WordPress
のおすすめプラグインを紹介します。読者対象は、プラグインを使ってワードプレスの機能拡張をしたい方です。必須・お好みで・便利だけれど注意が必要など、プラグインを種類分けして分かりやすくご紹介しています。
WordPressのプラグインを知る意味とは?
WordPressはとても便利なシステムですが、「ちょっと機能が足りないなあ」と思うこともありますよね。そんな時簡単に機能を追加できるのがプラグインです。具体的には、WordPressやテーマに搭載されていない機能を追加する拡張システムといえますね。
したがって、プラグインは必須のシステムではないので、機能が足りているなら無理に導入する必要はないですよ。また、プラグインを導入すると、処理をワンクッション挟むことになるので、ホームページの表示までの時間や反応速度が少し落ちることがあります。
便利な反面、このような問題もあるのでむやみやたらと追加するのはよくないんです。しかし、実際にはいくつかのプラグインを入れないと不都合があったり、非常に不便だったりします。そこで、問題が少なく有益なものを紹介するように心がけましたので、安心して参考にしてください。
WordPressのプラグイン、良かったものをご紹介。
それでは、WordPressのプラグインで、実際に使ってみて良かったものをご紹介します。私がおすすめするプラグインを『必須、推奨、お好み、お好み(リスクあり)』などおすすめ度で別けて紹介します。基本は、「閲覧者がどれだけ気持ちよく見られるか」という視点です。
つまり、集客を念頭に置いてプラグインを紹介させていただきました。
WordPress必須プラグイン
WordPressを動作させるために必須と思われるプラグインです。これを入れておかないと、問題が起きる可能性があったり、非常に都合が悪いと思われるものを紹介しています。
日本語表示の不具合を解決するプラグイン
– WP Multibyte Patch –
WP Multibyte Patch プラグインは、2バイト文字を表示する場合にWordPressで起こる問題を防ぐ機能があります。実質、日本語表示の不具合を解決するもので、なくても一応動くようなんですが、何かあってからでは遅いので、必ずインストールして有効化すべきだと思います。
通常は、日本語版WordPressなら最初からインストールされていると思います。ただし、無効化されていると思うので、忘れずに有効化しましょう。
ページの投稿を検索エンジンに通知するプラグイン
– WebSub/PubSubHubbub –
WebSub/PubSubHubbubプラグインは、ページが投稿されたことを検索エンジンに通知する機能があります。基本的に、ページを公開しても検索エンジンにはなかなか伝わりません。つまり、新しいページを簡単には見つけてもらえないから、検索してもすぐには出てこないんですね。
そこで、WebSub/PubSubHubbubを使ってページ公開を通知することで、早く検索エンジンに見つけてもらうことができます。しかも、インストールして有効化するだけで他に何もする必要がない簡単で有益なプラグインですよ。
サイトの構造を Google に通知するプラグイン
– Google XML Sitemaps –
Google XML Sitemaps プラグインは、サイトの構造を Google に通知する機能を持っています。このプラグインはサイトマップを作るんですが、いわゆるリンク集のようなサイトマップをイメージされてしまうと、ちょっと違うんです。XML形式で作られた Google のためのサイトマップです。
このプラグインをインストールしておくと、サイトの構造を自動解析して Google に自動的に通知してくれます。事前に Google Search Console の準備とプラグイン自体に多少設定が必要ですが、そんなに難しくはないですよ。Google での検索をスムーズにするためには必須だと思います。
WordPress推奨プラグイン
WordPressを使う場合になるべく入れておきたいと思われるプラグインです。これをインストールしておけば、より安全だったり閲覧がスムーズになると思われるものを紹介しました。
スパム投稿を防ぐことができるプラグイン
– Akismet –
Akismet プラグインは、スパム投稿を防ぐことができる機能を持っています。このプラグインは、掲示板やコメント欄などに書き込まれる内容をチェックして、悪質な広告などのいわゆるスパム投稿を除外してくれます。非常に高度な判定がされるようで、めったにスパム判定をミスしません。
