ワードプレス
の初心者に役立つ、失敗しない始め方を紹介します。読者対象は、これからワードプレスを始める方や、使い始めて間もない方です。初心者でも手軽で安心な無料ツールを中心に、わかりやすく説明しています。
なぜワードプレスの初心者は、始め方が肝心なのか?
ホームページやブログを作るにあたって、「ワードプレスなら簡単そうだ!」とお考えになって、いろいろと情報を探していらっしゃいますよね? 確かに、ワードプレスならWebに疎い方でもそれなりにサイトが作れます。(今あなたが見ているこのサイトも、ワードプレスですよ。)
しかし、ワードプレスと言えども中途半端な設定や使い方をすると、後になって「失敗した、最初に○○をしておけばよかった…」なんてことにもなりかねません。でも、最初に正しい使い方を学んでおけば、失敗せずに一発で思い通りのサイトを作ることができます。
そこで、初心者がワードプレスを始めるにあたって、失敗することなく無料で手軽に始められる練習に最適なツールをわかりやすくご紹介しましょう。
参考 ワードプレスについて詳しくご存じない方は、先にこちらをご覧ください。
https://hprs1.com/wordpress-toha/
ワードプレスの失敗しない始め方、7つの知識!
それでは、ワードプレスの失敗しない始め方をご紹介します。知っておくべき知識を7つに絞りましたので、しっかり読んでください。なお、最後まで目を通してから試していただくと、失敗が少ないと思うのでお勧めですよ。
目次
- 最初は、InstantWPを使って練習しましょう。
- ワードプレスの使い初めに行うべき、初期設定とは?
- 初心者向きのテーマ(テンプレート)とは?
- 早速、記事を書いてみましょう。
- 慣れてきたら、いろいろ試してみましょう。
- カスタマイズしたいときは、プラグインを導入しましょう。
- もし、ワードプレスの動作がおかしくなったら?
最初は、InstantWPを使って練習しましょう。
ワードプレスを始めるなら、最初はInstantWPを使っての練習がおすすめです。InstantWPは、パソコン上で動かすことができるワードプレスなので、とても気軽に試すことができるんです。しかも、パソコンならWindowsでもMacでもどちらでも対応できますよ。
では、なぜInstantWPから始めたほうが良いのかというと、パソコンの中だけで使えるからです。本来なら、練習でもいきなり本番環境から始めなくてはいけません。つまり、練習で作ったホームページであっても、ネット上に公開されてしまうんですね。
しかも、そのためにはサーバー契約が必要で、面倒な手続きもあるし費用も発生します。ちょっと試してみたいだけなのに、それでは使う気にならないですよね。でも、InstantWPであれば無料で配布されていますので、手軽に試すことができるんです。
また、ワードプレスは誤った設定をすると、操作不能になってしまうこともあるので、本番環境では思い切ったことができません。でも、InstantWPなら気兼ねなく設定できますよ。(プロの私も、まずInstantWPで作り込んでから一般公開しています。)
なので、まずはInstantWPで練習して、「よしっ、これでホームページが作れるぞ!」となったところで本番環境の準備を考えればいいんです。
参考 InstantWPについては、こちらで詳しく説明しています。
なお、この後の説明は、InstantWPの使用を想定して進めますのでよろしくお願いします。
ワードプレスの使い始めに行うべき、初期設定とは?
