売れる商品の作り方、知っておくべき7点。

売れる商品の作り方、知っておくべき7点。

売れる商品

作り方で知っておくべき7点を説明します。読者対象は、どんな商品なら売れるのか、商品を売るためには何が必要なのかを知りたい方です。集客に貢献できる商品とは何か、例を交えてわかりやすくご紹介しています。

売れる商品の作り方を知る意味とは?

売れる商品の作り方を知る意味とは何でしょうか? あなたは、「もちろん、商品をたくさん売って儲けるため」と答えるでしょう。そりゃそうですよね、売れない商品では苦労することが目に見えていますから。しかし、売れるからといって、扱ったことのない商品を売るのも難しいです。

例えば、スマートフォンが売れているからといって飲食店が販売に乗り出せるかというと、さすがに難しいでしょう。まったく畑違いの商品を売るわけにはいきませんからね。ではどうすればいいのかというと、身近なところから考えるんです。

手持ちの商品の中から最も売れる商品を見つけることや、売れる商品に近づけることが重要になりますが、もちろん新規に開発してもいいでしょう。そこで、例を交えながらそもそも売れる商品とは何かを考えつつ、作り方をご紹介しましょう。

売れる商品の特徴や法則のポイント

それでは、売れる商品の特徴や法則性に関するポイントについて考えていきましょう。最初に本質をお話ししてから、具体的に決め手となる部分を説明します。

売れる商品とは?

売れる商品とは何かと聞かれれば、それは『お客さんの欲しい商品』に尽きると答えます。そりゃそうですよね、いらないものをわざわざ買う人はいませんから。つまり、ニーズを正確に読み取ってお客さんが喜ぶ商品を売れば、すなわちそれが売れる商品になります。

しかし、どれだけニーズを正確に把握してもそれを商品にうまく表すことが出来なければ、お客さんに伝えることができません。では、具体的に何をすればいいのか、様々なポイントに気を使う必要がありますので、順を追ってお話ししていきましょう。

ネーミング

ネーミング、つまり名前の付け方はとても重要です。商品の特徴を表すうえで重要な役割を果たすからです。具体的には、商品の特徴や仕様を名前からわかるようにすることです。例えば、『消臭力』のように、においを消す力があることが名前からわかるパターンですね。

もちろん、これだけ見事なネーミングは大変ですが、キャッチコピーのようにして多少説明するような商品名でもよいのではないでしょうか。例えば、『朝採れ野菜を使ったシェフ特製サラダ』なんていうのがレストランにありますよね。これはそのまま説明が名前になっています。

このようにして、商品の特徴や仕様を名前で表すことで、説明が不要になります。特にホームページではパッと見で目に付くようにしないと、あっという間に通過してしまうので、ネーミングはとても重要です。同じ商品でもネーミングの工夫で売れるようになりますよ。

パッケージ – 見た目

見た目という意味でのパッケージは、ある意味でネーミングに近いものがあります。ネーミングが文字で伝えるのに対して、パッケージは見た目で製品の特徴や仕様を伝えます。なので、パッケージのデザインに要求されるのは、単なる見た目の良さだけではありません。

具体的には、名前で特徴や仕様を伝えておいて、パッケージでは実際に使っているところの写真やイラストを載せるなどするとよいでしょう。そうすれば、どんな商品でそれをどのように使えばいいのかが見た瞬間にわかるからです。ホームページなら、写真や動画入りで説明できますね。

このようにして、使い方までわかりやすく伝えると、お客さん自身が使うところを想像できるので、より一層売れる商品にすることができます。

パッケージ – 組み合わせ

組み合わせという意味でのパッケージは、必ず必要になるものを組み合わせます。例えば、調理器具セットとして「包丁、砥石、まな板」をパッケージにするとか、お彼岸セットとして「線香、ろうそく、ライター、数珠」をパッケージにするといったやり方です。

こうすれば、お客さんはそれぞれバラバラの時と比べて探す手間が省けるので、より購入しやすくなります。この場合、一つ一つでは意味を見いだせなくても、まとめることで用途や目的が見えてきますから、お客さんは理解しやすくなるんですね。