また、申し込みフォームなどにも効果があるので、とにかく入力部分があるのであれば有効化しておくことでスパムを排除できます。通常は、最初からインストールされていると思います。なお、使用には登録が必要ですが、無料で使い続けることができますよ。
WordPressのセキュリティを強化できるプラグイン
– All In One WP Security –
All In One Wp Security プラグインは、WordPress のセキュリティを強化できる機能を持っています。なお、このプラグインをインストールしなくても十分セキュリティを確保できていますが、診断機能がついているので、セキュリティの弱い部分を見つけることができます。
例えば、パスワードが破られやすいとか、名前の付け方が不適切とか、簡単なアドバイスを受けることができるんです。少しでもセキュリティを強化したい方にはおすすめです。
画像を自動圧縮するプラグイン
– EWWW Image Optimizer –
EWWW Image Optimizerプラグインは、画像を圧縮する機能を持っています。画像を圧縮して容量を小さくすることで、転送時間を短縮できます。つまり、軽快に閲覧できるようになるんですね。なお、高度な圧縮をしてくれるので、画質が落ちる心配はありませんよ。
インストール後は特に何もする必要がないような簡単なプラグインです。なお、高度な設定もできますが、下手に触らないほうが無難でしょう(インストール直後は設定が必要な場合があります)。高速表示に貢献するので、必須でもいいかもしれないですね。
※ こちらのページで詳しく紹介しています。
https://hprs1.com/wordpress-gazou-assyuku/
サイトマップを自動作成するプラグイン
– PS Auto Sitemap
PS Auto Sitemapプラグインは、サイトマップを自動作成する機能を持っています。全ページのリンクを1つのページに並べるもので、よくあるリンク集的なタイプのページが作れます。このプラグインを有効化しておけば、ページを追加するたびに自動的にサイトマップを更新してくれます。
デザインも数種類用意されているので、かなり便利だと思います。サイトマップは、手作りすれば好きなデザインにできますが、PS Auto Sitemap なら完全自動なので、圧倒的に楽ですよ。
WordPressのバックアップができるプラグイン
– UpdraftPlus –
UpdraftPlus プラグインは、WordPressのバックアップを取ることができます。このプラグインを有効化することで、万一の事態(サイトが何らかの事故で破損したり消失したりなど)に備えることができます。なお、一般的な使い方なら無料で使えますよ。
バックアップ先など多少設定が必要になりますが、安全を確保できるのでぜひ使ってほしいですね。仕事で使っているサイトであれば、消えてしまうのは致命的なので、こちらのプラグインも必須でもいいのかもしれないですね。
WordPressお好みプラグイン
WordPressを使うにあたって入れておくと便利だったり、より快適になると思われるプラグインを紹介しました。私がおすすめできるものを紹介したので、お好みでインストールしてください。
投稿や固定ページの編集をしやすくするプラグイン
– AddQuicktag –
AddQuicktagプラグインは、投稿や固定ページの編集をしやすく機能拡張できます。具体的には、よく使うHTMLタグなど、記述が面倒なコードを登録しておけるプラグインです。文字色を変えたり下線を付けたりなど、毎回コードを書かなくてもよくなりますよ。
例えば、red というクラスを作ったら、<span class=”red”></span>を登録しておくことで、マウスで選択した範囲にspanタグを設定できるようになります。機能を呼び出す『ショートコード』なども登録できるので、HTMLタグを使って入力することがある方にはとても便利だと思います。
本来は存在しないフィールドを追加できるプラグイン
– Advanced Custom Fields –
Advanced Custom Fieldsプラグインは、本来は存在しないフィールドを追加できます。例えば、カテゴリーには画像や文章を入力できませんが、このプラグインを使うことで、自由に入力できるように機能を追加できます。
ただし、PHPコードの書き換えが必要なので、ちょっと使い方が難しいのが難点ですね。
リビジョン(バックアップ)を削除できるプラグイン
– Better Delete Revision –
Better Delete Revision プラグインは、リビジョンを削除できます。投稿や固定ページの保存を繰り返すと、リビジョンと呼ばれるバックアップが増えていきます。このバックアップは、コンテンツを誤って更新してしまった場合などに前の状態に戻す時に使います。