ワードプレスを使い始めたときに、まず行うべき初期設定を説明します。これは、最初に設定しておかないと、後から変更した場合に表示できなくなる問題が起こるからです。(InstantWPを使う限りは問題ありませんが、練習の一環ですのでやってみてください。)
パーマリンク設定
パーマリンクを設定します。パーマリンクとは各ページのURLのことで、ドメイン名の後に続くフォルダ名に相当します(例:https://abc.com/パーマリンク/)。パーマリンク設定には、自動設定と手動設定があり、おすすめは手動設定です。
設定方法は次の通りです。
- [設定]⇒[パーマリンク設定]の順で開く。
- [共通設定]を変更する
※[投稿名]がおすすめです。 - [変更を保存]をクリックする。
- 設定が保存される。
これで、パーマリンク設定が変更されました。これは、最初に決めたら後からは変更できないと考えましょう。なぜなら、それ以前に作ったリンクは、すべて作り直しになるからです。もし、これが公開済みのサイトの場合は、検索やブックマークにも影響してしまいます。
なお、[投稿名]を選択すると毎回名づけることになるので、ちょっと面倒かもしれませんが、こちらの方が自由度は高いですよ。もちろん、後から変更する必要が無い名前を付けましょう。
参考 パーマリンク設定については、こちらで詳しく説明しています。
https://hprs1.com/wordpress-seo-pa-marinku/
メディア設定
メディア設定を行います。メディア設定とは画像ファイルに関する設定で、ファイルの保存フォルダに関して変更できます。
設定方法は次の通りです。
- [設定]⇒[メディア]の順で開く。
- [ファイルアップロード]の[アップロードしたファイルを年月ベースのフォルダに整理]のチェックマークをオンまたはオフにする。
※「ブログ」ならオン、「ホームページ」ならオフが使いやすいと思います。 - [変更を保存]をクリックする。(変更した場合)
- 設定が保存される。
これで、メディア設定が変更されました。こちらも、後から変更してしまうとそれ以前に挿入した画像をすべてやり直すことになるので、最初に決めてしまうことが重要です。
初心者向きのテーマ(テンプレート)とは?
ワードプレスは、テーマ(テンプレート)と呼ばれるひな形によって、デザインを着せ替えるように使用します。つまり、テーマ選びが必要になりますが、ワードプレスは必ずテーマを設定しないと動作しませんので、最初から何らかのテーマが設定されているはずです。
とりあえず練習するのであれば、そのまま使ってみればよいと思います。初心者用のテーマというものは特にないんですが、ワードプレスに標準インストールされているテーマであれば、機能が少ない分、悩まずに使えるかもしれませんね。
テーマの変更はワードプレスを使ってみて、「もっとこんな機能がほしいなあ」とか「別のデザインを使ってみたいなあ」と思ったら、その時に別のものを探せばよいと思います。(ブログ向け、ホームページ向け、企業向けなど、様々なものがありますよ。)
参考 ワードプレスのテーマについては、こちらで詳しく説明しています。
https://hprs1.com/wordpress-te-ma-insuto-ru/
早速、記事を書いてみましょう。
下準備が出来ましたので、実際に記事を書いてみましょう。記事とは、ワードプレスをブログで利用することを想定した言い方ですので、ホームページに置き換えていただければ、まったく問題ありませんよ。(ワードプレスでは、記事を「投稿」と呼んでいます。)
書き方(作成方法)は次の通りで、とても簡単です。
- [投稿]⇒[新規追加]の順で開く。
- [ここにタイトルを入力]に記事のタイトルを入力する。
- ツールバー下の空白部分に本文を入力する。
- [下書きとして保存]をクリックする。
- 投稿が下書きとして保存される。
これだけで、最低限の記事(ホームページ)が書けます。HTMLをまったく使うことなく文章が打てるので、誰でも入力できると思います。(もちろん、HTMLを使うこともできますよ。)なお、[プレビュー]ボタンをクリックすれば、実際の表示が確認できます。
詳しい書き方(作成方法)は、こちらで説明しています。(画像の挿入方法も説明していますよ。)
https://hprs1.com/wordpress-kiji-tsukurikata/
参考:書いた記事は、本番環境に移行できるの?
