのか?
など、ちょっと考えるだけでも5つぐらいはすぐに思いつくでしょう。実際には10を超えるような数になると思います。生徒は大人が考え付かないようなことに不安を抱えているものなので、どれだけ生徒目線に立てるかがポイントです。つまり、徹底的に不安を払しょくしてほしいんですよ。
なお、細かく説明するとオープンキャンパスに来なくなるのではないかと思うかもしれませんが、それは違います。論法としては、「これだけ細かく説明しても、ホームページや紙面では伝えきれないことがあるのでオープンキャンパスに参加してください。」とするんです。
この方が確実に説得力があるはずですよ。実際に、体験型のものや学校の雰囲気は伝えようがないですから、生徒もオープンキャンパスに参加せざるを得ないんですね。このように、できるだけ詳細な説明で広報をしてください。
どうやって学校をアピールするのか?
どうやって学校をアピールするのかというと、実はそんなに積極的にやる必要はないんです。なぜなら、生徒はホームページやパンフレットで学校の特徴をすでに知っているからです。オープンキャンパスを複数の内容で用意すれば、生徒は興味のあるものだけに参加するはずですよ。
参加者の要望は一貫しています。ネットやパンフレットからではわからないことを知りたいんです。つまり、学校の本当の姿を見に来ているので、参加者が知りたいと思っている、外からは見えない部分がよくわかるオープンキャンパスにしてほしいんですよ。
せっかく参加してくれた学生を置き去りにしていませんか? オープンキャンパスは、学校を紹介するイベントだと思い込んでいる方が多いので、学校側としては積極的にアピールしたいでしょう。でもそれは決して成果につながりません。参加者の要望とは違うからです。
したがって、学校をアピールすることを考えるのではなく、参加した生徒が知りたいと思っていることに応える内容にしてください。
まとめ:オープンキャンパスは、参加者のためです。
いかがでしたか?
オープンキャンパスのやり方、集客力を上げる方法を説明しました。やるべき内容、適当な時間、楽しい内容なのか、広報の仕方、学校のアピール、といった5つのポイントに絞ってお話ししましたので、理解しやすかったのではないかと思います。
繰り返しますが、オープンキャンパスは参加する学生のために行ってください。確かに、お祭りのように楽しい内容にしたら参加者は増えるかもしれません。でもそれは、お祭りに興味があるのであって、学校に興味があるわけではないんです。つまり、入学の可能性はとても低いんですよ。
出願してくれる学生をたくさん確保するためには、『参加者のためのオープンキャンパス』を開催することに尽きます。ぜひ、参加者の知りたいことに誠実に応えてあげていただきたいと思います。
以上、「オープンキャンパスのやり方、集客力を上げるには?」と題してお話ししました。