ところがこれらは、公開後もそのまま残るので、事実上のゴミとなり動作を遅くしてしまいますが、これを削除して高速化できるんです。ただし、プラグインの更新が止まっているようで、WordPressのバージョンアップに対応できない可能性があります。
念のため、事前に動作確認をした方がよいかもしれませんね。事前テストには Intant WordPress が便利ですよ。
カテゴリーやタグの並び替えができるプラグイン
– Category Order and Taxonomy Terms Order –
Category Order and Taxonomy Terms Order プラグインは、カテゴリーやタグの並び替えを行うことができます。どちらも標準では並び替えができないので、このプラグインを使って好みの順番に並べることができますよ。見た目だけの変更ですが、並びにこだわる方はお試しください。
ちなみに、カテゴリーについてはメニューを利用すれば好きな順番にできるので、このプラグインを使わなくても並び替えはできますよ。
サムネイル付のリンクを表示できるプラグイン
– Display Posts Shortcode –
Display Posts Shortcode プラグインは、サムネイル付のリンクを表示できます。ページ上にリンクを一覧表示したり、新着記事などのリンクを並べたいときに便利ですよ。ショートコードが使えるので、プログラムを書き換えるなどの難しい作業は不要です。
入力フォームを作ることができるプラグイン
– MW WP Form –
MW WP Form プラグインは、入力フォームを作ることができます。お問い合わせページを作るときに便利です。多少慣れが必要ですが、かなり高度なものが作れるので、非常に見栄えが良く使いやすいフォームが作れますよ。もちろん無料で使えます。
投稿や固定ページの並び替えができるプラグイン
– Post Types Order –
Post Types Orderプラグインは、投稿や固定ページの並び替えができます。ブログであれば作った順番に並べば問題ないと思いますが、一般的なサイトの場合だとページの順番を調整したい場合があるので、そういったときに使うと非常に便利ですよ。
サムネイル画像を再生成することができるプラグイン
– Regenerate Thumbnails –
Regenerate Thumbnails プラグインは、サムネイル画像を再生成することができます。画像を差し替えた場合などに、サムネイルが古いままの場合がありますが、そんなときにこのプラグインでサムネイルを作り直すことができますよ。
投稿や固定ページの編集画面に機能を追加できるプラグイン
– TinyMCE Advanced –
TinyMCE Advancedプラグインは、投稿や固定ページの編集画面に機能を追加します。標準では搭載されていない機能を増やすことができるので、かなり便利になります。例えば、テーブル機能が追加できるので、簡単に表を作成できますよ。
ウィジェットの表示・非表示を切り替えられるプラグイン
– Widgets Control –
Widgets Control プラグインは、ウィジェットの表示・非表示をページごとに切り替えられます。通常のウィジェットはどのページでも一律に表示されますが、このプラグインを使うと特定のページだけ表示したくない場合に有効だと思いますよ。
例えば、「お知らせを普通の記事ページには表示したいけれども、お問い合わせページには表示したくない」といったような場合に有効です。集客ホームページで使うと便利かもしれないですね。
https://hprs1.com/wordpress-whijetto-hihyouji/
SSL 暗号化通信を使えるようにするプラグイン
– WordPress HTTPS –
WordPress HTTPS プラグインは、SSL暗号化通信を使えるようにします。SSL証明書をサーバーにインストールしておくと、特定のページのみ暗号化できます(サイト全体を暗号化する場合は、このプラグインは不要です)。設定を変更すると、ログイン後の操作画面も暗号化できますよ。
ただし、プラグインの更新が止まっているようで、WordPressのバージョンアップに対応できない可能性があります。事前に動作確認をした方がよいかもしれませんね。
人気ページを表示できるプラグイン
– WordPress Popular Posts –