InstantWPで書いた記事を本番環境に移行することは可能です。ただし、全ページを一括で移行すると修正個所が多すぎて大変ですので、1ページずつコピー&ペーストすると簡単です。なので、せっかく書いたものがすべて無駄になることはありませんので、安心してください。
慣れてきたら、いろいろ試してみましょう。
記事の書き方に慣れたら、いろいろ試してみてください。ワードプレスには、いろいろな機能がありますので、何がどのような働きを持っているのかを知ってほしいんです。なぜなら、記事を書いただけでは、サイトとしては未完成だからです。
ワードプレスには、投稿に関連したものとしてカテゴリーやタグがありますし、投稿に似たものとして固定ページと言うものもあります。さらにはメニューも作れますし、テーマのカスタマイズ機能もあれば、ウィジェットと呼ばれる機能もあります。
これらの機能を使いこなして、初めてサイトとして完成します。なので、すぐに使いこなせなくても機能を知っておけば、「○○をしたいなあ。そうだ、あの機能が使えるんじゃないか?」と気づけるわけです。
このような理由から、いろいろ試して、何がどんな働きをするのか調べておきましょう。
カスタマイズしたいときは、プラグインを導入しましょう。
テーマが持つカスタマイズ機能以上のカスタマイズをしたいときは、プラグインを導入するとかなり簡単です。プラグインはテーマを拡張できるワードプレスの標準機能で、本来はテーマに存在しない機能を簡単に増やせます。
もちろん、初心者のうちからカスタマイズを考える方は少ないと思いますが、今使っているテーマに対して機能が足りないと感じたときには、プラグインで機能拡張できますので安心です。今すぐには使わないかもしれませんが、プラグインの存在は知っておきましょう。
ちなみに、基本的には自分の使いたい機能があるテーマを選ぶようにすると無難です。というのも、プラグインは便利である代わりに、ワードプレスの動作を重くしてしまうからです。詳しい方の中には、プログラムを改造して機能を追加する方もいるくらいですからね。
ですが、初心者の間はプラグインを頼ってカスタマイズすれば問題ありませんので、そんなに神経質にならなくても構いませんよ。(一応、知識として知っておいてください。)
参考 プラグインのインストール方法は、こちらで詳しく説明しています。
https://hprs1.com/wordpress-puraguin-insuto-ru/
もし、ワードプレスの動作がおかしくなったら?
先ほど、いろいろ試してくださいと言いましたが、これはInstantWPを使えば本番さながらの練習環境が手に入るからでした。すると、中にはやり過ぎてワードプレスにログイン不能になったり、動作がおかしくなる方もいるかもしれませんね。
そんな時は、InstantWPを準備し直せばいいだけです。準備し直すのは、少々面倒くさいかもしれないですけれどね。これが、いきなりサーバーをレンタルして、公開された状態のワードプレスを使う場合との大きな差です。なので、むしろ失敗しまくってもいいくらいなんですよ。
なお、準備し直すのも面倒だと思いますので、バックアップを作っておきましょう。やり方はとても簡単で、ある程度初期設定ができた段階でフォルダをコピーすれば、バックアップになります。バックアップの作りやすさという点でも、InstantWPは優秀なんですね。
バックアップしたInstantWPのフォルダは、ZIP で圧縮するとかなり容量が小さくなるのでお勧めですよ。
私がInstantWPを推薦した理由は、このように、トラブルが怖くないというのが最も大きいところなんですよ。
まとめ:まずは、InstantWPでしっかりと練習しましょう。
いかがでしたか? ワードプレスの初心者に役立つ、失敗しない始め方を説明しました。
今回説明したのは、最初はInstantWPを使って練習しましょう、ワードプレスの使い初めに行うべき初期設定とは?、初心者向きのテーマ(テンプレート)とは?、早速記事を作ってみましょう、慣れてきたらいろいろ試してみましょう、カスタマイズしたいときはプラグインを導入しましょう、もしワードプレスの動作がおかしくなったら?、などのポイントでした。
ワードプレスは、慣れればとても簡単なツールですが、初めのうちはまったく理解不能な方もいらっしゃるかもしれません。特にパソコンが苦手な方には、ハードルが高いかもしれないですね。だからこそ、無料で簡単に使えるInstantWPで始めてもらう方法を説明しました。
初心者でも始めやすい方法だと思いますので、ぜひチャレンジしていただければと思います。ワードプレスの使い方に慣れたら、本番用のワードプレスの準備に取り掛かかりましょう。
※ WordPress(ワードプレス)のカテゴリーで関連情報をご覧いただけます。
以上、「ワードプレスの初心者に役立つ、これなら失敗しない!」と題して説明しました。