このように、商品をパッケージングすることで新しい意味を持たせると、売れる商品にすることができますよ。

写真

写真は最近特に重要になってきています。スマートフォンの普及によって、誰でもきれいな写真を撮ることができるようになったからです。ただし、撮影の仕方が非常に重要になるので、対象物によって最適な方法を考えないといけませんね。

例えば、洋服のような商品であれば、デザインが重要なので、どれだけきれいにあるいはかわいく撮れるかがポイントです。できればモデルさんかマネキンが着ている状態にすべきでしょうね。そうすればコーディネートなど全体的なイメージもわきやすくなりますから。

また、食べ物であればおいしそうに見える角度や雰囲気を探す必要があるだろうし、本のような外観自体に重きが置かれていない商品は、正確に写すだけで良いと思います。このように、見た目が非常に重視されるものは写真の良さで勝負すると売れる商品になると思います。

デザイン

デザインは、その時の流行を正確につかむことが必要でしょう。どうしてもデザインのような見た目の部分は流行り廃りがあるので、見極めるセンスと知識が必要です。ただ、気を付けてほしいのはデザインだけが重要な商品と、デザインはほとんど関係ない商品がある点です。

先ほども話題に出しましたが、洋服のようなファッション関係はデザインの影響を非常に強く受けます。それに対して日用品や専門家向けの特殊な商品は、機能を果たすことが重要で、デザインはほとんど関係ないでしょう。つまり、デザインが良ければ何でもよいというものではないんですね。

したがって、デザインが影響する商品かどうかの見極めと、もし影響するのであれば最新の流行をいち早く先取りするという点に気を付ければ、売れる商品を仕入れることができると思います。

価格

価格という要素は商品を売るにあたって、非常に重要です。多くの方は安い商品であれば購入するので、安さで勝負するというのは自然の流れです。しかし、単純に安ければよいのかと問われれば、必ずしもそうとは限りません。大事なのは『価値』だからです。

例えば、まったく同じ商品が他店より少し安く売っていれば、それは売れますよね。同じ価値のものが安いのだからお得です。しかし、値段が安いと価値が下がるものがあります。薬が典型的で、安い薬だと効きが悪いと思われるんですよ。だから、高い薬の方が売れるケースもあるんです。

したがって、価格を下げてバーゲンというのも一つの方法ですが、価値の高さをアピールしてお得感をあおるのも価格戦略にとっては重要なやり方ですよ。価値をうまく伝えることで、売れる商品にすることができます。

タイミング

タイミングは極めて重要な要素です。実は、商品が売れるかどうかは、すべてタイミングで決まります。今まで説明したポイントすべてがタイミングの影響を強く受けます。なぜなら、単純にいってお客さんは欲しいときは買うし、いらないときは全く買わないからです。

例えば、どんなにおいしい高級なお寿司を無料で提供されても、デザートも食べられないくらい満腹な状態なら断るしかないですよね。また、高級な毛皮のコートが猛暑日に半額で売られていても、買う気にはならないと思います。

したがって、売れる商品の共通点は、タイミングが良いということなんですね。お客さんが商品をほしいと思うタイミングをうまくつかむようにしてください。これが、売れる商品の最大のポイントですよ。

まとめ:売れる商品は『ほしい商品』です。

いかがでしたか?

売れる商品についてお話ししてきました。商品が売れるためには、ネーミング、パッケージ、写真、デザイン、価格、タイミングが重要でした。そしてこれらすべてに必要な条件は、ニーズに沿った商品であるということです。決してあなたが売りたい商品ではないんです。

もう少しいうと、あなたが売りたい商品は必ずしもお客さんが買いたいと思う商品ではありません。たまたま一致すれば何の問題もありませんが、もし一致しなかったらお客さんが買いたいと思うニーズのある商品を優先してください。当然ですが、ニーズの無い商品は売れませんからね。

ただ、簡単に商品を変えることができない場合もあるでしょう。そんな時は、タイミングを合わせると同時に名前の付け方やパッケージングのうまさで売り方を工夫します。もちろん営業トークやホームページの説明も重要ですね。こうすると、ある瞬間だけ商品が魅力的に見えるんですよ。

お客さんがいつどんな時に困るのかがわかれば、それが商品が売れるタイミングです。繰り返しになりますが、売れる商品はタイミングが合っているという点を忘れないでいただきたいと思います。

以上、「売れる商品の作り方、知っておくべき7点。」と題して説明させていただきました。