WordPress Popular Postsプラグインは、人気ページを表示できます。アクセス数の多いページを人気記事として一覧したいときに便利です。集計も含めてすべて自動で行ってくれますよ。ただし、アクセスが多いサイトではサーバーへの負担が大きくなる可能性があります。
負担が大きい場合は、オプションの中にアクセス数の収集方法やキャッシュの使用などで負担を緩和できる設定があるので、使用を検討する必要があるでしょう。
リビジョンの生成を制御できるプラグイン
– WP Revisions Control –
WP Revisions Controlプラグインは、リビジョンの生成を制御できます。リビジョンは保存のたびに自動的に作られますが、その数を指定して制限することができます。数を0にすれば、まったく作らないようにすることも可能です。
ちなみに、このプラグインでリビジョンをなくせば、Better Delete Revision プラグインを使う必要が無くなりますよ。
WordPressお好みプラグイン(リスクあり)
WordPressを高速動作させることができるキャッシュ系のプラグインを紹介しました。動作が遅くなりがちなWordPressを高速化できますが、テーマとの相性問題が発生しやすいプラグインでもあります。アクセス不能になるなどのリスクがあるので、利用はよく検討してください。
表示を高速化できるプラグイン
– 001 Prime Strategy Translate Accelerator –
001 Prime Strategy Translate Accelerator プラグインは、表示を高速化できます。WordPress は基本が英語で、それを表示する際に翻訳パッチを当てることで日本語化しています。それを毎回行うとどうしてもワンアクション多いので、翻訳ファイルをキャッシュして高速化します。
こちらのプラグインは、比較的トラブルが少ないようですが、キャッシュ系は一番トラブルを出しやすいので、十分注意して使用してください。
ページの表示を高速化できるプラグイン
– W3 Total Cache –
W3 Total Cacheプラグインは、WordPress一番の弱点である、ページ表示の遅さをある程度克服できます。WordPressの場合、アクセスがあるたびにHTMLを生成してページを表示するので、どうしても表示や反応が遅くなりがちです。
しかし、生成したページをあらかじめキャッシュしておき、それを読ませるようにするので高速表示が可能になります。しかし、欠点もあります。ページをキャッシュするタイプのプラグインはトラブルを出しやすく、かなり危険な問題を引き起こすこともあります。
具体的には、WordPressへの接続が一切できなくなるようなトラブルを起こすことがあるんです。扱い方にコツがあるんですが、トラブル解決に自信のない方は、使用を控えた方がよいのかもしれませんね。慣れた方でも、使用する場合は事前のリハーサルが必須だと思いますよ。
このような危険性は、このプラグインに限ったことではなく、すべてのキャッシュ系プラグインに言えることです。しかし、うまく使うとWordPressの弱点を克服できるので、有益で魅力的ですね。興味のある方は自己責任のもとでの使用をお願いします。
プラグインを試すときのポイント。
以下に、プラグインを試すときのポイントをご紹介します。実際に試してみるときには、一度目を通してみてください。
プラグインのインストール方法は?
プラグインのインストール方法は比較的簡単ですが、まったく初めてという方の場合は難しく感じるかもしれませんので、以下のページで詳しく説明しました。
https://hprs1.com/wordpress-puraguin-insuto-ru/
事前テストの方法は?
事前テストの方法として、Instant WordPressをご紹介します。なぜなら、いきなり本番環境でプラグインを試すのは動作不具合を起こす可能性があるので、リスクが大きいからです。こちらのテスト環境なら本番と同等の環境を準備できますよ。
https://hprs1.com/instant-wordpress/
まとめ
いかがでしたか?
私が独断でおすすめするプラグインを紹介しました。20連発と言っておきながら気がついたら23個紹介してますね(笑)。やたらめったらとプラグインを入れると、アクションが増えて動作を遅くしかねませんが、ほどほどにすれば大きな問題はないと思います。
うまく活用して素晴らしいサイトを作っていただきたいですね。もちろん、他にもたくさんのプラグインがあるので、自分に合ったものを見つけるのも楽しい作業ではないでしょうか。紹介したもの以外にもっとよいものが見つかるかもしれないですからね。
以上、「WordPressのプラグイン、おすすめ20連発!」と題して紹介しました。